アシェット・コレクションズ・ジャパンが展開している「週刊 ガールズ&パンツァーIV号戦車H型(D型改)をつくる」。7回目は車体前面や車載装備。全100号のこのシリーズも間もなく折り返し。いよいよもって完成後の姿が見えてきました…!「週刊 ガールズ&パンツァーIV号戦車H型(D型改)をつくる」を作ろう作戦、略して「IV号つくつく作戦」、はりきってパンツァー・フォー!
解説、写真、工作/けんたろう
「週刊 ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」とは?
毎号マガジンに付属するパーツを集めることでコレクションが完成する、分冊百科でおなじみのアシェット・コレクションズ・ジャパン。2024年1月にはじまったのが『ガールズ&パンツァー』を題材にした「週刊 ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」で、劇中における主役機ともいえるIV号戦車H型(D型改)を製作するシリーズです。100号集めると1/12というビッグスケールで精密なIV号戦車が完成するだけでなく、コントローラー(これも大洗女子学園の校章を模したユニークなもの)を使って砲身の可動とリコイル、砲塔の旋回にライトの発光、履帯駆動による走行、極めつけは撃破判定の白旗掲揚やキャラクターボイスまで搭載、と『ガルパン』史上最高峰の立体物になること間違いなしの内容になっています。またマガジンは実車の解説やエピソードガイド、インタビューなど読み応えもたっぷりで、こちらも集めるととんでもない密度とボリュームの『ガルパン』資料集ができるというわけです。
第7回:第41号~第48号まで
第41号~第48号までのワンポイントアドバイス
▲第41号は灯火類。電飾はやっぱりワクワクするところ。とはいえ扱いに丁寧さを求められる部分でもあります。点灯テストで第4号付属の電池ボックス基盤が久々に再登場。使用頻度が高そうなのですぐ出せるようにしています
▲車間表示灯は中に導光材としてクリアーパーツが入ります。表から見えない位置で接着してもいいでしょう。LEDの黒い皮膜部分を曲げて外装の形状に合わせます。ここで断線したりちぎったりしないように優しく曲げましょう
▲導光材下のくぼみにLEDの先端が入るように閉じます。LEDがズレないように、先端を入れてからのほうが安全でしょう。実車ではこの4つの窓の光がいくつ見えるかで後続車が車間距離を認識できるようになっていたといいます
▲右後方のブレーキ灯は基盤にLEDが固定されています。基盤とLEDカバーをブレーキ灯のパーツで挟んで完成です。点灯テストにコネクターをつなぐと、カバーを通してほんのり明かりが…。灯火類は本体へ取り付ける指示になっていますが、後の作業で破損しないように後から取り付けることにします。ケーブルの固定パーツも含めて、なくさないように保管しておきましょう
▲第42号は戦闘室上面。ハッチの端のタグを切って取り付けます。スムーズに可動するかチェックしましょう。ハッチは左右で違いがあり、上部にある出っ張りが車体側の出っ張りと合うように付けるのがポイント
▲裏に磁石を受ける金属のプレートを接着します。これは磁力がないので金属製のピンセットで取り回せます。多用途接着剤をつけて、穴にしっかり押し込みましょう。プレートを2枚取り付けたらこの号の作業は終了
▲第43号は戦闘室前面。分厚くいかにも硬そうです。ボールマウントと操縦手用視察装置を接着します。目立つ位置なので接着剤がはみ出ないように、爪楊枝で適量を付けて貼ります
▲接続部品を切り出してねじで留めます。相手が金属なので、ねじは例によって半分ぐらい入れたらまた戻し、少し力をかけて進めて戻して、と少しずつねじを入れていきましょう。視察装置の裏には窓ガラスを取り付けます
▲ボールマウント裏に機関銃と固定部品をセット。機関銃は向きがあるので表から見て右側に機関銃がオフセットされるようにします
▲第42号と第43号で作った装甲をつなぎます。合いを確認してきれいに合うようダボ周りを調整したあと、ねじで留めて完成です。車体の顔、前面装甲ができました。いかつい、硬い、そして重い…!
▲第44号の内容はさらに前面装甲につながる車体前部上面。まずはブレーキ点検用ハッチを取り付けます。『ガルパン』のⅣ号はブレーキ点検用ハッチがぽこっと浮いているような外観なのですが、この立体物では車体側のハッチ周辺部分が盛り上がっている形状になっていますね
▲磁石を裏面に接着し、第43号で組んだ前面装甲とねじで連結させて完成です
▲第45号は車載工具やエアクリーナーなど、車体右側フェンダーに積み込む装備類がまとまっています。アンテナケースとエアクリーナーはプラモデルを作る際も組む順番を間違えないようにするポイントになりますね。まずはエアクリーナーを組み立てましょう
▲アンテナケースとエアクリーナーを本体に取り付けます。実車を知っている人ならクリーナーの引き込み部分がもうちょっと後ろにあるはずだと気がつくと思いますが、『ガルパン』版Ⅳ号はこの位置なのです
▲クラッペと車載工具の取り付け。工具はこれまでの工程同様、後の作業を考えて外せるようにねじ留めだけの対応にしています。裏からねじで固定します
▲第46号は引き続き車載工具。大きめのジャッキ、スコップなどのアイテムがギュッとまとまっています。ジャッキはねじや接着剤で各パーツを組み立てて完成させます
▲スコップは留め具のところで柄が分割されている面白い構造。まずはそれぞれのパーツを組み立てます
▲スコップを車体に取り付けます。先端側はそのまま組み立てると接着剤が乾くまでに垂れ下がってきてしまうので、マスキングテープで仮止めしておいてあげるといい感じです
▲ジャッキ、クラッペ、スパナの取り付け。スパナは接着剤を使わず裏からねじでのみ留めます。車載工具のつまみ類も作業中の破損・紛失が怖いので、後からつけるため別に保管しています
▲第47号は予備転輪と前照灯。まずは前照灯を点灯テストしてから組み立てます。組み上がった前照灯を点けると『最終章』第3話が思い起こされますねぇ…!
▲転輪は2枚を貼り合わせます。接着剤が乾くまでしっかりテープで止めておきましょう
▲転輪を本体に接着します。実車だと箱に収められているので、この状態だと不思議な感じですね。第47号の作業はここまで
▲第48号はさらなる車体上部の工具類や、前号で取り付けた予備転輪のラック。消火器は2個のパーツを貼り合わせます。断面をきれいに整えてから接着し、合わせ目を消してから車体に取り付けました
▲消火器、予備転輪ラック、ジャッキ台などを取り付け。予備転輪固定バーは接着せずとも固定されるのではめ込んだだけです。付け外しできるほうが取り回しやすさそうですからね。これで第48号の作業は完了。フェンダー上がどんどん賑やかになってきました
週刊 ガールズ&パンツァー Ⅳ号戦車H型(D型改)をつくる
●発行・発売元/アシェット・コレクションズ・ジャパン●299円(創刊号)、各号2499円、毎週水曜刊行予定●1/12、約58.5cm●マルチマテリアルモデル●全100号予定●商品サイト https://hcj.jp/gup/home.html
次回の更新は2025年3月上旬予定!
お楽しみに!!
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