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『ガンダムSEED』や『Ζガンダム』、『ガンダム00』などの歴史をホビージャパンの特集で見てみよう【月刊ホビージャパン誌面で見る「ガンダム」45年の歴史】

2024.10.22

HJ誌面で見るガンダム45周年の歴史 月刊ホビージャパン2024年11月号(9月25日発売)

HJ誌面で見るガンダム45年の歴史

アイキャッチ

 ガンダムシリーズ第1作目『機動戦士ガンダム』のTV放送が始まったのが1979年4月。宇宙世紀を舞台に始まった世界観はその先の時代を描く縦軸展開と、異なる世界観を描く横軸展開の両軸で広がっていき、メディア面で見てもTV放送、映画、OVA、配信など視聴環境を広げていった。本記事では45年でどのように作品が展開されてきたのかを、いくつかに絞って紹介しつつ、月刊ホビージャパン誌面ではそれぞれの作品とどう向き合ってきたのかを見ていこう。


機動戦士ガンダムSEED

 遺伝子調整によって生まれたコーディネイター(プラント)とナチュラル(地球連合)の対立は、コズミック・イラ(C.E.)70年に起こった「血のバレンタイン」と呼ばれる悲劇によって武力衝突へと発展。物量で勝る地球連合軍に対して、モビルスーツを擁するプラント軍「ザフト」が各地で地球連合軍を圧倒し、戦争は膠着状態に陥っていた。中立国のコロニー、ヘリオポリスで暮らすコーディネイターの少年キラ・ヤマトは、そこに運び込まれた地球連合軍の新型MSを奪取するザフトの作戦に巻き込まれ、そこでかつての親友アスラン・ザラと再会。唯一奪取を免れたストライクガンダムのパイロットになり、かつての親友と敵対することになる。

機動戦士ガンダムSEEDの特集誌面画像 その1
機動戦士ガンダムSEEDの特集誌面画像 その2

▲ 創刊400号記念となる2002年10月号では「ガンダムSEED全MS立体化宣言!!」と題して大々的に特集。同号に掲載された伊世谷大士による1/72スケール フルスクラッチ「エールストライクガンダム」を筆頭にパワープッシュしていく

●2002年10月●TV


機動戦士ガンダム MS IGLOO

 フル3DCGで描かれたハイクオリティ映像作品として展開。宇宙世紀0079年末期を舞台に、第603技術試験隊所属のオリヴァー・マイの視点で、ジオン軍の試作兵器とそれらに関わる人々の物語が綴られる。第1作目「1年戦争秘話」はバンダイミュージアムで限定上映され、続編となる「黙示録0079」(2006年4月)、地球連邦軍視点で描かれた『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』(2008年10月)はOVAでの展開となった。

機動戦士ガンダム MS IGLOOの特集誌面画像 その1
機動戦士ガンダム MS IGLOOの特集誌面画像 その2

▲ 2005年1月号にて特集記事を敢行。当時ポピーから発売された1/144スケールのレジンキット ヒルドルブとMGキット改造のセモベンテ隊ザクⅡなどを掲載。世界観を解説した小冊子も付属した

●2004年7月●映画、OVA


機動戦士ガンダムSEED DESTINY

 多大な犠牲を払った第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の後にナチュラルとコーディネイター間で停戦条約が締結されたが、争いの火種が消えたわけではなかった。戦乱のなか、地球連合軍のオーブ侵攻に巻き込まれて両親と妹を失ったシン・アスカは、その元凶ともいうべきガンダムを目にし、失意のうちにオーブを去りプラントに渡る。C.E.73、新造戦艦ミネルバの進水式が進むプラントのアーモリーワンを何者かが強襲し、新型MS3機を奪取。それを阻止すべく、ザフトの戦士になったシンがインパルスガンダムを駆って立ちはだかる。『ガンダムSEED』および本作は、2012年と2013年に一部を新作カットに置き換えたHDリマスタープロジェクトとしてリバイバルされた。

