HOME記事ガンダム「HG GQuuuuuuX」をお手軽グレードアップ! 細かな塗り分けの攻略法をじっくり解説【ジークアクス】

「HG GQuuuuuuX」をお手軽グレードアップ! 細かな塗り分けの攻略法をじっくり解説【ジークアクス】

2025.03.01

きみにもできる!!ガンプラ簡単製作法[HG GQuuuuuuX編] 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)

STEP-3■白化した部分をリタッチしよう!

▲どんなに気を付けていても、ゲート跡の白化は完全には防げません。ここはリカバリーしてみましょう
▲やり方は成型色と同系色のリアルタッチマーカーを塗るだけ(明るい赤の場合はオレンジのほうがちょうどよ馴染みます)。まずは白くなったゲート跡に、ちょんちょんと塗料を乗せていきます
▲塗料を指先で拭き取ります。白化部分にリアルタッチマーカーが染み込んで、目立たなくなります
▲リタッチした状態。ほとんど白化部分がわからなくなりました。簡単ですがたいへん効果的なので、無塗装派の人でもリアルタッチマーカーは一式揃えておくと役立ちますよ

STEP-4■スミ入れをしてみよう!

▲各部のスジ彫りや凹凸をより強調するために、リアルタッチマーカーでスミ入れをしてみましょう。まずははみ出しを気にせず、ディテール部分に書き込んでいきます
▲はみ出しを指やティッシュで拭き取ればスミ入れ完了です。乾いて拭き取れないときは強アルカリ系洗剤を染み込ませた綿棒などで落とせます
▲ダクトの内側のような凹部のディテールは、ガンダムマーカースミ入れ用ブラックで塗りつぶしてしまいましょう
▲ダクトを塗りつぶした状態。内側が黒くなったことで奥行きのある表現となり、ディテールが多いこのキットをより引き立てることができるのです

STEP-5■水性塗料の拭き取りを活用しよう!

▲アンテナ先端部は設定で白い塗り分けがあります。ここを攻略してみましょう。まずは隠蔽力の高い、アクリジョンベースカラーホワイトを爪楊枝の先ですくってディテールを埋めるように塗っていきます
▲塗り終わったら、強アルカリ系洗剤を綿棒に染み込ませてはみ出した部分を拭き取ります。塗料が完全に乾燥すると落ちにくくなるので、塗って1日以内ぐらいに作業するのがオススメです
▲凹ディテールをビシッと白で塗り分けることができました。水性塗料でスミ入れしている感じに近いですね
▲頬ダクトの内側は黄色ですが、濃いグレーの上に黄を直接塗っても暗く沈んでしまい発色しません。まずは先ほどと同様に、アクリジョンベースホワイトを塗ります
▲白が乾燥したら水性ホビーカラーのオレンジイエローを上から塗り、はみ出しを拭き取ります。これでダクトの内側を黄で塗り分けることができました
▲ヒジの丸モールドも頬ダクトと同様の手順で塗装します。小さなパーツなので割りばしに両面テープで貼り付けて作業すると、紛失を防ぎつつ楽に作業ができます
▲バーニアのジャバラ部分の内側は設定では白。ここはアクリジョンベースホワイトを筆で塗装します。隠蔽力の高い塗料ですが、さすがに1回では発色しないので、乾燥させながら何回か塗り重ねましょう
▲はみ出しを拭き取ったら完成。このキットは濃い色の上に白や黄を塗る部分が多く、部分塗装だけでも時間がかかりがち。もし予算に余裕があるなら、ファレホやシタデルのようなより隠蔽力の高い塗料を使うのもいいかもしれません

STEP-6■部分塗装を進めよう!

▲太モモの裏側はフレームと同色なので、水性ホビーカラーのつや消しブラックで筆塗りしていきます
▲ヒザ関節へとつながるパイプも本来であればフレームと同色なので、ここも塗り分けておきましょう
▲凸部分を塗り分ける場合は拭き取りだと塗装部まで塗料を拭ってしまうので、ナイフの刃先ではみ出した塗料を削り取って対処します
▲完成。パイプは正面からでも目立つ部分なので、ここのみを塗るだけでも効果的ですよ
▲手甲の青は、アクリジョン ミディアムブルーとベースホワイトを混ぜると成型色に似た青になるのでこれで塗装。ベースホワイトが入っているので1発で鮮やかに発色します。なお親指付け根には青と黄の塗り分けがあります。かなり細かいですが、こだわるなら塗りたいですね
▲シールド裏は設定で白と黄で塗り分けられていますがかなり手間がかかるので、気軽に作るのであればパイプの黄を塗り分けるぐらいに留めておきましょう。スラスター内側のフィンは黄色です。上の面を塗るだけでも見映えが大きく変わります。無理に内側まで塗らなくてもOK
▲劇中でも印象的なアンテナのボルトを塗り分けてみます。とても小さいディテールなので、ナイフで先端を細く削った爪楊枝を使い、水性ホビーカラーのつや消しブラックで塗っていきます。ランナーのまま作業すると持ちやすくて楽ですよ
▲キットではアンテナの裏側までバッチリ再現されているので、ここもしっかりと塗り分けておきましょう

ⓒ創通・サンライズ

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