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【BD&DVD発売!】『トップガン マーヴェリック』でも活躍した” F/A-18E/F スーパーホーネット”を解説!【いまさら聞けないすごいヤツ】

2022.11.02

F/A-18E/F スーパーホーネット●宮永忠将、大森記詩 月刊ホビージャパン2022年12月号(10月25日発売)

【BD&DVD発売!】『トップガン マーヴェリック』でも活躍した” F/A-18E/F スーパーホーネット”を解説!【いまさら聞けないすごいヤツ】

 F/A-18E/F 
 スーパーホーネット 

イラスト/大森記詩
撮影/三環しおん

 戦車、飛行機、船、車などなど、世の中のさまざまなモチーフがプラモになっています。その中には「名前は知ってるけどどんなものなんだろう?」「いまさら聞くのもはずかしいなぁ…」なんて思ってしまうものが多数あると思います。
 この「いまさら聞けないすごいヤツ」では、毎月1テーマのド定番モチーフを取り上げます。サクッと読める解説とイラスト、オススメのキットを織り交ぜて、その魅力に迫っていきましょう。毎月読むたびに、模型店の棚にある素敵なモチーフとお友達になれますよ!!
 今回のテーマは、11月2日にBlu-ray&DVDが発売となる『トップガン マーヴェリック』に合わせて、主役飛行機として大活躍した「F/A-18E/F スーパーホーネット」をお届けします。記事を読めば、さらに『トップガン マーヴェリック』で大活躍するスーパーホーネットが好きになること間違いなしです!!


F/A-18E/F スーパーホーネット

全長/18.38m 
全幅/13.62m 
全幅/13.62m 
重量/44t 

最大離陸重量/29.9t
エンジン/ゼネラル・エレクトリック F414-GE-400×2基 
最大速度/マッハ1.6


スーパーホーネット絵図真上
スーパーホーネット絵図裏
スーパーホーネット絵図左
スーパーホーネット絵図右

時を経て僕たちのハートを熱くした新たなるアイコン!!
「F/A-18E/F スーパーホーネット」

解説/宮永忠将

 不採用からの復活劇!! 

 スーパーホーネット(以下スパホ)がアメリカ空軍不採用からの復活機と知ったら驚きます?
 1970年代のアメリカ空軍は、超絶高性能戦闘機F-15イーグルの開発に成功した。しかしイーグルは高価すぎて数を揃えるのが難しいので、これを数で補完する「軽量戦闘機」を調達することになった。
 ノースロップ社は独自開発していたP-600戦闘機を提案したところ、これがYF-17として試作採用される。手堅い戦闘機の開発には定評のあるノースロップだけに自信もあったはず…なんだけど、結果は驚きの不採用。性能は充分ながら双発エンジンのYF-17はイーグルとかぶるところが多くて、より低コストで単発のF-16ファイティングファルコンが採用されたというわけ。
 ところが、このYF-17に興味を持ったのがアメリカ海軍。当時、海軍は空母艦載機にF-14トムキャットを使っていたけど、一方でF-4ファントムII戦闘機の退役が始まっていた。この代わりとなる、大型の原子力空母でなくても運用できる戦闘機として、YF-17が魅力的に見えたのだ。洋上を飛ぶ海軍機は、多少コストがかかっても安全面から絶対に双発エンジンが望ましい。洋上で墜落事故が起こると、捜索や救難、原因究明に莫大なコストがかかる。それを思えば片肺でも帰ってくる双発機のほうが合理的だし、パイロットの心理的負担も小さい。

 スーパーホーネットの前身「F/A-18 ホーネット」が海軍で採用 

 こうしてYF-17がF/A-18ホーネットとして採用となったのが1980年代のこと。この間に開発メーカーがマクドネル・ダグラスに変わったりと、ややこしい政治も発生したのだけど、本当の驚きは1990年代初頭のソ連崩壊劇。トムキャットはもともとソ連の超音速爆撃機隊から空母戦闘群を守るための、広域防空戦闘機だった。ところがソ連崩壊によりそんな攻撃の可能性がなくなり、トムキャットは宝の持ち腐れに。維持費、調達費も高額だったので真っ先に退役するハメになったのだ。これがちょうど映画『トップガン』の上映から10年間くらいの出来事だ。

 ジェット戦闘機のアイドル「F-14」との交代劇 

 そんな事情でトムキャットの退役と同時に、ホーネットが海軍航空の主役となり、進化を重ねて現在の「F/A-18E/Fスーパーホーネット」に至る。Fは戦闘機、Aは攻撃機の意味で、ふたつの任務をこなせるスパホは、艦載機数が限られる空母部隊にとってうってつけのマルチロール機だったというわけだ。

 偉大なる功績と『トップガン マーヴェリック』 

 さすがに第5世代機が珍しくなくなってきた昨今、第4.5世代機の一角を占めるスパホも、空母艦載型のF-35CライトニングIIへの交替が決まっている。それでも四半世紀にわたり海軍の艦隊航空の働きバチであったホーネット一族の功績は偉大の一言に尽きるし、航空史に残る傑作機であるのは間違いない。『トップガン』ワールドの主役にしてアイコンは、永遠にトムキャットだろう。『マーヴェリック』もそのハートを継承しながら、実はトムキャット不在の空を守った功労者、スーパーホーネットへのリスペクトに溢れた映画となっているのだ。


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ハセガワの“トップガン”をゲットしよう!!

 プラモはハセガワの1/72スケール「アメリカ海軍 F/A-18F スーパーホーネット トップガン」がオススメ。このトップガンは映画タイトルではなく、アメリカ海軍 海軍航空戦開発センター(NAWDC) 海軍戦闘機兵器学校のこと。

ハセガワスーパーホーネット中身
ハセガワスーパーホーネットパーツ

F/A-18F スーパー ホーネット “トップガン”

●発売元/ハセガワ●3300円、発売中●1/72、約22.5cm●プラキット

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11月2日『トップガン マーヴェリック』Blu-ray&DVD発売!!

トップガン マーヴェリックBlu-ray
▲2022年公開映画の中でも世界中で異例の大ヒットを飛ばした最高のエンターテインメント作。この映像を見たらスーパーホーネットが作りたくなること間違いなしです!!

『トップガン マーヴェリック』Blu-ray+DVDセット (2枚組)

発売元/NBCユニバーサル・エンターテイメント●7480円、発売中●130分

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宮永忠将

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