HOME記事ガンダム最強の可変MSたる傑作機「MSZ-006 Zガンダム」 MG Ver.Kaにさらにアイデアを盛り込んで密度感アップ!【機動戦士Zガンダム】

最強の可変MSたる傑作機「MSZ-006 Zガンダム」 MG Ver.Kaにさらにアイデアを盛り込んで密度感アップ!【機動戦士Zガンダム】

2025.02.15

MSZ-006 Zガンダム【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)

▲ウェイブライダー形態。肩アーマーの変形、腕の伸縮など新たな機構が加わり、さらに薄くコンパクトなシルエットになった

▲主翼は切り欠いてプラ材でフラップを新造。より航空機らしいディテールを加えている

▲胸ダクト下のフィンは断面に段落ちモールドを彫り込み多重装甲っぽい仕上がりに。胸装甲もモールドやセンサーディテールの追加、モールドへのメタリックシールの貼り付けなどで情報量を上げている。腕のプレート内側にもモールドラインを引いて多重装甲っぽさを演出

▲腕もモールドを追加。一部赤いバーなどを内部に貼り込みワンポイントに。前腕の一部はカラーリングを変え、アクセントとしている

▲スネ側面のダクト底面にはハセガワのフィニッシュシートのカーボン柄を貼って、モールドに見立てている。モールドの一部にはラインシールでモールドにアクセントを加えている

▲スタビライザー上面はプラ材の新造で、よりセンサーっぽい形状にアレンジを加えている

 ども、かいんです。今回はモデラー泣かせの好キット、MG ゼータガンダム Ver.Kaを製作させていただきました。アニメ設定画のイメージをしっかり再現しつつ、変形機構やディテールにまでこだわった神キット。切った貼ったの大改造はせず、キット全肯定で主にディテールの追加や置き換えで対応しました。

■装甲開口部ディテール
 キットには、装甲の開口部から内部フレームを露出させたディテールが散見されます。良いアクセントになっているのですが、ひとつひとつのディテールをさらに突き詰めると、作例としての個性も出るかと思います。キットのディテールを活かした「プラスワン」の考え方でディテールアップしてみました。
 その1:露出部に段落ち。その2:レッドラインを追加。その3:周辺装甲に段落ち。その4:デカールの追加。これらをすべて、または組み合わせて対応しました。このひとつのディテールに「プラスワン」で密度を上げていく考え方は、他のディテールに対しても、自分で引いた1本のスジ彫りに対しても応用が利きますのでお試しください。

■装甲断面
 航空機系の機体によく施される装甲断面を薄くする処理。今回は別のアプローチをしてみました。胸ダクトの下のフィン状装甲ですが、縁に段落ちを入れることで薄い2枚の装甲で構成されている感じを演出。肩口の六角形の装甲は断面にスジ彫りを入れることで同様の効果を狙っています。こちらはフレームによる裏面パーツに対する「プラスワン」でもあり、先ほどの考え方と通じるところがあります。

■スラスター内部の処理
 肩、胸、スネに配置される黄色いスラスターですが、内部フレームにより色分けはされているものの、深さやディテールはないため、少しあっさりした印象に見えます。ここにディテールを彫る方法もありますが、今回はハセガワのフィニッシュシートのカーボン柄を貼ってみました。このシート、本来は斜めにラインの入ったシートなのですが、切る角度(貼る角度)によりシマ模様のシートとして使え、フィン状のモールドに見せることができます。露出するフレーム部に少しはみ出し気味に貼って、黄色いスラスターパーツをはめればOKです。

BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット“マスターグレード”ゼータガンダムVer.Ka使用

MSZ-006 Zガンダム

製作・文/かいん(firstAge)


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ⓒ創通・サンライズ

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かいん

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