HOME記事特撮人と怪獣が共生する世界「Terra-α」とは? SF小説『ツイン・アース』誕生秘話を作者・小森陽一氏が語る!【コモリプロジェクト】

人と怪獣が共生する世界「Terra-α」とは? SF小説『ツイン・アース』誕生秘話を作者・小森陽一氏が語る!【コモリプロジェクト】

2025.02.11

コモリプロジェクト●小森陽一、土井眞一 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)

コモリプロジェクト25年3月号
イメージデジタルディオラマ/山口大輔

コモリプロジェクトHP
Youichi Komori Official Web(y-komori.net

 皆さん、明けましておめでとうございます。コモリプロジェクト代表の小森です。現在は2025年1月1日午前11時24分、燦々と日差しが振り注いで実に気持ちの良い元旦です。ここからまたコモリプロジェクトの軌跡を綴ってまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、堅苦しい挨拶はこれくらいにして、いきなり宣伝からスタートさせたいと思います。もう、手に取られた方もいらっしゃるでしょう。すでに読み終えた方も、いや、二周目に入っている強者もいるかもしれません。そう、1月21日、通算で十冊目の長編小説『ツイン・アース』が発売されました。

小森陽一著「ツイン・アース」

思い返せば三年ほど前、仕事場にお出でになられた円谷プロの塚越会長が「小森さん、怪獣のことが好きですか」というお尋ねから始まりました。
 好きです。そりゃもう好きに決まってます。三つ子の魂百まで、子供の頃に怪獣に出会ってからず~っと狂いっ放しです!
 溢れる想いを吐露しました。すると塚越会長は笑って一言、「分かりました」と頷かれたのです。それから暫くして塚越会長にリモートでのミーティングに招待されました。(一体なんだろう)と不思議に思いつつパソコンの前に座ると、開口一番、「小森さん、怪獣の物語を書いていただけませんか」という申し出が。その瞬間、仕事場での会話がワーッと頭の中に甦りました。
 怪獣の一体一体には個性があり、暮らしがあり、一生がある。そうは考えられませんか?
 それは僕が子供の頃から抱き続けてきた思いです。怪獣は単なる敵役じゃない。宇宙人の手下でも、知能が低い存在でもない。誰も知らないどこかの星で悠々と過ごしているに違いない。そうです、つまりはそれを物語にするのだと理解しました。
「やります」
 もちろん即答です。迷いなんて一瞬もありませんでした。

 この物語を世界中の人に捧げます。怪獣を知っている人にも知らない人にも。主人公達と一緒に地球とよく似たもうひとつの星、Terra-αを思う存分散策してください。

小森陽一執筆風景イメージ
※小森先生の執筆風景はアートディレクター 土井眞一の妄想です。

文/小森陽一
構成・写真/土井眞一

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