MODEROID「デモンベイン」をメタリック&パール塗装でスタイリッシュに製作! プロのカラーレシピや製作ポイントも必見【斬魔大聖デモンベイン】
2024.09.23デモンベイン【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2024年10月号(8月23日発売)
カラーレシピ
下地= サーフェイサーエヴォグレー
白=クールホワイト50%+アルティメットホワイト50%
→ホワイトパール
赤=メタルレッド60%+メタルブラッディレッド50%
青=メタルブルー 60%+メタルダークブルー 35% +純色バイオレット5%
関節部等=フレームメタリック1
武器=ガンメタル
クリアーパーツ=Mr.クリスタルカラー 07 ターコイズグリーン
トップコート=セミグロスクリアープレミアム
■はじめに
エルドラVに続き、MODEROIDデモンべインの製作をしました、ゆーさん。と申します。今回もよろしくお願いします!!
■製作について
キットの出来は素晴らしいのひと言です。デザイン上合わせ目が出る箇所が少ないので、嵌合の調整をはじめ、キットの目立つ合わせ目と、穴埋め作業に比重を置き製作しました。各部の製作ポイントを紹介してますので、参考になれば幸いです。
・頭部パーツ
多色成型のため、一番合わせ目が多く出る箇所ですが、各パーツを仮組みしながら見ると、少しの加工で後ハメが出来ますよ! と言わんばかりの親切設計となっております。合わせ目が出るパーツの分割処理を行い、塗膜剥がれを配慮し若干緩めに調節をします(可動部ではないので、多少の緩みであれば接着で大丈夫です)。
・スカート部分
複数色のパーツで構成されているので、後ハメ加工して合わせ目を消します。内部のダボ穴をC型にカットし嵌合確認。緩すぎると可動・ポージングに支障が出るので、マーカー等でガイドを作ると安心です。また、組み立ての際テンションで合わせ目が割れる可能性があるので、予め接着前に各部の嵌合確認をオススいたします。
・肉抜き埋め
武器等も用意され、ポージングの幅が広いデモンべインなので、腕・脚のパーツに若干の肉抜き穴が見えます。省いてもいいですが、キットの出来映えを上げるポイントとして、瞬間接着パテを使用し埋めております。
■塗装について
今回はメタリック&パール塗装で豪華なイメージを出しつつ、ギラつき過ぎないように半ツヤでしっとりめに仕上げました。ホワイト部分関しては、ホワイト+パールの混色も可能ですが、カラーサンプルを製作した際にホワイト→パールの粒子感が良かったので、こちらを採用します。
本体のレッド&ブルーのメタリックはMr.カラーGX各2色を使用し色味を調節。デザインで濃淡が変わるデモンべインなので、お好みで色味に変化をつけるとおもしろいですね。クリアーパーツには、凸部分に向けてクリスタルカラーを塗装。仕上げを光沢にし、本体とのメリハリをつけてみました。
また、細かな塗り分けが必要な、バルザイの偃月刀、イタクァ、クトゥグア。ハンドパーツとの一体成型となるので、マスキングの練習、エアブラシでのこまかな塗装の挑戦にお勧めです。(グリップ色は隠蔽力の高い色なので、筆塗装の練習も◎。)
■最後に
今回、塗装後のデカール作業で白部分だけが発色しないアクシデントに見舞われましたが、同デカールを重ね貼りすることで解決出来て安心しました。同様のアクシデントが起きた際は参考にしてみてください。今回もご覧いただき、ありがとうございました!
グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット“MODEROID”
デモンベイン
製作・文/ゆーさん。
MODEROID デモンベイン
●発売元/グッドスマイルカンパニー●7500円、発売中●約17cm●プラキット
▼ 関連記事はこちら
©2003 NITRO ORIGIN
ゆーさん。
『Gガンダム』と「スパロボ」好きのモデラー兼模型製作スペースの店長。祝『Gガンダム』30周年!