「PLAMAX ファルケ」をレーサー仕様に改造!エナメル塗料とラッカー塗料で水彩画のような仕上がりに!
2024.10.13筆塗りTribe/傭兵軍 反重力装甲戦闘機 ファルケ【マックスファクトリー 1/35】 月刊ホビージャパン2024年11月号(9月25日発売)
エナメルぼかしの「チョップ塗り」スタート!
裏面の塗装
大人になって出会った「プラモの楽しさ」と「仲間」たち
──アーリーチョップ!!!さんが本格的にプラモを始めたきっかけを教えてください。
アーリーチョップ!!!(以下ア):社会人になってちょっと暇な時間にたまたまガンプラを1個買ってみたんです。1500円くらいのものだったと思います。そうしたら面白くてずっといじってました。ガンプラひとつで1ヵ月も楽しめたので「このコストパフォーマンスでこんなにも面白い趣味があるのか!」と驚いたんです。そこから少しずつ工具や塗料を揃えていきました。
──昔からバリバリ作っている方だと思っていました。
ア:ものを作ったりいじったり、絵を描いたりするのはずっと好きだったのですが、プラモデルをたくさん作るようなことはありませんでした。小さい頃に何個かは作ったかもしれないですが……。大人になって出会えたことで、模型雑誌やインターネットを駆使していろいろ調べまくりました。そうすると北海道でも模型を楽しんでいる人たち(POOH熊谷さんなど)と出会って、交流が始まったんです。そんな仲間たちとの出会いによって今の自分の製作スタイルができたと思います。
筆塗りに関しても、絵を描いていたので筆自体を使うことに抵抗はありませんでした。プライベートでもマシーネンは好きでよく塗っています。これまでの自分の作例を知っている方からすると「筆塗り」のイメージは希薄かもしれませんが、元々絵筆を握っていたこともあり、今回は夢中で色を置く工程を楽しんで作りました。自分の筆塗り作品の最終的なイメージは「水彩画のような仕上がり」で、それを念頭に置きながら筆のタッチやフィルタリングの色味、汚し具合などを考慮しつつ多層に塗り重ねています。そんなふうに色を塗り重ねている時間は、本当に幸せで、雑音なども入ってこない自分と模型だけの時間を思いっきり楽しめるんです。模型と“接触”する筆塗りならではの楽しみだと思うので、ぜひ筆を取って自分と同じような体験を楽しんでほしいです。
マックスファクトリー 1/35スケール プラスチックキット“PLAMAX”
傭兵軍 反重力装甲戦闘機 ファルケ
製作・文/アーリーチョップ!!!
PLAMAX 1/35 反重力装甲戦闘機 Pkf.85 ファルケ
●発売元/マックスファクトリー、販売元/グッドスマイルカンパニー●5280円、発売中●1/35、約19cm●プラキット●原型/ファルケ:せど、フィギュア:平田英明
ⒸKow Yokoyama 2024