「HGUCパラスアテネ」にオリジナルアレンジ! 独特のシルエットとカラーパターンでクセの強い仕上がりに【機動戦士Zガンダム】
2025.02.22PMX-001 パラス・アテネ【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)
シロッコのハンドメイドMSを、さらにクセの強いシルエットに
パプテマス・シロッコがジュピトリス内で設計・開発したハンドメイドMS、パラス・アテネ。型式番号はメッサーラに次ぐPMX-001となっている。機体の最大の特徴は中距離攻撃を主とした武装。2連装ビーム・ガン、小型ミサイルおよびビーム・サーベル搭載のシールド、対艦戦用の大型ミサイルのオプション兵装の他に、肩の拡散ビーム砲、前腕のメガ・ビーム砲、脚部クローなど、まさに全身武器庫といえる重装備である。キットは2006年2月に発売されたHGUCシリーズを使用。ほぼ完璧に機体の特徴を捉えた秀作だけに、ここは作者オリジナルアレンジを加え、独特のカラーパターンと合わせ、ハンドメイドMSらしいクセの強い仕上がりを目指してみた。
PMX-001 パラス・アテネ
パプテマス・シロッコがジュピトリス内で開発・設計したハンドメイドMS。後方支援・索敵用のPMX-002 ボリノーク・サマーン、近接格闘戦用のPMX-003 ジ・Oとの連携を考慮した中距離攻撃用MSとして開発されている。機体名は旧世紀のギリシア神話に登場する“戦いを司る女神”から名付けられたとされる。レコア・ロンドがパイロットとなり、かつて同志だったカミーユやエマと激戦を繰り広げる。
【カラーリングデータ】
グリーン=エヴァグリーン→ライムグリーン
イエロー=キアライエロー→ブロンド
ブルー=マーズディープブルー
レッド=ハーマンレッド
関節グレー=ライトガルグレー
武器グレー=ニュートラルグレーIV
■モビルスーツテクノロジーU.C.0087
今回のお題はパラス・アテネです。ボリノーク・サマーンの発売で、ジュピトリス揃い踏み可能になりました。
■やっちまったなぁ
シロッコ製クセ強デザインMSをさらに進めてクセだらけにしてみました。まずやったのが、動力パイプの撤去。暴挙かとも思いましたが、意外に違和感なくないですか? 次にハイヒール化。実際に妻の靴を見ながらデザインしました。そこからはそれを派生させて、肩や背中の装飾部分の形状を見直して自作パーツに置き換えたり、パーツを削り込んだりしました。およそ兵器としては似つかわしくない装飾デザインですが、シャアとの関係を思い悩み、シロッコに走ったレコアの女性としての部分を体現したというボクの中の「後付け」設定です(笑)。
頭部アンテナは自作パーツに置き換え、ホホの動力パイプ基部は埋めました。フェイスは切り離して後ハメ化しています。
襟元と脇腹のパーツは後ハメ加工。動力パイプ基部を除去しました。股間に装飾を配置。肩の縦横の突起は切り飛ばして自作の装飾パーツに交換。上腕で4mm延長してあります。
ヒザは後ハメ加工。太モモ横に付くアーマーは削り込みで形状変更。かかとの突起状パーツを延長して、ハイヒール形状で装飾してみました。
バックパック中央2本のユニットは先端に装飾を付け、そのぶん途中で長さを短縮してあります。ムーバブル・シールドはいったん2枚貼り合わせて削り込み形状変更しました。大型ミサイルは先端と後端を市販パーツでデコレートしています。
■カラーリング
上記のイメージから派生して、ブランドもののバッグなどのイメージで、ジュピトリスの“JP”を入れ込みたくて、ランダムにマスキングした結果、ご覧のような感じに仕上がりました。迷彩とも違うんですが、なんか面白くなったと思ってます。
■どうですかね?
今回、自分でも大丈夫かな? と思いながら作り進めたのですが、いかがでしょうか? 初見だと「何コレ?」ってなるかもですが、実は基本的なシルエットも変えていないので、見慣れるとこんな感じよねって思えるように仕上げたつもりです。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ハイグレードユニバーサルセンチュリー”
PMX-001 パラス・アテネ
製作・文/GAA(firstAge)
ⓒ創通・サンライズ
GAA(ガア)
2025年2月1日は誕生日で「ラブライブ!アジアツアー横浜公演Day1」現地参戦します!