Figure-rise Standerd「ルナマリア・ホーク」丁寧なパーツ整形とデカールワークで多彩なディスプレイを楽しめるように製作!
2024.10.12
ルナマリア・ホーク【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2024年11月号(9月25日発売)
フェイスパーツを増やして多彩なディスプレイを!!
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』より、ルナマリア・ホークがフィギュアライズスタンダードシリーズで発売。パイロットスーツの複雑な色分けをほぼ成型色で再現し、開いた胸元のインナーには軟質素材を使用。ヘルメットのありなしなど、ルナマリアのさまざまなディスプレイを堪能できる。作例は以前にMG ガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)を製作したsannojiが担当。キット自体はとても良好なので、丁寧なパーツ整形とデカールワークを行い、余剰パーツを活用してフェイスを追加。多彩なディスプレイを楽しめるようにした。
(解説/sannoji)
Figure-rise Standard ルナマリア・ホーク
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●4180円、発売中●約15cm●プラキット
▲ザフト新造艦ミネルバ所属で「赤服」をまとうエリートパイロット。勝気な性格で、シン・アスカと同期。劇中では赤いザクウォーリアに搭乗。シン・アスカがデスティニーガンダムに乗り換えたあとはインパルスガンダムを引き継いで搭乗する
主に使用するツール・マテリアル
▲パーツ表面処理は主にゴッドハンド「神ヤス!」10mm厚の#240、#400、#600、#800、紙ヤスリ#400、HJモデラーズフィニッシュプレート スタンダードソフトタイプ、NTのデザインナイフベーシック(刃先45°)を使用
▲タミヤスミ入れ塗料を2種使い分け。白いパーツにはダークグレイ、それ以外にはブラックを使用
▲タミヤエナメル塗料のクリヤーオレンジをフェイスパーツの口(閉じ)に、同じくレッドとパープルを混ぜて髪の毛パーツに使用
▲デカール貼りにMr.マークセッターを使用(ハケはMr.接着剤用筆セットのものに交換)
▲タミヤモデリングワックスはパーツ同士が擦れて塗装剝がれのリスクがありそうなところに塗布
▲クリアーコートにはツヤ消しのスーパースムースクリアーを使用
ゲート跡の処理
▲ゲート跡はまずデザインナイフでそぎ落とします
▲神ヤス!の番手を上げながら表面処理を行います。逆アール面のゲート跡は未使用の紙ヤスリをカーブさせてヤスると処理しやすいです
▲HJモデラーズフィニッシュプレート スタンダードソフトタイプの緑面→白面の順に磨きます。今回はサフレスで塗装するため、サーフェイサーを使うとき以上に丁寧に表面処理を行います
▲フェイスパーツ側面のパーティングライン(※鉛筆でアタリを付けた箇所)を処理します
▲こちらもヤスリの番手を上げながら丁寧に磨いていきます
瞳デカール貼り付け
▲キット付属の水転写式デカール。種類がたくさんあるので、好みのものをチョイスできます
▲瞳デカールはマスキングテープなどでガイドを付けると位置決めしやすいですが、今回はガイドなしで貼ります
▲タンポ印刷済みフェイスパーツと見比べながら、湿らせた綿棒を優しく動かして位置を微調整します
▲位置決めができたらデカールの縁からマークセッターを流し込むようにして塗布します
▲マークセッターをよくなじませたら、はみ出た部分を綿棒で拭き取ります
©創通・サンライズ
sannoji(サンノジ)
キャラクターメカを中心に手がけてきたが、近頃はガールズプラモにも守備範囲を広げている月刊ホビージャパン10年目の中堅モデラー。
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