HOME記事キャラクターモデル大河原邦男氏デザインの「ズィーバー」が44年の刻を超え復活! 新生『オモロイド』を成型色を活かした“お気楽仕上げ”で楽しみつくす!

大河原邦男氏デザインの「ズィーバー」が44年の刻を超え復活! 新生『オモロイド』を成型色を活かした“お気楽仕上げ”で楽しみつくす!

2024.10.26

オモロイド A.O-1 ズィーバー、A.O-1 ピ・ボット【LEAPRO】 月刊ホビージャパン2024年12月号(10月25日発売)

最新キット「ズィーバー」をお気楽仕上げで楽しみつくす!

アイキャッチ

 1980年代に人気を博したプラキットシリーズ『大河原邦男おもしろメカワールド オモロイド』が、2022年に新規金型の最新キットとしてついに復活! その第1弾となる「ピ・ボット」を皮切りに、昭和から令和へと時代を超えて甦り続けている。注目の第5弾は、プテラノドンのようなシルエットに変形する「ズィーバー」。初めて見る人でもどこか懐かしさを感じるレトロなデザインを持ちながら、現代技術でその造形が再現された本シリーズは、往年のファンのみならず、初めてオモロイドに触れる方にも新鮮な驚きを与えることだろう。12月上旬には新たなラインナップとして「グリンク」も発売予定。これには、あの頃夢中で組み立てていたモデラーたちも心を揺さぶられるはずだ。今回は、らいだ~Joeによる“お気楽仕上げ”の作例をお届けする。彼が得意とする、お手軽ながらも重厚感のある仕上がりの作例とともに、オモロイドの色あせない魅力を再発見してみよう。


P-BOT

ピ・ボットの正面全体画像

変形!

矢印の画像
変形したピ・ボットの画像

▲ 最高レベルの技術で開発された、ディフォルメ星カワラス王国のポンタゴン軍可変艦上戦闘機、ピ・ボット。キットではバーティカルモード(立ち状態)から戦闘機モードへの完全変形を再現。本作例はホイルシールを活用した成型色仕上げだけでこの重厚感を演出している

ピ・ボット

●発売元/LEAPRO●3300円、発売中●全高約9cm●プラキット


Z-BAR

ズィーバーの正面全体画像
ズィーバーの背面全体画像
▲ アクレムリン軍が誇る主力空戦スクランブラー、ズィーバー。本キットも過去シリーズ同様フルアクション&完全変形で商品化されている
矢印の画像 その2

変形!

変形したズィーバーの正面全体画像
変形したズィーバーの背面全体画像
▲ 首を引き出し、翼を伸ばして顔部分を閉じるだけで、プテラノドンに変形! 翼や脚の側面には3mmの軸穴も用意されていて、オリジナルカスタマイズもしやすいよう設計されている
ズィーバーの翼のパーツの画像
▲ 翼などの変形ギミックを動かしたときの、スムーズな引き出し感や確かなクリック感が非常に心地よく、何度も何度も変形させたくなる魅力が詰まっている

ズィーバー

●発売元/LEAPRO●3300円、10月26日予定●全高約9cm●プラキット


■新生ズィーバー!
 コミカルなプロポーションなのにどこかかっこいい大河原邦男先生の神デザインで当時の少年達の心をガッシリ掴み、誰しも一度は楽しんだであろう「オモロイド」。そのなかでも特に人気だった「ズィーバー」が、44年の刻を超え待望の復活! 僕も当時の少年の心にタイムスリップして楽しんでいきます♪

■さすが! 完全新規金型のリニューアル
 ランナーを観察して目につくのはこれ以上ない理想の成型色。これは塗装せずに成型色を活かしで進めます。実は新生オモロイドシリーズ、付属のホイルシールを貼れば塗装はいらないほどの色分け再現なのですが、今回は翼の赤い部分などの部分塗装も楽しんでみました。ストレスの無いパーツ配置と、合わせ目が目立たないよう工夫されたパーツ分割には「プラモを楽しんでほしい!」という開発者の想いを感じます。前置きはさておき早速組み立てていきます。ポリキャップレスのスナップフィットモデルは業界のスタンダードになりつつありますが、専用に開発されたという特殊樹脂のヌルッ! パチンと心地いい組み付け感はクセになりそうな感覚ですね。お気楽汚しを施しながらの組み立てでしたが、ほんの数時間で完成しました。

■エンドレスパカパカ
 オモロイドシリーズの醍醐味はなんといってもバーティカルモードからビーストモードへの変形「モードチェンジ」なのですが、今回のズィーバーは特筆ものです! プテラノドンの頭部を背中に押し付けると、バーティカルモードの頭部がパカっとせり出す! もうこれだけでめちゃくちゃ楽しいので、パカパカが止まりません。翼を引き出す際のヌルッ! スパン! という感覚もぜひ味わっていただきたいですね。

 遠き日に想いを馳せながら最新技術で純粋に楽しむことができる新生オモロイドシリーズ。これからのラインナップ拡充にワクワクが止まりません。

■ピ・ボットはさらにお手軽仕上げ
 新生オモロイドシリーズ第1弾のピ・ボットも無塗装成型色活かし製法なのですが、ホイルシールを最大限に活用しています。シールを貼ってツヤ消しトップコートを吹いてスミ入れ。あとはほんの少しのお気楽汚しでこんなにも「カッコ可愛く」完成させることができるのです。


▼ 関連記事はこちら

©オフィス・ケイ

この記事が気に入ったらシェアしてください!

らいだ~Joe(ライダージョー)

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2024年12月号

ご購入はこちら

お気楽ガンプラ製作ガイド お気楽モデリングレベルアップ講座

ご購入はこちら

ビギナーでもうまくいく! ガンプラお気楽製作ガイド

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー