HOME記事ガンダム「HG マグアナック(ラシード機/アブドゥル機)」ウェザリング&ディテールアップで砂漠の歴戦の勇士感たっぷりの一機に!【新機動戦記ガンダムW】

「HG マグアナック(ラシード機/アブドゥル機)」ウェザリング&ディテールアップで砂漠の歴戦の勇士感たっぷりの一機に!【新機動戦記ガンダムW】

2025.04.12

WMS-03 マグアナック(ラシード機/アブドゥル機)【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年5月号(3月25日発売)

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▲アブドゥル機は大型の肩アーマーを装備。頭頂部前後にはセンサーが備わっている
▲肩アーマー後部が長くなっており、バーニアが追加されている
▲カメラやセンサーはホイルシールを貼ってディテールアップ。表面はUVレジンでコートすることで奥行きを出すとともに剥がれ防止を行っている
▲肩アーマーの黄土色部分はキットではシール再現になっているので、0.3mmプラ板で別パーツ化して塗装しやすくしている。塗装の際はシールを型紙として使用した
▲アブドゥル機の肩アーマーは正面から見たときに裏側が露出するので、モールドを追加したプラ板でフタパーツを製作。塗装後に貼り付けた
▲砂漠で運用することでの退色を表現するため、テンプレートを使用して下地の白サフをまだらになるように吹いている
▲各部バーニアなどの丸モールドは市販の3Dプリントパーツに置き換え。部位によってバーニアやセンサーにしたりと表現を変えている

▲ラシード機/アブドゥル機にはビームライフル、ヒートトマホーク、シールド、アームライフルが付属。各武装も汚しやドライブラシで使用感を出している

 30周年の『ガンダムW』よりマグアナックです。マグアナックといえば、月刊ホビージャパン2021年2月号の40機オリジナルマグアナック企画で初めて誌面に載せてもらったのが懐かしいです。今回はラシード機/アヴドゥル機のコンパチキットを担当。差し替えで両機とも再現できるよう製作しました。キットの基本的なスタイルやバランスは良好なので、整面と若干のディテールアップで製作しています。

■製作
頭部:側頭部パーツを後ハメ化することでヘルメットの合わせ目消しが可能です。簡単にカットできます。カメラはホイルシールをカットして貼り付け、UVレジンでコート。アヴドゥル機の頭頂部センサーも前後ともにホイルシール+UVレジンです。
胴体:設定画と比べると胸部中央の厚みがやや不足しているように感じたので、プラ板貼り付け後に縁を面取りをして設定画のイメージに寄せています。
腕部:ヒジ上下外装の縁が薄くなるように整形し、手首カバーを追加しました。肩アーマーは両機とも黄土色部分をプラ板で別パーツ化。塗り分けを簡潔にするとともに立体的に見えるようにしています。
武装:ビームライフルは合わせ目を処理してから塗装していますが、グリップは塗膜剥がれを考慮してヤスリがけ後にツヤ消しトップコートを吹いたのみにしています。ヒートトマホークもグリップと腰部ラックに懸架する部分は同様にして仕上げています。
 その他、腰アーマーや足甲にある丸モールドはキットパーツを削り取り、市販品の3Dプリントパーツに変更しました。センサーとバーニアを場所によって使い分けています。ラシード機用のヒジおよびヒザアーマーははさみ込みになっているので、合わせ目をモールドとして処理しました。

■塗装
 砂漠の歴戦の戦士というイメージで、塗装のヤレを再現するため、白サフをまだらに吹いて退色表現の下地を作っています。メインカラーのこげ茶、黄土色部分はどちらもMr.カラー戦車色のレッドブラウンとダークイエロー、ベージュ部分はセイルカラーを使用しました。スミ入れ後にツヤ消しコートを行い、ウェザリングを施しています。スミ入れ、ウェザリングはファレホを使用。黄土色系でウォッシング後にチッピングを行い、最後に足周りの砂汚れをドライブラシで表現しました。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ハイグレードアフターコロニー”

WMS-03 マグアナック(ラシード機/アブドゥル機)

製作・文/豆タンク


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ⓒ創通・サンライズ

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豆タンク(マメタンク)

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