HOME記事ガンダムハマーンの愛機「キュベレイ」を各部ディテールアップし、“誇り高きジオンのワンオフ機体”のイメージで仕上げる!【機動戦士Ζガンダム】

ハマーンの愛機「キュベレイ」を各部ディテールアップし、“誇り高きジオンのワンオフ機体”のイメージで仕上げる!【機動戦士Ζガンダム】

2025.02.14

AMX-003 キュベレイ【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)

▲フェイスは目頭に切れ込みを入れて、0.15mm幅詰めし、幅詰めしたぶん下側を削り込んでバランス調整し、より美人顔に

▲胸部放熱フィンも角を削ることで単調さを軽減。腰部分は下部で3mm延長して全体のバランスを変更した

▲腰の延長に合わせてのバランス調整と、スネ部分とつま先の間にディテールを入れるための空間作りも兼ねて、足首関節で3mm延長。延長によって隙間ができる部分に、オリジナルでアンクルガードのパーツを追加。つま先側面のカット部分をプラ板で塞いでいる。つま先先端は真鍮線を入れて補強してからプラ板を貼り、削り込んで尖らせている

▲キュベレイは、両肩のバインダーにバーニアが内蔵されており、両腕を肩に格納することで高速機動形態に移行できる。その姿はアクシズを象徴するような高貴で美しい姿に見える
▲肩バインダーの直線的なラインを削り込みで曲線に変更し、より有機的なラインに。ディテールは自作出力品で追加。薄っすらと見える程度の色合いに止め、ワンポイントアクセントにしている

▲バインダー内部は立体感が増すように、MG ガンダムバルバトスの脚部フレームパーツなどを使ってデコレートしている

▲プレミアムバンダイ販売アイテムの「HGUC 1/144 キュベレイ用 ファンネルエフェクトセット」を活用すれば、劇中の様なファンネル射出シーンも楽しめる

■進化したキュベレイ
 初代HGUC キュベレイから刷新されたキット。モールドも塗り分けが必要だった部分はほぼ別パーツ化されました。全体のバランスも見直されて、肩バインダー内部のデザインも変更。より立体的になっています。今回のお題はグロスやパールではなく、シンプルにマットな機体でワンオフ感を出してほしい、ということで、自分なりの解釈で作業を進めました。

■改修点
 全体のバランスを少し長く取りたかったので、腰部分で3mm延長し足首部分で2mm延長しています。肩バインダーは下部のラインを曲線に変更し有機的に。表面のディテールは自作の出力品で、I・フィールド発生装置をイメージしています。内部ディテールはジャンクパーツを使用して、より立体的に変更。
 フェイスパーツは細く切れ長の目にするため、0.15mm幅詰めし目頭部分の切れ込みを入れています。幅が広くなった下部は削り込みによりシャープな印象に。
 胸部の放熱フィンは面構成の変化を付けるため、角部分を逆Rで削り込み、足首の延長で隙間が気になる部分はジャンクパーツで対応しています。
 指先も先端を細くし、より女性的なイメージに。今回使用したジャンクパーツのほとんどは、MG ガンダムバルバトスから流用していますが、ディテールのデザインがキュベレイの内部フレームにマッチします。
 全体のイメージとして、装甲部分のパネル分割は控え、垣間見える内部がゴチャッとしている、ひっくり返すとウワッとなるカブトガニのような感じにしてみました。

■塗装とデカール
 装甲面に見える基本色はマット仕上げにし、フレーム、パイプなどはメタリックで変化を付けています。他のMSとの親和性も考慮に入れるとマット表現のほうが良いですね(そうなると百式のメッキはぶっ飛んでますが)。
 コーションデカールは各メーカーの使い分けで、ロゴマークは自作デカールを使用しています。ホワイトはガイアノーツのイベント限定カラーのキャラクターホワイトです。

■キュベレイという機体
 自分なりのかっこよく美しいラインのキュベレイを製作することができたかと思います。ワンオフ機体の特異性が、同じ世界の同系列のキットに対してどこまで許されるのかが悩みどころではありました。やっぱ、キュベレイは特別なんですよ。以上nishiでした!

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ハイグレードユニバーサルセンチュリー”

AMX-004 キュベレイ

製作・文/nishi

ⓒ創通・サンライズ

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nishi(ニシ)

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