HOME記事ガンダム徹底高解像度化「HG GQuuuuuuX(ジークアクス)」作例! ディテール再現度の高いキットを、シャープ化・精密化でさらに解像度をアップ!【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】

徹底高解像度化「HG GQuuuuuuX(ジークアクス)」作例! ディテール再現度の高いキットを、シャープ化・精密化でさらに解像度をアップ!【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】

2025.04.08

gMS-Ω GQuuuuuuX【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)

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▲トメノスケ・ヒート・ホークは攻撃時のみ発熱するという演出が印象的。作例はケーブルのみ共通にして、通常時/発熱時を別々に製作した

▲特徴的な形状のビーム・サーベル刃。作例は先端にランナー片を貼り足し、削り出して鋭利に整形。塗装でグラデーションも加えた

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』素晴らしいですね! 今回のHG GQuuuuuuXは繊細な造形ながらダイナミックな可動設計で、新鮮な気持ちで楽しく組めました。お題のディテール再現のほかに、設計上発生してしまう合わせ目や、安全基準からの丸いエッジを処理しながら製作しています。

■製作
 工作はキャプションで説明しているので、やったことを箇条書きです。
 頭部アンテナは立体映え優先でシャープ化。劇中でも印象的だったボルトはピンバイスで開口してプラ材や真鍮線で精密に作り直し。
 上腕の赤いラインが設定と比べて厚いので接着、合わせ目を消したあとに塗装で再現。前腕の合わせ目は手首接続部「エ」の字をスライドさせるかたちで後ハメ加工。握り手は手の甲を複製しビルドハンズ角型に移植。
 胴体の青い襟先のパーツや腰の白いパーツをシャープに見せるため、薄く細長いプラ板をパーツに沿わせながら接着し削り込み。腰のビーム・サーベルラックは磁石での脱着に変更。脚部は数ヵ所合わせ目が発生します。太モモ裏は分割位置を変更、ふくらはぎは一部別パーツ化して内部タンクを後ハメ加工、すその赤いパーツは接続ピンの切り欠きで後ハメ加工してそれぞれ処理しました。ヒザ内側のパイプは2mm径のアルミ線で作り直し、ふくらはぎのフィンや板状のソールを削り込みでシャープ化。
 背中のスラスター本体の一部モールドがオミットされているので設定を参考に再現。トメノスケ・ヒート・ホークのワイヤーを0.8mm真鍮線等で作り直し。コア・ファイターのキャノピーは合わせ目を消してシリコーンで型取りし、クリアーレジンに置換し透明なキャノピーに。上面のフレームは0.8mm真鍮線で作り直し。

■塗装
 ランナーの色味を参考に調色しました。白は設定画では2色使われているので純白と薄水色を使い分けています。ちょっとガンメタ気味の黒はスターブライトアイアンにEx-ゴールドを足し少し茶色がかったガンメタに。赤ラインは付属のシールを使用、余白をできる限り切除してから貼っています。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ハイグレード”

gMS-Ω GQuuuuuuX

製作・文/tauyo

HG GQuuuuuuX(ジークアクス)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2200円、発売中●1/144、約13cm●プラキット


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ⓒ創通・サンライズ

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tauyo(タウヨ)

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