「HG スコープドッグ」に拡張パーツを組み合わせて「ブルーティッシュドッグ」を製作!カラーモジュレーションで立体感を強調して仕上げる!【装甲騎兵ボトムズ】
2025.04.10ATM-09-GC ブルーティッシュドッグ【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2025年5月号(3月25日発売)
▲ 腕は拡張パーツセット4を使用。ガトリングガン砲口はドリルで穴を広げ、アイアンクローは先端をシャープに削り込んだ



■はじめに
HG スコープドッグと拡張パーツセットを組み合わせたブルーティッシュドッグです。塗装は必須となりますが、パーツを組み替えることにより簡単に再現できます。また可動性能が非常に高くさまざまなアクションポーズを楽しめます。
今回の作例では気になる箇所のディテールアップを行い、塗装はカラーモジュレーション技法で立体感を強調しました。ウェザリングやチッピングは控えめ、かつ繊細に行いました。
■腕部
肩アーマーは成型の都合上、間隔が不均等で形状も違うので一度切り飛ばし、市販パーツを均等に並べました。肩は可動を妨げない程度に肉抜き穴をプラ材で埋めています。
握り拳はウェーブ1/35キットのものを加工・流用し、平手はキットをベースに他キットのものを組み合わせて、指を大きく開いたものに改造しました。手の甲のアーマーは底面を削り、厚みを2/3ほどにし、さらに小型化しています。
■脚部
足の甲のアーマー基部も一度切り離し、設定画に合わせて加工後に再接着しました。
■塗装手順
グレーサフ→下地色(ガンメタル)→本塗装(各色明暗を作りグラデーション塗装)→Mr.ウェザリングカラー各種でウォッシング→ピンウォッシュ→ラッカー塗料クリアー系でシャドーおよびハイライト吹き→デカール貼り→Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッドでフィルタリング→リベット等凸部を明色で筆塗り→デザインナイフで塗料を剥がしチッピング→リアルタッチマーカー各種で仕上げ、の工程になります。
■カラーレシピ
本体色はフィアナのイメージを投影して、アニメ設定よりもピンクに寄せました。また配色パターンはほぼそのままですが、一部好みでメタリック色にしています。
ピンク=AT-21 ローズピンク+ピンク
グレー=ノーツフレッシュ+ニュートラルグレー
茶色=CB-10 ココアブラウン
ガトリングガン他=グレーグリーン+ガンメタル
カメラモジュール=ライトガンメタル
レンズ=グリーン+ブルー+レッド
ターンピック=ライトガンメタル
デカールはウェーブの1/35ATデカール2を使用し
ました。
■おしまいに
今後のシリーズ展開も楽しみです!

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット“ ハイグレード”スコープドッグ+バーグラリードッグ+スコープ用拡張パーツセット3+スコープ用拡張パーツセット4+スコープ用拡張パーツセット5使用
ATM-09-GC ブルーティッシュドッグ
製作・文/更井廣志
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ⓒサンライズ
更井廣志(サライヒロシ)
第2回全日本オラザク選手権銀賞受賞後プロデビューしたベテラン。細やかなウェザリングを得意とする。