筆塗りで蘇る「伝説の鉄巨神」天才的仕上がりの造形とNAOKI氏の秀才な筆塗りによって赤の金属感と重厚感を見事に再現!
2024.11.24筆塗りTribe/ARTPLA SCULPTURE WORKS 鉄巨人vs邪神兵【海洋堂】 月刊ホビージャパン2024年12月号(10月25日発売)
アクセントになる金属表現
ピグメントならではの輝き
邪神兵の塗装
ヒロイックな赤と重厚感を見事に両立させた傑作
どんな時も「プラモデル」がそばにいた。
──NAOKIさん、最近めちゃくちゃ筆塗りしてますよね?
NAOKI:そうだね。とにかく楽しくて。なんでも筆塗りで仕上げたいなって気分になってます。
──最近までNAOKIさんに“筆塗り”というイメージはあまりありませんでした。
NAOKI:作例はエアブラシ主体で塗ったものが多いですからね。でも、昔から筆塗りは大好きだったんです。今でもプライベートな時間に筆塗りを楽しんだりしているんですよ。プラモ趣味は小学生の頃からずっとやっていて、特に戦車模型を筆塗りしていました。スケールモデル・キャラクターモデル分け隔てなく楽しんでいました。
──以前他誌で拝見した飛行機模型や戦車模型も素晴らしい完成度でした。
NAOKI:ありがとうございます。キャラクターモデルの作例が多いですが、プラモデルはどれも楽しいので、全ジャンルチェックしてはいつも「あれも作りたいこれも作りたい」と妄想しています。
──ここでNAOKIさんのプラモヒストリーをお聞かせください。
NAOKI:自分はプラモ趣味を始めてから、一度も離れたことがないです。中学とか高校に行くといったん離れて……みたいな感じってよくあるじゃないですか。ずっとプラモを作り続けていて、模型誌も読んでいました。同時に他の趣味にも出会って、サーフィンをしたり外出して遅くまで遊んだりもしていましたが、その生活の中にもプラモがしっかりとあって辞めることはなかったんです。今のようにネットとかも発達してないですから、模型を楽しむ仲間もおらずひとりで黙々と作ってましたよ。
──そこからモデラーになろうと思ったんですか?
NAOKI:ひとりで作っていたので、今の自分がどんなもんかというのを客観的に知りたくなりました。そこで「オラザク選手権」に出してみたんです。賞もいただけたのですが、審査員のコメントの多くが僕の本名への弄りが多くて「そっちなのかい!」と思ったのも良い思い出です。
──でもデビューはHJではなく、電撃ホビーマガジンでしたね。
NAOKI:声がかからなかったんです。その後電撃さんから声をかけていただき、モデラーとしてデビューしました。その時担当してくれたのが今のHJ木村編集長というわけです。
──筆塗りの話に戻りますか……。
NAOKI:そうだね。まず筆塗りは過程が面白いですよね。マスキングもほぼしなくてよいので、塗装だけに集中できる。筆を介して模型に触っているから飽きも来ない。むしろ「どこで塗り終わろうかな~、もっと塗りたいな~」というせめぎ合いに悩まされちゃったりします。また基本塗装、汚し塗装とか分けないで、すべてがシームレスに移行していく感じも最高に楽しいです。「汚して仕上げるか」と決めたら基本塗装の段階でタッチをあえて粗めにしますし、「キレイめに仕上げよう」と決めたら基本塗装は丁寧に塗っていく。そして途中で方向転換したくなったら、すぐに塗り方を変えることもできる。この行ったり来たりが途切れない塗装って、筆塗りならではの楽しさだと思っています。

海洋堂 ノンスケール プラスチックキット
ARTPLA SCULPTURE WORKS 鉄巨神vs邪神兵
製作・文/NAOKI
ARTPLA SCULPTURE WORKS 鉄巨神vs邪神兵
●発売元/海洋堂●14300円、発売中●約19.5cm●プラキット●原型/谷明
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