今月発売予定のウェーブ「アーマードナイトメアプラス[アルト機]」を一足早く製作!細部形状を補完して完成度を高める【マクロスF】
2024.10.10VF-171EX アーマードナイトメアプラス(早乙女アルト機)【ウェーブ 1/72】 ●Ryunz 月刊ホビージャパン2024年11月号(9月25日発売)
細部形状を補完して完成度を高める
ナイトメアプラス[アルト機]および[一般機]に続き、アーマードナイトメアプラス[アルト機]がついに発売。劇中ではこの姿での活躍のほうが印象深く、ナイトメアプラスバリエーションのなかでは大本命といえるアイテムがようやくのリリースとなる。キットはノーマルのアルト機をベースにアーマードパーツと武装を新規金型で再現。新たに飛行展示用のディスプレイベースが付属となる。作例はRyunzが担当。キットでは再現しきれていない細部形状を補完して完成度を高めている。
ウェーブ 1/72スケール プラスチックキット VF-171EX アーマードナイトメアプラス[アルト機]使用
VF-171EX アーマードナイトメアプラス(早乙女アルト機)
製作・文/Ryunz
本機は新統合軍に制式採用されたVF-171にEX-ギア対応を行うことでノーマル機よりも操作性を向上させるとともに、バジュラに対抗すべく対バジュラ用標準兵装パックとAAS-171EX アーマードパックを装着した機体になります。劇中ではアルトが搭乗しバジュラ相手に奮戦するものの、ISC未搭載のため苦戦を強いられてあまり活躍の機会に恵まれなかった機体ですが、モチーフになったF-117の特徴を色濃く残したそのスタイルはVF-25やVF-31とは違った魅力を持っています。キットはノーマルのVF-171EXをベースに一部パーツを変更・追加したもので、アーマードナイトメアプラスのみを組み立てることができます。大きく手を入れる必要性がないほどの完成度なので、成型上で省略されている部分を補完した程度で仕上げました。
▶工作
コックピットはコンソールと座席のみのあっさりとした構成だったので、プラ板でサイドコンソールパネルを製作しました。各所にあるスラスターノズルやベクタード・スラストノズルは内部を市販パーツでディテールアップしています。頭部レーザー砲側面にある肉抜きは結構目立つので、パテで埋めました。機体腹下面の主翼付け根あたりに意味ありげなモールドがあったので、市販のメタルパーツを取り付けています。中射程対空ミサイルと短射程高機動対空ミサイルはノズルモールドがないので一段彫り込んでいます。高速徹甲ロケット6連装ポッド、MED粒子反重力砲、ガンポッドは左右貼り合わせ構造なので、接着して合わせ目を処理し、MED粒子重力砲の砲口を開口しました。
▶塗装
設定画やキットの完成見本画像を参考に塗装し、使えるところは付属のデカールを使用しています。特に主翼のラインマーキングはデカールを使ったほうがきれいに直線を出すことができます。
白=ブリュンヒルトホワイト
赤=モンザレッド
青=ティターンズブルー2
黒=Ex-ブラック
黄色=クールホワイト+キアライエロー
グレー=メカサフ スーパーヘヴィ
バーニア等=ガンメタル
その他メタリック=焼鉄色
VF-171EX アーマード ナイトメアプラス[アルト機]
●発売元/ウェーブ●10780円、10月予定●1/72、約22cm●プラキット
©2007 BIGWEST/MACROSS F PROJECT・MBS
Ryunz(リュンズ)
細部まで行き届いた丁寧な工作ときっちりした塗装を得意とする。猫と車が好き。