HOME記事キャラクターモデルGT版ラウンドフェイサーを製作! 重厚感を演出する塗装剥がしのHow toも丁寧に解説!【PLAMAX 1/72】

GT版ラウンドフェイサーを製作! 重厚感を演出する塗装剥がしのHow toも丁寧に解説!【PLAMAX 1/72】

2025.02.12

ソルティック H8 ラウンドフェイサー Ver.GT【マックスファクトリー 1/72】 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)

▲リニアガンを持つ左手はキットに付属しないので、市販パーツから丸指タイプの平手を流用した

▲コミックのなかでは豪快に走るシーンが頻繁に描写されているラウンドフェイサー。足の裏側のスペースに磁石やオモリを仕込むことでその疾走の様子が再現できるようになる

塗装剥がし表現の一部始終

 塗装剥がれの表現および汚し塗装過程をご紹介。塗装を実際に剥がすには、ケープなどのヘアスタイリング用のスプレーを用いるのがポイントだ(本来模型に用いるものではないため、使用は自己責任で)

▲①マホガニーサーフェイサーの上から焼鉄色を塗装。しっかり乾いた状態で「ケープ」をたっぷり吹き付けておく②ケープが乾いたら基本色を塗装。ラッカー塗料でOK。※時間を置きすぎると剥がれにくくなるので注意③スパチュラや爪楊枝などで塗膜を物理的に剥がし取る
▲④Mr.ウェザリングカラー グレイッシュブラウンを塗布→拭き取りで薄くウォッシング。この時点でデカールを貼り、半ツヤのクリアーでコート⑤Mr.ウェザリングカラー ステインブラウンでピンウォッシュ(スミ入れ)。半ツヤクリアーでコート⑥Mr.ウェザリングカラー ラストオレンジ、タミヤ ウェザリングマスターA(サンド・ライトサンド・マッド)などを塗布してニュアンスを追加。仕上げにMr.ウェザリングカラー サンディウォッシュを、エアブラシでふわっと乗せノイズを追加。トップコートすれば完了

 今回のお題はGT版ラウンドフェイサー。大胆かつ効率のよいパーツ構成でとても組みやすく、本当にあっという間に組み上がります。プロポーションもバッチリで好印象。可動も素晴らしく、劇中のドタバタ走りポーズも再現可能! とてもかっこいいです。
 製作にあたっては、せっかくなので設定画を見ながらこまかなディテールを追加しつつ作業を進めていきました。

■製作
 頭頂部のセンサーパーツはパイロットフィギュアと一体成型になっているので切り取って後ハメ加工。頭部アンテナは0.5mm真鍮線に置き換えました。
 ショルダーアーマー内側は少しスカスカしているので、プラ板で内張りを製作。肩正面には、設定画にある丸モールドを追加しました。ドリルで1mmの穴を貫通させてから、そこに1mmのプラ棒を通せばかんたんに再現できます。
 フロントスカートはフンドシブロックとの間に隙間があるので、プラ板で埋めました。足の裏は肉抜きが多かったので漫画を見返しながらプラ板でフタをしました。好みで少しだけ形状を変更しています。ハンドパーツはSTYLE-Sのロボマニに変更。
 こんなところですかね。作例なので目立つかもと思ったところを丁寧に処理していった感じなので、全部すっ飛ばしても問題ありません。

■汚し仕上げ
 実はウェザリング作品の経験がほとんどなく、編集担当からは「汚し」ではなく「使用感」を目指して頑張ってみてと激励が。これまで培ってきた経験と、見て知った知識を組み合わせて塗装剥がしの表現に取り組んでみましたが…最終的にとてもかっこよくなっていて本人もびっくりしてます(笑)。難しいことはさておいて、ウェザリングってこんなに楽しかったんだと改めて感じました。
 このGT版のラウンドフェイサーは作りやすくお手軽なので、ウェザリング未経験の方にもおすすめしやすいなーと思いました。

マックスファクトリー 1/72スケール プラスチックキット“COMBAT ARMORS MAX”

ソルティック H8 ラウンドフェイサー Ver.GT

製作・文/ガルマ☆ザビコ

COMBAT ARMORS MAX30 1/72 ソルティック H8 ラウンドフェイサー Ver.GT
●発売元/マックスファクトリー、販売元/グッドスマイルカンパニー●4800円、発売中●1/72、約14cm●プラキット


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Ⓒ太田垣康男/小学館 ⒸSUNRISE

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ガルマ☆ザビコ

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