リアライズモデル「コマンドウルフ」をディテールアップ!全塗装&ウェザリングでかっこよく仕上げる!【ZOIDS】
2025.03.31全塗装&ウェザリングでコマンドウルフを攻略せよ!
タカラトミーの新たなゾイドシリーズ「リアライズモデル」から、根強いファンを持つコマンドウルフが発売となった。最初期とTVアニメでも登場し、バリエーションも多岐にわたって立体化されてきた人気機体。リアライズモデルでは、先に発売となったブレードライガー、ジェノザウラーと比べ小型であり、今後のバリエーションも考えるとコレクションしやすいのもうれしいところ。それでいて、可動やメカディテールには一切抜かりなく作り込まれている点も評価できる。
今回の作例では、プラ材の強度や安全基準によりオミットされていた部分のディテールアップは施したものの、基本のシルエットはそのままに、ウェザリングを加えてストレートなコマンドウルフとして製作している。
9月には本体カラーと装備が変更されたコマンドウルフアーバイン仕様も予定されており、ますます充実するラインナップも楽しみである。
リアライズモデルの最新キットであるコマンドウルフを担当しました。
ゾイドの中でもライガーシリーズに並ぶ知名度があり、バリエーションも豊富な人気機体ですね。最初期から登場しているゾイドなので、当時物のムービングキットを持っていたという方も多いのではないでしょうか。
■製作について
可動やディテールが緻密に再現されていて素組みでも楽しめるキットですが、作例なのでディテールアップと塗装を見越した製作をしていきます。
コマンドウルフの特徴である後ろ脚サイドから出ているスモークディスチャージャーが上下一体化されているので、間をハイパーカットソーで上下カット。分割できたらカットした部分をペーパーや棒ヤスリで形を整えていきます。その側面にあるカバーの部も穴が塞がっているのでピンバイスで開口しました。
首の下のパーツには合わせ目が出るので、段落ちに整形。その他パーティングラインは45°のケガキを使用しました。また足の裏も肉抜きされているので、エポパテで埋めています。足首周辺にはパーツがはまりますので、いったん仮組みしてから穴を埋めてください。
■塗装について
下地にはグレーサフを使用します。内部フレームはファントムグレーで塗装。本体の白は、アルティメットホワイト:イエロー=4:1で塗装します。細かい塗り分けは筆塗りで仕上げました。
■ウェザリングについて
エナメルカラーのダークアイアンでスミ入れし、さらに希釈したダークアイアンを使って軽くフィルタリングやストレーキングを加えていきます。
外装のエッジ部分にはファレホのクロームシルバーでチッピングを追加。しつこくならない程度で抑えています。最後に軽くバフとカーキドラブを外装エッジ部分と足周りに吹けば汚しも完了です。
タカラトミー 1/100スケール プラスチックキット“リアライズモデル”
RMZ-003 コマンドウルフ
製作・文/小澤京介
1/100アクションプラモデルシリーズ リアライズモデル RMZ-003 コマンドウルフ
●発売元/タカラトミー●3850円、発売中●1/100、約15.5cm●プラキット
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小澤京介(オザワキョウスケ)
AFVを中心にスケールモデルを多く手掛けるモデラー。ウェザリングを活かした作例を得意とする。