HOME記事工具・マテリアルエアブラシ入門にピッタリ!オーロックス最新充電式エアブラシ「Ver.3.5」の“エントリーセット”が新登場!【月刊工具】

エアブラシ入門にピッタリ!オーロックス最新充電式エアブラシ「Ver.3.5」の“エントリーセット”が新登場!【月刊工具】

2025.04.22

月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。 月刊ホビージャパン2025年5月号(3月25日発売)

オーロックスの最新機種が“エントリーセット”になって新登場

オーロックスエアブラシセットのメイン画像

 切れ味鋭い片刃ニッパーやグリップにこだわったナイフ、コンパクトな電動工具など、品質の高い工具を取り扱うオーロックス。今回は同社の代表的製品、充電式エアブラシがエントリーモデルとして新登場します。最新モデル「Ver.3.5」のエアブラシのいいところをあつめたシンプルかつ入門にピッタリのエアブラシセットで、塗装を楽しんでいきましょう。

解説/けんたろう、月刊工具スタッフ


ココが良い!「ver.3.5 EM」のチェックポイント

オーロックスエアブラシセットの全体画像

AERO CROSS Portable ver.3.5 EM メタリックレッド、メタリックブルー、メタリックライム

●発売元/オーロックス●11480円、発売中

オーロックスエアブラシセットの付属ツールの画像
オーロックスエアブラシセットの取扱説明書の画像
▲ 説明書が付属し、扱い方が丁寧に解説されています。しっかり読めばあなたもエアロクロスマスター

EM=エントリーモデルとなる今回のアイテムのオススメポイントをチェックしよう。

■好きな色を選ぼう!
 まず目を惹くのが鮮やかな色の本体。赤、青、黄色の3色とも良い色合いで、視認性も高いキレイな仕上がりです。気分の上がる色を選びたいところ。

■性能は最新モデルの「ver.3.5」
 性能は同社最新モデル「ver.3.5」なので性能はばっちり。サイズの大きなカップやクリーニングツールなどちょっとうれしいアイテムも付属しています。

■口径が使いやすい0.4mm
 通常セットでは先端の口径が変換できるパーツが付属していましたが、エントリーモデルでは0.4mmのセッティング。扱いやすく、塗料も吹きやすい口径になっています(別途用意すれば口径変更可能)。

セット内容/・ハンドピース(0.4mm口径)・コンプレッサー・バッテリー(1個)・USB充電ケーブル・うがいキャップ・クリーナーニードル、ブラシ・スポイト・小型レンチ


操作もシンプルな「AERO CROSS Portable ver.3.5 EM」の仕様をチェック

覚える操作はこれだけ

オーロックスエアブラシの操作方法の画像1
オーロックスエアブラシの操作方法の画像2
オーロックスエアブラシの操作方法の画像3
オーロックスエアブラシの操作方法の画像4

▲ エアブラシとコンプレッサーをネジで接続したら、コンプレッサー横のスイッチを押しましょう。短いエアーチャージがあり、スタンバイが完了します。あとはハンドピースのボタンを押すと先端からエアーが出ます。塗料がカップ内に入っていれば、ボタンを押して空気を出し、引くことで塗料が吐出します。空気、塗料をそれぞれコントロールするダブルアクション方式で、これが操作の基本となります

エアブラシ性能もバッチリ

オーロックスエアブラシの噴射イメージの画像1
オーロックスエアブラシの噴射イメージの画像2

▲ エアー圧のカタログスペックは7~9psiとあり、0.6Mpa/hぐらい。数値上はほどほどですが、体感もう少し力強いです。幅広に吹くのも細部を吹くのも使いやすい圧力となっています

エアブラシの洗浄にはうがいキャップを使おう

オーロックスエアブラシの洗浄イメージの画像1
オーロックスエアブラシの洗浄イメージの画像2

▲ 先端のキャップ形状が穴開きタイプなので、それを塞ぐためのうがい用ゴム製キャップが付属します。先端が空気で押し広げられないように抑えてからボタンを押せばうがい洗浄ができます

バッテリーは充電式

オーロックスエアブラシのバッテリーの着脱の画像
オーロックスエアブラシのバッテリー充電の画像

▲ 使用前、使用後にはバッテリーを充電しておきましょう。コンプレッサーの下端を回して外し、付属のケーブル(USB-C規格)で充電できます。フル充電(45分程度)で30分の作業が可能となっていますが、自動オンオフ機能のおかげでエアーの吐出時しか動かないため、実際には数時間程度塗装できたりします

水性塗装ならコレくらいでOK!

塗装ブースのイメージ画像
▲ 使用塗料と溶剤、希釈用の皿と混ぜ棒、パーツ保持のクリップとスタンド、そして塗料の飛沫をキャッチするための塗装ブース、ツールを拭うなど便利なティッシュ(ティッシュは丸めてブース手前に広げておくとより飛沫をキャッチできます)、写真に写っているもの程度で作業が可能です。場所も取らないのはいいですね

塗装のコツは“希釈具合”! 要点を覚えておこう

エアブラシ塗装で大事なのは“希釈”です。この希釈さえ覚えてしまえば、エアブラシ塗装で失敗することはほとんどなくなります。今回の0.4mm口径での希釈を覚えておきましょう。

水性ホビーカラーの場合

水性ホビーカラーの画像
水性ホビーカラーの希釈の画像1
水性ホビーカラーの希釈の画像2
水性ホビーカラーの充填の画像
水性ホビーカラーのエアブラシ塗装の画像

 水性ホビーカラーでは塗料1に対して、溶剤1~0.8程度、気持ち溶剤が少なめの希釈がおすすめ。実際には塗料と溶剤を別々の皿に同量程度取り出してから混ぜればOK。この方法で平滑に塗装ができ、失敗もぐんと減ります。

最適な“粘度”を覚えておけばどんな塗料も怖くない?

 ほかの塗料シリーズになったとしても、最適な粘度を覚えておけば大抵キレイに塗装することができます。塗料を一滴板に垂らして傾け、動かない塗料は濃すぎ、細く流れ出すのは薄すぎ、同じ幅で流れていくのがちょうどいい、といった具合です

希釈は真ん中のふたつの範囲

水性ホビーカラーの希釈の具合の参考画像

濃い希釈

水性ホビーカラーの希釈の具合の参考画像2

薄い希釈

水性ホビーカラーの希釈の具合の参考画像3
水性ホビーカラーの希釈の具合の参考画像4

▲ 塗料が濃いと表面がつぶつぶ、塗面もザラザラになります。逆に薄すぎる場合は吹いても定着しない、表面で流れて塗料だまりができてしまったりします。

[次のページ]「AERO CROSS Portable ver.3.5 EM」実践! >

©MODERHYTHM/Kazushi Kobayashi Licensed by YANMAR

1 2
この記事が気に入ったらシェアしてください!

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2025年5月号

ご購入はこちら

月刊ホビージャパン2025年4月号

ご購入はこちら

月刊ホビージャパン2025年3月号

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー