『装甲騎兵ボトムズ』HI-METAL Rスペシャルディオラマ第2弾! ブラッドサッカーとターボカスタムの迫力ある戦いを特別撮り下ろしでお届け! さらに開発者コメントも到着!
2025.01.30HI-METAL R 最前線!【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)
Q.HI-METAL R ブラッドサッカーの商品化はどういう経緯で決まったのでしょうか。
A.第1弾である「HI-METAL R スコープドッグ レッドショルダーカスタム」のお客様からの評判がよかったので、「HI-METAL Rブラッドサッカー」の発売が実現したという流れになります。本来ならば、「レッドショルダーカスタム」を出した段階で、続いてライバルメカも出す流れになると思うのですが、レッドショルダーカスタムだとライバルメカに相当するATがいないんですよ。なので、第2弾が「HI-METAL R スコープドッグ ターボカスタム」となった時点でブラッドサッカーも決まったんです。「ターボカスタム」に比べて発表から商品化まで時間がかかっていますが、そのぶんデザインや機構は煮詰めていますよ。
Q.ブラッドサッカーにはヘビィ級という設定がありますが、どのようにサイズを決めましたか?
A.設定全高の比率ではかなり大型になることがわかっていましたのでノンスケールであることを活かしターボカスタムよりは大きくするという前提基準からスタートし、劇中イメージに近い範囲でのサイズ調整を狙っています。ただ、ブラッドサッカーはTV版ATよりもコクピット周りがタイトなデザインラインであり、中にアクションフィギュアを入れる制約上、ある程度のサイズ確保は必要で、結果的に設定サイズ比イメージを順守したうえで劇中イメージサイズにまとめることができました。
Q.造形する際、苦労した点はありますか?
A.ブラッドサッカーの頭の形状は丸いのか、正面から見て台形なのか、わからない。これは昔から解釈が分かれていてHI-METAL R的には一応、ゆるい折れはあるんですけど、スコープドッグの発展機体ということで丸くしてますね。他にも右フロントスカート部の凹みは当初穴を開けていたのですが、アクションポーズ時の見映えがよくないこが分かりフタをしました。その他スカート内の太モモを出来るだけ太くして納める工夫や前腕袖口に角度を付ける等、設定画の力強い立ちポーズを再現すべく全体のシルエットには特に気を配っています。
Q.ギミック面でのセールスポイントはありますか?
A.今回、面白いギミックを入れていて、ミッションパック上部のパイプを押し込むと胸部ハッチが少し浮き上がります。これによってブラッドサッカーではいったん上に引き上げるハッチ開閉動作が必要なくなったのでより遊びやすくなりました。あと、頭部内設定画で台形モニターが正面側に描かれているのですが、これを再現するとカメラバイザー引き上げ時にモニターが邪魔になってパイロットが覗けないので、モニターにも可動ギミックを入れています。パイロットフィギュアはイプシロンが新規に付属します。体型は既存のキリコフィギュアとも合わせているので並べてのディスプレイなども可能です。その他、腕部はスコープドック同様に肩部の伸縮機構やヒジのガワラ曲げ可動、足首には大きく股を開いても足裏接地を可能とするスコープドックを上回る関節機構を盛り込みましたので、ぜひ商品でご確認いただきたいです。
Q.ギミックを入れる上で苦労された点はありますか?
A.劇中でアームパンチを放っていますが設定画がなく、どこがどう動くかは劇中を確認するしかなかったのですが、画面は暗いしブラッドサッカーは黒いしで画面を明るくしてもなかなか判別が付かず「画面から読み取れた構造をさらに膨らませたギミック」という解釈にしています。
Q.ヘビィマシンガンを2丁付属していますね。
A.ヘビィマシンガンは、設定画が2種類あるので、両方付けました。マガジンが差し替えられるようになっています。またカラーリングについて、ブラッドサッカーは、スコープドッグの発展機という設定になっているので、マシンガンも同じ系統の色分けにしたほうがよいかと思い、アレンジしました。劇中ではしていませんでしたが、ヘビィマシンガンを両手に持たせられるようになっています。
HI-METAL R ブラッドサッカー
●発売元/BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部●29700円、7月発送予定●約18.5cm●企画協力/アーミック、設計/T-REX、商品デザイン協力/林健太郎●魂ウェブ商店販売アイテム
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