エアブラシ入門にピッタリ!オーロックス最新充電式エアブラシ「Ver.3.5」の“エントリーセット”が新登場!【月刊工具】
2025.04.22
月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。 月刊ホビージャパン2025年5月号(3月25日発売)
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「AERO CROSS Portable ver.3.5 EM」実践!
How to use
▲ メカトロウィーゴは水性ホビーカラーで塗装。白いボディのミルクと黒色のカカオのふたつがあり、塗装するのに最適な成型色です。まずはフレームをまとめてレッドブラウンで塗装します
▲ ボディは濃緑色。黒い成型色全体に覆うように塗っていきます。0.4mm口径で広めに吐出されるので簡単に全面を塗装できます
▲ 続いてよもぎ色で上塗り。ハンドピース後部のネジを締めてから、指でもボタンを下げる量を減らして細吹きに。スジ彫りやパーツのフチに濃緑色を残しつつ塗ります
▲ さらによもぎ色にホワイトを足したハイライト色を面の中心にうっすらと塗布します。元のよもぎ色も残して、3段階の色が表面に混在するようになりました。グラデーション塗装もしっかりできていますね
完成!!
▲ パーツを合体して完成。フラットな塗装からグラデーションまで問題なく塗装出来ました。もう片方は光沢のピンクを塗装。こちらもしっかりと光沢が出ていますね
メカトロウィーゴ No.02 “ミルク&カカオ”
●発売元/ハセガワ●2420円、発売中●1/35
How to use
▲ 同じくハセガワから「ヤンマー トラクター」キットを使用。こちらは外装をメタリック塗装していきます。まずはシルバーをラッカー系で赤い外装パーツに塗装します(数パーツのみですがラッカー系の塗装時はしっかり換気しましょう)。粒子の大きめなメタリックも難なく塗装できます
▲ タミヤアクリル塗料のクリアーレッドを上から塗布。ラッカー系塗料の上に水性塗料のクリアーだと下地を侵さないので、簡単にキャンディ塗装が可能です
▲ 全体に均一に乗せればこの通り。色を重ねすぎても意味がないので、表面を見つつ塗料で一膜くるんで作業完了です
▲ ゴールドは成型色に水性ホビーカラーのスーパーファインゴールドを使用。オレンジっぽい成型色の金をギラギラのゴールドにします。2回重ねればそれはもうギラギラに
▲ 付属のフィギュアもエアブラシで塗りましょう。作業着っぽい色はエアクラフトグレーにし、マスキングしてからゴム長っぽい色をジャーマングレーで塗ります
▲ エアブラシはこんな使い方もある、というのが筆にとった汚し塗料をエアーで吹き飛ばして表面に散らすスパッタリング。ランダム性が楽しい作業です。「Mr.ウェザリングカラー」を使用しているので、ガラス面などにやりすぎたと思ったら拭います
完成!!
▲ ということでメタリックが映える塗装で完成。ハセガワの建機・農機シリーズ、パーツがとってもこまかく実物が縮小されたかのような模型で、これはとても楽しい…! エアブラシでメタリック塗装も汚しも、しっかりと完遂できました
ヤンマー トラクター YT5113A
●発売元/ハセガワ●3520円、発売中●1/35
まとめ
エアブラシシステムが簡単に導入できる「充電式エアブラシ」。0.4mm口径で幅広の塗装やグラデーションまでエアブラシらしいさまざまな塗装を楽しむことができます。見た目にも鮮やかで、すでに持っていてもサブ機としてちょっと欲しい…とも感じます。その可搬性の良さで場所も選ばないなので、水性塗料であれば塗装ブースを展開してサッと始められる手軽さも魅力です。ぜひエントリーモデルでエアブラシ塗装、楽しんでみてください。
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