HOME記事キャラクターモデル『スーパーロボット大戦』ヒュッケバインボクサーがHGキット化。全長23cmの威容を誇る話題作をAMガンナーと色を統一して仕上げ

『スーパーロボット大戦』ヒュッケバインボクサーがHGキット化。全長23cmの威容を誇る話題作をAMガンナーと色を統一して仕上げ

2024.10.19

ヒュッケバインボクサー【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2024年11月号(9月25日発売)

ヒュッケバインボクサーのキットの全体画像3

ガイスト・ナックル

ヒュッケバインボクサーのキットの全体画像4
▲ 光り輝く巨腕の一撃。輝く拳は専用パーツが両手ぶん用意されており、メタリックブルーのような成型色となっている。作例の拳パーツは、見る角度で色味が変わる偏光パール塗料のガイアカラー プリズム パステル ターコイズブルーイエローで塗装した
ヒュッケバインボクサーのキットのこぶしパーツの画像
ヒュッケバインボクサーのキットの手のアップ全体画像1
ヒュッケバインボクサーのキットの手のアップ画像2

▲ キットはガイスト・ナックル用の形状固定拳パーツのほか、指の全関節が可動するハンドパーツの2種が付属

カタパルト・キック

ヒュッケバインボクサーのキットの全体画像5
▲ スラスター噴射で急加速して繰り出す、巨大な脚を用いた飛び蹴り。AMボクサー下半身の各関節は非常にしなやかに動き、ヒュッケバインMk-Ⅲの脚部の動きを阻害しない。さらに、写真のように付属スタンドと組み合わせれば、宙に浮かせたポージングも思いのままだ
ヒュッケバインボクサーのキットのアップ画像3
▲ キットにはヒュッケバインMk-Ⅲの武装一式も付属するので、ゲームで見られる「ヒュッケバイン側の腕で射撃」のポーズも再現できる

Gソード・ダイバー

ヒュッケバインボクサーのキットの全体画像6
▲ AMボクサーが形を変えた大剣グラビティ・ソードにヒュッケバインMk-Ⅲが搭乗し、敵に突貫する大技「グラビティ・ソード・ダイバー」、通称Gソード・ダイバー。付属の支柱パーツはガタつくことなく固定可能で、Mk-Ⅲを載せてもビクともしない
ヒュッケバインボクサーのキットの全体画像7
▲ AMボクサーの手足を一度胴体から外し、アダプターパーツを組み込むことでグラビティ・ソードに変形。両つま先のブレードからかかとまでがピッタリと閉じ合わさる変形ギミックがすばらしい
ヒュッケバインボクサーのキットの全体画像8
ヒュッケバインボクサーのキットの全体画像9
▲ ベースのジョイント位置は付け替えができるので、敵を葬った後、手元に戻ってきたグラビティ・ソードを受け止めるシーンもご覧の通り

フルインパクト・キャノン

ヒュッケバインボクサーのキットの全体画像10
▲ アニメ『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』でエクスバインが披露した、AMボクサーとAMガンナーを連動させて放つ必殺技「フルインパクト・キャノン」。製品も別売のAMガンナーと連動し、AMガンナーの「牽引用グリップ」をAMボクサーの両手で掴むことで発射シーンが再現できるのだ
ヒュッケバインボクサーのキット素組みと塗装組みの比較画像1
▲ 素組み(写真左側)と並べて。キットは特徴的な色分けがパーツ分割で徹底的に再現されている、塗装派にもやさしい仕様。作例のカラーリングは、本機が初登場した『スーパーロボット大戦α』の戦闘画面の色味を意識したパープルグレーで塗装している
ヒュッケバインボクサーのキットの素組みと塗装組みの比較画像2
ヒュッケバインボクサーのキットの全体画像11
▲ ヒュッケバインMk-ⅢとふたつのAMパーツが勢揃い。実に壮観な眺めだ

