HOME記事イベント2024 FIM MotoGP™ 世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL 日本グランプリ レポート【2024 ロードレースプレイバック②】

2024 FIM MotoGP™ 世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL 日本グランプリ レポート【2024 ロードレースプレイバック②】

2024.12.30

 Motogp日本グランプリ2024が10月4日〜6日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催された。昨年は東京のホビーショーと日程が重なってしまい金曜日は観戦を諦めざるを得なかったのだが、今年はしっかり3日間グランプリを堪能することができた。

 参戦する日本人ライダーはMoto3クラスには山中琉聖、鈴木竜生、古里太陽、若松玲の4名。急遽代役で参戦する若松玲は全日本J-GP3を戦う期待の若手ライダーだ。

 Moto2クラスには小椋藍、佐々木歩夢の2名だが、小椋は現在ポイントリーダーのポジションで久々の日本人チャンピオン誕生に向けて戦いを続けている。

 MotoGPクラスには2016年からMotoGPクラスで戦い続けている中上貴晶が参戦。残念ながら来季はホンダのテストライダーへの就任が決まり、レギュラー参戦での日本グランプリは今年で最後となる。

(文/一ノ戸晃治、写真/大西としや、一ノ戸晃治)

※本記事の内容は2024年10月段階のものです。


▲ Moto3日本人最上位の山中琉聖、チームはMoto2の小椋藍と同じMT Helmets-MSIだ。今季は第7戦イタリアGPで3位を獲得、残り4戦で2度目の表彰台を目指す
▲ アロンソは残り4周でにトップに立つとそのまま優勝を飾りチャンピオンを獲得、山中もトップグループにつけてはいたのだが、6位という結果に終わった
▲ チームアスパルで4年目のダビド・アロンソ。昨年は4勝を挙げてランキング3位だったが、今期はこれで11勝目を挙げて見事チャンピオンを獲得した。今後注目のライダーだ
▲ ポイントリーダーのポジションで茂木に帰ってきた小椋藍。第11戦オーストリアでの転倒で手首を骨折し、タイトル獲得に向けて不安があったが、幸い怪我は軽く2戦後のサンマリノでは今季3勝目を挙げた。もてぎの2位でチャンピオンを大きく引き寄せた。来季はアプリリアでMotoGPクラスへの昇格が決まっている
▲ 小椋を猛追するゴンザレス。最初は小椋だけがスリックタイヤだと聞いて「これは勝った!」と思ったのだが、スリックを履いていたのは小倉だけではなかったのだ
▲ 2位を獲得し、3年連続で日本グランプリの表彰台に上る小椋藍。チェッカーフラッグは加藤大治郎の息子の一晃さんの手によって振られた。手にする日章旗は大治郎から受け継がれるものでゴール後に娘である凛香さんから手渡されたもの
▲ MotoGPクラスで初ポールを獲得したアコスタだったが、スプリント、決勝ともに転倒でレースを終えた。ドゥカティと互角に戦えることを証明して見せたが、結果に結びつかなかったことでレース後は「キャリアで最も悲しい週末だった」と語っていた
▲ ディフェンディングチャンピオンで現在ランキング2位のバニャイア。1周目からトップを譲ることなく優勝を飾った。もてぎ終了時でトップのマルティンとは10ポイント差になり、タイトルの行方はさらに分からなくなって来た
▲ 予選では幻のラップレコードを叩き出したマルク・マルケス。決勝は3位で見事表彰台を獲得している。来季は念願のドゥカティワークス入りでMotoGPクラス7度目のチャンピオンを目指すことになる
▲ レギュラーシーズン最後の日本グランプリを戦う中上貴晶。予選21位からのスタートで13位でフィニッシュした。来季はホンダのテストライダーに就任するが、バイクを速くしてもらってワイルドカードでの参戦にも期待したいところだ
▲ 1周目終了間際ホンダのミルに追突してクラッシュしたアレックス・マルケスのマシン。今季のアレックスは接触からのクラッシュが多い印象を受ける。2026年までグレシーニとの契約が決まっていて、来季のチームメイトはMoto2から昇格してくるフェルミン・アルデゲルだ
▲ 現在ポイントリーダーのホルヘ・マルティン。ドゥカティのワークス入りが見込まれていたのだが諸事情が重なり、来季はアプリリアワークスとの契約が決まっている。注意深く見ると前後のディスク周りにも細かい空力パーツが確認できる
▲ 表彰台は今回もドゥカティ勢の独占で終わったが、この支配はいつまで続くのだろうか。ヤマハはかろうじて復活の兆しが見えなくもないが、ホンダは相変わらずの低迷が続いている。ホンダは来季アプリリアを引退したアレイシ・エスパルガロと中上貴晶がテストライダーを務めることになっているが、是非とも速さを取り戻してもらいたい

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