HOME記事キャラクターモデルプラモデルになったデジモン「パイルドラモン」を製作!キットの魅力を最大限活かす工作ポイントもチェックだ!【Figure-rise Standard Amplified】

プラモデルになったデジモン「パイルドラモン」を製作!キットの魅力を最大限活かす工作ポイントもチェックだ!【Figure-rise Standard Amplified】

2025.01.15

パイルドラモン【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2025年2月号(12月24日発売)

▲腕部は原作のイメージより巨大化させつつシャープな形状になっており、かなりワイルドな印象だ。爪はそれぞれ根本にボールジョイントが仕込まれており、ポージングに合わせて細かい調整が可能

▲肩装甲は合わせ目を処理するため、一度接続用ボールジョイントを切り落として作業した。合わせ目を消したあとは真鍮線接続に改修した

▲デスペラードブラスターを発射する生体砲はプラキットオリジナルギミックとしてバレルの伸縮機構を搭載。砲身が伸ばすことで狙撃銃のような印象となる
▲キットのまま連結させると砲身の塗装が剥がれる恐れがあるため、ウェーブのプラ=パイプを組み合わせた連結用ジョイントパーツを用意した
▲さらに2丁の生体砲を合体させる連結機構もオリジナルギミックとして備わっており、より迫力が増した長銃にすることができる
▲パイルドラモンのもうひとつの得意技といえば両腕の甲から伸びるスパイクを活用したエスグリーマだが、本アイテムではさらにオリジナルギミックとして、リード線によるスパイク射出ギミックが追加されている

▲巨大な翼はPETシートで再現されており、紋様も印刷されている。今回はこのPETシートを活かしつつ、基部の後ハメ加工だけ行った

▲脚もボリューミーかつマッシブな造形となっている。今回は使用しないためプラパーツで埋めたが、太モモ装甲の側面には3mm穴が設けられており、オリジナルカスタマイズを行ってみても面白いだろう
▲尻尾は皮膚の凸凹までディテールされた生物的な出来映え。リード線を内蔵しており、ポージングに合わせてフレキシブルに動かすことが可能

■はじめに
 今回はパイルドラモンの作例です! キットはパーツ数が抑えられていて組み立てやすく、メカ要素マシマシにアレンジされていてとても良いです。

工作
 工作は合わせ目の処理や後ハメ工作がほとんど、キットのギミックやプロポーションはそのまま活かしつつ、自分好みのイメージで配色は少し変える方向で完成させました。比較的簡単な工作で対応可能ですが、各部位で異なる対応が必要になったので思った以上に手間取られました。特に翼が大変でした。合わせ目が少し気になるポイントなので、接着剤を用いて処理しています。最後にシートを差し込むため、隙間まで接着剤や塗料を流し込んで狭めてしまわないようにするのに細心の注意を払いました。

■カラーリング
 本アイテムの監修を担当されたAs’まりあ氏がX(旧Twitter)にて公開した開発画稿(コンセプトスケッチ&検討用図面)を見かけて、その色味が自分のイメージに近かったので寄せました。青の成型色は濃すぎる気がしたのでやや薄めに。緑の成型色がパステル味が強いので、ここも画稿を参考に色味を調整。青と緑は落ち着いた雰囲気となったので、グロスインジェクションが施された黒い装甲をそのまま組み合わせると浮くかもしれないと思い、ここもツヤ消しで統一しています。

カラーレシピ
白=MSホワイト
青=ブルーE
赤=ハーマンレッド
黒=ウイノーブラック+ミッドナイトブルー
緑(濃)=ダークグリーン(2)
緑(明)=コバルトグリーン+暗緑色
グレー=MSグレー ジオン系
ライトグレー=ミディアムブルー+ライトグレイ+ラベンダー+ニュートラルグレーI+ニュートラルグレーII
 仕上げのツヤ消しにはGSIクレオスのMr.スーパースムースクリアー つや消しを使用。

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット“Figure-rise Standard Amplified”

パイルドラモン

製作・文/坂井晃

Figure-rise Standard Amplified パイルドラモン
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●5500円、発売中●約18cm●プラキット


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Ⓒ本郷あきよし・東映アニメーション

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坂井晃(サカイアキラ)

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