■令和のスパロボ模型は秀作揃い!
 HGヒュッケバインボクサー、ついに発売されましたね。個人的にはAMガンナーを担当した時以上に楽しみにしていたキットです。AMガンナーの箱を開けたときもパーツの大きさ、ランナーのサイズ感に痺れましたが、今回もすさまじいボリューム! 仮組みの段階からそのボリュームとパーツの大きさに圧倒され、いつも以上に盛り上がりつつ製作できました。
 以前AMガンナーを製作した際は、本体であるヒュッケバインMk-Ⅲはガルマ☆ザビコさんが作り、自分はAMガンナーのみを製作するという変則的な取り組みでしたが、今回もザビコさんのヒュッケバインMk-Ⅲをお借りし、自分はAMボクサーのみの製作です。いやぁ、ザビコさんのMk-Ⅲ、清潔な色使いでかっこいいもんね(笑)。ヒュッケバインMk-Ⅲの製作方法が気になる方は、本誌2024年4月号か、単行本「ホビージャパンエクストラ 特集:スーパーロボット大戦OG」を参照してくださいませ(宣伝)。
 AMボクサーを仮組みしての印象は、とにかく作りやすいことに尽きます。作る前は大型キットであるだけに「塗り分け箇所(マスキング)が多かったらどうしよう…」と勝手に尻込みしていたのですが、いざ組んでみると洗練されたパーツ構造、男前なフォルムからしなやかな可動と、ストレスを感じることなく形にすることができました。

■製作
 今回はパーツの合わせ目や、色分けに関してはキットのままで充分だと判断し、工作に関しては丁寧な表面処理を念頭に、ヒケの処理やモールドの彫り直し、スジ彫りの追加など細々とした作業だけを施しています。
 AMボクサーパーツとヒュッケバインMk-Ⅲとの合体・分離ギミックですが、各ブロックがしっかりと定位置でカチッと収まってくれますし、股間や背中のジョイントで強固に固定できるのでストレスなく動かして遊べます。AMボクサーパーツを塗装で仕上げる際は、パーツが擦れやすいところを仮組み段階で確認し、あらかじめヤスリで一皮剥くように削っておくことをオススメします。とくにMk-Ⅲのサイドアーマーと、AMボクサーの股関節とが干渉しやすいので、念のためサイドアーマー側を1mm以上削り込んでおくと塗膜が剥がれにくくなりますよ。作例のサイドアーマーも、薄く整形したものを新しく用意しました。
 注目の可動指ですが、形状はとても良好なもののゲートの跡やパーティングラインがどうしても目立ってしまうため、表面をヤスリがけしてあげると見映えが向上します。ただ、粘りがある材質のため削りカスがささくれのようにパーツ表面にひっついてしまうため、パーティングラインを処理しようとすると手間がかかります。今回は時間をかけ、デザインナイフ&ひたすら番手を変えつつヤスリで何度も磨きましたが、あるいはパーティングラインをそのまま受け入れて、未処理で済ませるのも手でしょう。

■塗装
 ザビコさんのMk-Ⅲを乗せるので、使用した塗料もヒュッケバインに合わせてあります。合体変形などによって一部外装の内側が見える部分があるので その部分には黒く塗りつぶしてごまかしました。以下、カラーレシピです。

本体青=エヴァンゲリオンカラー エヴァパープルグレー
本体濃紺=バーチャロンカラー 風群青
本体白=ガイアカラー ニュートラルホワイト
本体黄色=メカトロウィーゴカラー らいとおれんじ
フレーム色1=37番 RLM75グレーバイオレット
フレーム色2=116番 RLM66ブラックグレー
ガイスト・ナックル=ガイアカラー プリズム パステル ターコイズブルーイエロー
 コーションデカールは、スジボリ堂 ロボデカールを使用しました。

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット “ハイグレード”

ヒュッケバインボクサー

製作・文/すえぞう

HG ヒュッケバインボクサー
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●12100円、受注終了●約23cm●プラキット●プレミアムバンダイ販売アイテム


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すえぞう

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