オーロックスの“工作”ツールをピックアップ
近年注目のハンディコンプレッサー、エアブラシ、面相筆セットなど、使いやすい塗装ツールを手頃な価格で展開しているオーロックス。じつは同社はニッパーなどの切削工具も豊富で、オーロックス製工具で一通りの工作までできてしまいます。今回はそうしたオーロックス“工作”向けのアイテムをみていきましょう。
解説/けんたろう、月刊工具スタッフ
▼実際に使用している動画もチェック!
カッコイイ&実用性“良”のナイフ
▲ 中央にチャックがあるグリップ形状のナイフツール。ブラック、シルバー、ガンメタリックの3色がラインナップ
▲ グリップはちょうど持つ部分がくびれていて、後部に少し膨らみがある形状。グリップの袖が刃の背面にまで回っていて安定感は充分、台に置いても転がりません
▲ 刃の交換は中間のチャックを回すことで先端が緩み取り外すことができます
▲ 替刃は後部に収納にされているのも特徴で、フタをスライドさせるとたくさんの刃が入っています。替え刃収納が一体化して省スペースなアイテムでもあります
▲ おなじみのオルファ「アートナイフ替刃」にも対応。奥までは入りきらず少し前方に出たセッティングとなりますが使用に問題はありません
▲ 「アートナイフプロ替刃(曲線刃)」はピッタリセッティングできました。その他の「アートナイフプロ替刃」にも対応しているようなので用途に合わせて取り替えましょう
▲ 刃の背面、グリップの袖に親指を添えて、皮を剥くようにカット。この部分があるおかげで削りやすさが安定します。自分なりの使い方を追求してみるのもよいでしょう
EZ-tools カービングナイフ
●発売元/オーロックス●発売中●1280円
超“コンパクト”ルーター
▲ 本体は太いマジックペンぐらいで、リューターの重さも50gととてもコンパクト
▲ 同梱のヘッドはダイヤモンド系のヘッドがなんと30種類も付属。またUSB-Cケーブルで充電するタイプで、40分充電で3時間以上(空転時)の使用ができます
▲ ビットは単純な抜き差しで取り替えが可能。奥まで差し込むと固定されます
▲ ボタン操作は1ヵ所のみで押すと回転がはじまり、ボタンを押すごとに回転数が5000、10000、20000rpmと3段階に上がります。また使用時にはLEDライトも点灯します
▲ 作業箇所が明るくわかりやすいですね。先細のヘッドで、ディテールにくぼみをつけてみましょう。トルクもしっかりあるので弾かれることもなく削ることができます。こうした切削が手軽にできるのルーターのがいいところです
負荷に応じた自動ストップ機能
▲ 先端に負荷がかかりすぎた場合、インジケーターライトが赤く光って止まります。素材にめり込ませすぎると回転の摩擦でプラが溶けるので、その前に止まってくれます
2.35φ対応ビットも相性抜群
▲ 軸径が2.35mmのビットなら他メーカーにも対応します。ブラシヘッドを取り付ければ、ディテールに溜まったプラカスを弾き出すブラシに早変わりです。他のヘッドも軸径が合えば差し替えるだけで使えるので、活用方法が広がりますね
充電式 ミニルーター
●発売元/オーロックス●発売中●4280円
通常の工具ももちろんラインナップ
▲ 刃を片側に寄せて切れ味を高めた、いわゆる片刃式。切れ味はなかなかのもので、スパスパと切れて切断面も滑らかです。ケースと閉じすぎ防止のネジを調整するレンチまでついてきます。左手用も発売されているので、切れ味のよい片刃式のニッパーをお探しの方にもオススメです
極薄刃ニッパー 片刃
●発売元/オーロックス●発売中●3280円
▲ 整面に最適な鉄ヤスリと表面の仕上げに便利なガラスヤスリのふたつ。金属製のヤスリはしなりがないので面を整えるのに向いています。色が付けられているのも個性的で、色で番手の違いを示しています。ガラスヤスリは削った表面がテカテカツルツルになるのが特徴で、ゲート跡などを処理して、メラミンスポンジで整えるとプラ地に似た仕上がりにできます
極削り鉄 ヤスリガラスヤスリ
●発売元/オーロックス●発売中●各1680円(鉄)、1280円(ガラス)
加工アイテムフル稼働で「TAMOTU」製作!
