「HG GQuuuuuuX」をお手軽グレードアップ! 細かな塗り分けの攻略法をじっくり解説【ジークアクス】
2025.03.01
きみにもできる!!ガンプラ簡単製作法[HG GQuuuuuuX編] 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)
STEP-7■カラーリングシールを活用しよう!
▲カラーリングシールを貼っていきましょう。目は小さいシールなので、ピンセットで正確な位置にセットします
▲爪楊枝でシールを優しく押し付けながら、ディテールになじませていきます。嬉しいことに目は予備が用意されているので、気張らず貼っていきましょう
▲シール台紙は最大限活用。黄のラインの余白は切って貼ると塗装の代わりに色再現に役立ちます。あらゆる場所に使えるわけではないですが手間がなく簡単に色を再現することができ、作業が大幅に楽になります
STEP-8■テトロンシールを貼ってみよう!
▲キットには赤いラインを再現するためのテトロンシールが付属しています。薄く、粘着力が強いため貼るだけでリアリティが高まるスグレモノです
▲テトロンシールは粘着力が強く剥がれにくいのが特徴です。ただ、そのために貼る位置が決めづらくもあります。ここは水を粘着面に付け、一時的に粘着力を弱めましょう。これで位置決めしやすくなります。位置が決まったら、綿棒やティッシュで水を拭き取りましょう
▲完成状態。位置をピタリと合わせることができました。水を拭き取れば粘着力が落ちることもないので、この方法はとても効果的です
■完成! HG GQuuuuuuX(ジークアクス)
映画館でガンダムファンの度肝を抜いた、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』。フラッグシップモデルとなるHG GQuuuuuuXは山下いくと氏による複雑なデザインを巧みに再現しており、ガンプラの限界にチャレンジしているキットといっても過言ではありません。今回は色が再現されていない部分の塗装に注力していますが、全部塗ろうとすると大変なので、自分が気になる部分だけをポイント塗装する、ぐらいが適切であると感じます。ぜひこのキットを貴方のマヴにしてくださいね!
▲完成状態。そもそもでキットの再現度がかなり高く、「きみにもできる」コーナーとしては細かい作業が多かったかもしれません。そのぶん作例は細部まで完成度が上がり、より精密な印象になっています
▲頭部はアンテナのボルト、両耳(?)のダクトなどを塗り分けたことでハイディテールさが際立ちます。顔周りはやはりこだわりたいところですよね
▲背中のスラスターは塗り分けが多めのポイント。特に中のフィンは黄で塗装すると見映えが格段によくなります
▲可動範囲がとんでもなく広いこのキット。成型色活かしであれば塗装剥げを気にせずにポージングを楽しめます。今後どんな戦いを見せてくれるのか期待が高まりますね!
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ⓒ創通・サンライズ
林哲平(ハヤシテッペイ)
モデラーとしても一流の腕前を持つホビージャパンスタッフ。あらゆるジャンルの模型に精通している。