HOME記事スケールモデルかつて“ボムキャット”と呼ばれた「F-14B トムキャット」が1/72スケールで登場!全世界100個限定生産の「SASカーゴ」や「スカイレーダー“夜間攻撃機”」、「ティーガーI」をご紹介!【スケールキット新製品情報】

かつて“ボムキャット”と呼ばれた「F-14B トムキャット」が1/72スケールで登場!全世界100個限定生産の「SASカーゴ」や「スカイレーダー“夜間攻撃機”」、「ティーガーI」をご紹介!【スケールキット新製品情報】

2024.11.18

Featured new Products! 今月の注目 月刊ホビージャパン2024年12月号(10月25日発売)

アメリカ海軍 F-14B トムキャットVF-143“ピューキンドッグス”

F-14シリーズにB型がラインアップ

 2022年の映画『トップガン マーヴェリック』の大ヒットなどで退役後も人気の高いアメリカ海軍のグラマンF-14トムキャット だ が 、ファインモールド から新たな1/72スケールのトムキャットが登場した。今回のキットはエンジンをF110に換装しパワーアップしたB型で、エンジンノズルや各部のセンサー類などのパーツを変更し、B型の仕様を忠実に再現している。主に大西洋・地中海方面に配備された部隊から、垂直尾翼に大きな翼を持つヒョウが描かれた第143戦闘飛行隊(VF143)をセレクトし、2005年の空母「ジョージ・ワシントン」搭載時の101号機 、1991年湾岸戦争時の空母「ドワイト・アイゼンハワー」搭載時の103号機の2種類のマーキングをセットしている。1990年代末には対地攻撃能力を付与し「ボムキャット」とも呼ばれたB型、LANTIRNポッドやレーザー誘導爆弾を搭載した爆装状態にもチャレンジしてみたい。

アメリカ海軍 F-14B トムキャットVF-143“ピューキンドッグス”

●発売元/ファインモールド●5500円、発売中●1/72●プラキット


DC-9-30 SASカーゴ

フライ製プラパーツ+オリジナルデカール

 短距離向けの小型ジェット旅客機として1960年代中期に登場したダグラスDC-9は、1982年までに約1000機が生産され、日本でも日本エアシステムが導入していたことで知られる。現在も発展型のマクドネル・ダグラスMD-80、MD-90とともに約250機が運用中の傑作旅客機だが、2020年から活動しているチェコのメーカー、セイバーキッツから1/144スケールの新キットがリリースされる。フライ製のパーツに同社オリジナルデカールを同梱し、スカンジナビア航空(SAS)で1969年から1988年まで短距離貨物機として運航されていたDC-9-33Fを再現している。胴体前部に施されたスウェーデン、ノルウェー、デンマークのナショナルカラーによるストライプや後部エンジンナセル側面の3ヵ国の国旗が美しい。なお本キットは全世界100個限定生産なので、入手はお早めに。

DC-9-30 SASカーゴ

●発売元/セイバーキッツ、販売元/ビーバーコーポレーション●6050円、11月予定●1/144●プラキット


AD-5N スカイレーダー“夜間攻撃機”

異形の夜間攻撃型スカイレーダー

 アメリカ海軍のダグラスADスカイレイダー(後にA-1スカイレイダーに改称)は、第二次大戦直後の1946年に登場した艦上攻撃機。時代はすでにレシプロ機からジェット機に移行していたが信頼性や汎用性の高さから重用され、1950年代の朝鮮戦争から1960〜70年代のベトナム戦争まで運用が続けられている。今回A&Aモデルズが1/72でモデル化したのはレーダーや探照灯を備えた夜間攻撃機型のAD-5N(後にA-1Gと改称)だが、もともと単座の胴体の幅を広げて横並びで複座化、あわせてエンジン位置の変更や垂直尾翼の面積を1.5倍に増積するなど、見た目以上の魔改造が施されているのが特徴。マーキングは米海軍が2種、米海兵隊と米空軍が1種ずつ。ウェポン類も豊富で、ナパーム弾、増槽、500ポンド爆弾、250ポンド爆弾、Mk.82爆弾など豊富にセットする。

AD-5N スカイレーダー“夜間攻撃機”

●発売元/A&Aモデルズ、販売元/ビーバーコーポレーション●9680円、10月予定●1/72●プラキット


Ⅵ号戦車 Sd.Kfz.181 タイガーI E型 前期型

お財布にも優しいティーガー新キット

 今も昔もプラモデル界の黄金アイテムであるWWIIドイツ軍のティーガーI重戦車。レオパルト2、T-90M、ルクレール、ナグマホン、CB90高速攻撃艇など、これまで現用アイテムを中心に手がけてきたタイガーモデルが、ついに1/35スケールのティーガーI初期生産型を、「タイガー」の社名に賭けて投入する。キットのコンセプトはずばり「組み立てやすさ」。サスアーム付きの車体下部、4輪がつながった内側転輪など、精密なモールドを施しながらも可能な限り一体成型しパーツ数を抑えて容易な組み立てを実現。価格も抑えめとなっている。履帯は治具が付属する部分連結式、合わせ目消しが不要な金属砲身が付属し、エッチングパーツもエンジングリルメッシュのみ。実車の構造を忠実に再現しようとするあまり膨大な作業を要求される、昨今の極端なハイディテール指向とは一線を画すものだ。マーキングは第503重戦車大隊の233号車、ミハエル・ヴィットマンのS04号車を含め4種類から選択できる。

Ⅵ号戦車 Sd.Kfz.181 タイガーI E型 前期型

●発売元/タイガーモデル、販売元/ビーバーコーポレーション●6380円、11月予定●1/35●プラキット


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