「TAMOTU Type-S」を、オーロックスのツールでいろいろ改造&ダメージ表現をしてみましょう。ルーターはえぐること、削り込むことを得意としています。また、スパチュラセットがあるので、こちらを使ってさらにTAMOTUにパテで追加の造形をしてみます。
TAMOTU Type-S[グリーンVer.]
●販売元/コトブキヤ●5060円、発売中、コトブキヤショップ限定品
▲ ルーターを使うとキズのような凹凸が簡単にできます。ヘッドを変えるごとに違った種類のダメージが施されるので、楽しくてついついやりすぎてしまうほど
▲ 金属ヤスリのエッジをすっと引けば切りキズのような跡にもなります。幅広タイプは側面にもヤスリ目があるので、面でなく端で引いて削ります
▲ 装甲に肉抜き穴を作るときもリューターは活躍します。まず開けたい箇所を決めて、ドリルで数ヵ所穴を開けていきます
▲ 開けた穴の中央部分のものからナイフで切り落としていき、穴同士の内側をキレイに繋いでいきます
▲ 最後にルーターで開けた部分をキレイに整えます
▲ 肉抜き穴の完成。ルーターは内側やナイフだけだと整えにくいカタチでも手早くキレイに整えることができます
▲ スパチュラは異なる先端が相互についた10本もある豪華セット。パテを造形していくとき、ここまでバリエーションがあればいろいろな造形作業に対応できます
▲ 今回はセメダイン「木部用パテ」を使用。しっかりこねたあと、スパチュラでパテを伸ばします。平たいヘッドはこねるとき、塊を仕切るときなどに便利で
▲ 平たくしたパテを巻き、先端の尖ったヘッドで溝を作ります。これは巻いた布を2ヵ所で結んだイメージ。
▲ 乗せたい箇所にベタッと貼り付けてから、さらに形状を調整します
▲ パテが固まってからウェザリングカラーを塗ると、麻布っぽい質感に仕上がりました。布っぽい表現はエポパテの強いところですね
▲ 先端が輪っかなタイプは、盛ったパテをかき取ることができます。表面に丸く盛り付けたパテから、中央部をかき取ります
▲ パテが固まったら、中央部をリューターで彫り込みます
▲ あとはウェザリング塗料で中央を黒くして、周囲を銀などでほんのりドライブラシすれば、ダメージを表現できます
完成
M.S.G「ウェポンユニット29 ハンドガトリングガン」も付けて完成! スパチュラは今回布表現やパテを盛ったダメージ表現で活躍しました。ルーターはダメージに限らず、パテや瞬間接着剤をつけたい部分を荒らして食いつきやすくしたり、凹んだ部分の中を整えたりと、ヘッドのバリエーションも含めてさまざまな使い方ができます。ナイフは基本加工はもちろん、単純なキズでも活躍。ちょっとやりすぎたかも……、ぐらいがちょうどいい! そしてカッコイイ。
まとめ
エアブラシや筆だけでなくニッパーからルーター、基礎から応用までさまざまな用途に応えるツールが揃っているオーロックス。特にルーターは充電式なのに細く軽く、交換ヘッドも多数ついて使いやすく、ライトまであって見やすいという優れモノ。そしてナイフは個性的な形状から指を添えられるところなど、とことん使いやすさを考えつつも、ちょっとカッコイイのがニクい。新しい工具を求めるときに、オーロックスのシリーズを一度見てみると、そのカッコよさや性能に惚れるアイテムがきっと見つかるでしょう。
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