機動戦士ガンダムSEED DESTINYの特集誌面画像 その1
機動戦士ガンダムSEED DESTINYの特集誌面画像 その2

▲ 創刊35周年記念としてB5判からA4変形判に判型拡大リニューアルを行った2004年10月号。アニメ放送開始に先んじて、木村直貴がフォースインパルスガンダムをスクラッチで製作した

●2004年10月●TV


機動戦士Ζガンダム A new Translation

 1985年にTV放送された『機動戦士Ζガンダム』が劇場版3部作として映画化。TV版の総集編であるものの、かなりの新作カットが用意され、ストーリーは“新訳”版として再構成。新作カットの各所に散りばめられた、TV版には登場しなかったMSや、TV版とは異なるエンディングは大きな話題になった。第一部「星を継ぐ者」に次いで、第二部「Ⅱ 恋人たち」が2005年10月、第三部「Ⅲ 星の鼓動は愛」が2006年3月に公開された。

機動戦士Ζガンダム A new Translationの特集誌面画像 その1
機動戦士Ζガンダム A new Translationの特集誌面画像 その2

▲ 映画公開に合わせてこれまで1/144スケールのキットが存在しなかったMSが次々とHGUCやMGシリーズでラインナップ。本誌では新作キットのレビューはもちろん、従来キットを新訳版としてアップデートした作例も掲載

●2005年1月●映画


機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER

 C.E.73、ザフトのテロリストによって起こされたユニウスセブン落下事件「ブレイク・ザ・ワールド」は地球の各都市に大きな被害を与えた。これによって各所に混乱が発生するなか、DSSD(深宇宙探査開発機構)は独自に開発したMS「スターゲイザー」を宇宙へ打ち上げる。一方、地球連合軍第81独立機動群、通称「ファントムペイン」のスウェン・カル・バヤンはシャムス・コーザ、ミューディー・ホルクロフトとともに各地を転戦していたが、ロード・ジブリールが地球から脱出したことで戦闘の舞台は宇宙に移る。ファントムペインの次なる目標はスターゲイザーに搭載された自律AI…。純白の機体に漆黒の恐怖が迫る。

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZERの特集誌面画像 その1
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZERの特集誌面画像 その2

▲ 「ガンダムSEEDシリーズ」の外伝作品である本作は配信とイベント上映のみの展開であったが、TVシリーズよりも重厚に描かれた映像描写やメカ設定は、ガンプラと合わせて本誌読者の反響が大きかった

●2006年7月●配信


機動戦士ガンダム00

 西暦2307年、化石燃料は枯渇したが、人類はそれに代わる太陽光発電システムを使用した新たなエネルギー源を入手。しかし、その恩恵にあずかれるのは、巨大な軌道エレベーターとそれにともなうシステムを持つ大国とその同盟国だけだった。軌道エレベーターを所有するユニオン、人類革新連盟、AEU。この3つの超大国群は己の威信と繁栄のために大いなるゼロサム・ゲームを続ける。そんな状況に楔を打つべく「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織、ソレスタルビーイングが現れ、「ガンダム」による武力介入を始める。本作は2010年9月、完結編となる映画『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』が公開された。

機動戦士ガンダム00の特集誌面画像 その1
機動戦士ガンダム00の特集誌面画像 その2

▲ ガンプラは『ガンダムSEED』時にも導入された低価格帯キットを、復活させたFG(ファーストグレード)ブランドとして主要ガンダム4機をリリース。HGと1/100スケールで多くのアイテムがラインナップされた

●2007年10月(ファーストシーズン)、2008年10月(セカンドシーズン)●TV


▼ 「45年の歴史年表」は随時公開!

アイキャッチ

10月23日(水)18時公開

2010年~2019

アイキャッチ

10月24日(木)20時公開

2020年~

ⓒ創通・サンライズ

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