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“FAガール以外”で“FAガール”を作る「バーゼラルド ゼルフィカールフォーム」。通常のバーゼに加えてFAガールゼルフィカールの武装パーツをプラス【フレームアームズ・ガール】

2024.09.23

ガールズプラモスタイル#03(6月28日発売)

“フレームアームズ・ガール以外のキット”でフレームアームズ・ガールを作る

バーゼラルドのプラモデルのメイン画像

 シリーズを重ねていくにつれて美少女キャラクターとしての人気も高まっていったフレームアームズ・ガール。特にアニメ登場ガールに明確なキャラ付けがされたことで「定まった設定がない擬人化キャラ」から「パーソナルな個性がある人物」へと進化していったと言えるだろう。それを体現しているアイテムがメガミデバイスで発売されたバーゼラルド。小柄な体型のアニメ版バーゼを再現するために、FAガールより小型なメガミ規格でキット化されたものである。FAガールの歴史のなかでも印象的なキットということで、特集作例に選出させてもらった。吉村晃範による作例は、通常のバーゼに加えてFAガールゼルフィカールの武装パーツをプラス。アニメ劇中のハチャメチャな戦いぶりをさらに強調するような、重武装のフル装備モードで製作してもらった。

コトブキヤ 1/1スケール プラスチックキット“メガミデバイス” バーゼラルド Animation Ver.使用
フレームアームズ・ガール
バーゼラルド ゼルフィカールフォーム

製作・文/吉村晃範


バーゼラルドのプラモデルの全身画像1
▲ メガミデバイスの「バーゼラルド Animation Ver.」は本体がメガミ、武装パーツがFAガールのコラボキット。再現が「らくしょー」とは言い難かったアニメ版バーゼを可愛らしく立体化している。クロスフレーム・ガールで別作品のキャラがキット化されるのと同様に、FAガールも別ブランドでキット化される“個のキャラクター”へ成長したと捉えると、なかなかに感慨深いキットである
バーゼラルドのプラモデルの全身画像2
ゼルフィカールのプラモデルのバストアップ画像
ゼルフィカールのプラモデルの頭部パーツの画像

▲ 本体上半身の装備品をFAガールゼルフィカールから移植。耳パーツは基部をバーゼの前髪に形状を合わせて固定している

ゼルフィカールのプラモデルの武器の画像1
ゼルフィカールのプラモデルの武器の画像2
ゼルフィカールのプラモデルの武器の画像3

▲ ゼルフィカールからの追加武装としてガンレイピア4丁、ブラストシールド2セット、ブレード付きセグメントライフル4丁を製作。色はバーゼに合わせてアレンジし、レイピアの刃は後ハメ化してグロス仕上げにした

バーゼラルドのプラモデルの全身画像4
バーゼラルドのプラモデルの全身画像5
▲ 左右アーム先端に装備される武装パーツも別途製作し、通常仕様のバーゼラルドに近い形態も再現可能
バーゼラルドのプラモデルのパーツのアップ画像
バーゼラルドのプラモデルの丸モールドのパーツの画像

▲ ガンレイピア銃口とバーニア内には丸モールドをシルバーに塗装したパーツを入れてディテールアップ。アームもモールドに沿って塗り分け、メカニカルに仕上げている

バーゼラルドのプラモデルの全身画像7
バーゼラルドのプラモデルの脚パーツの画像1
バーゼラルドのプラモデルの脚パーツの画像2

▲ バーゼ本体はバニーガールイメージで白いスーツをグロス塗装。脚はニュートラルグレーⅤで影を付けてから塗装しタイツ風にした

バーゼラルドのプラモデルのアクション画像
▲ 昨今ではコトブキヤのシリーズ間での互換性もかなり充実しており、メガロマリアや創彩少女庭園でFAガールたちを表現するのも容易になってきている。改めて“キャラ推し”なFAガールの作り方を模索してみるのも楽しそうだ

 こんにちは。今回はメガミデバイスとFAガールコラボのバーゼラルドにFAガールゼルフィカールの武装を組み合わせた作例を製作させていただきました。
 このバーゼのキットはAnimation Ver.ということで、もしアニメ劇中で轟雷のようにパワーアップしたらこんな感じなのかな、といろいろ想像を掻き立てられました。最後までご覧いただけたら嬉しいです。

素体モード
 頭部の耳と胸、肩外装の形状がバーゼと異なるので、必要なパーツをゼルフィカールから流用します。耳部分はゼルフィカール説明図の項目9を、胸アーマーについても項目15を組み立てればそのままドンピシャです。
 ウサギの尻尾はバニースーツのパーツG3を装着するため、ゼルフィカール付属の差し込みピンが長いパーツを選択しました。
 肌パーツは成型色を活かすため瞬間カラーパテ フレッシュにて合わせ目処理しました。

武装モード
 以前バーゼラルドの作例を作ったことがあるので組みながら徐々に思い出しましたが、ゼルフィカールの武装まですべて合わせると大ボリュームのパーツ数でした。表面処理に合わせ目消し、後ハメ加工等すべて行おうとすると相当な作業量になるので、読者の皆さんは力を抜いてご無理のない範囲で気楽に作業を~。
 全身の3mm接続穴は面取りビットで斜めに加工。一手間かけると立体感が強調できますし、装備脱着時の塗膜剥がれ防止にもなりますのでお試しください。

塗装について
 アニメ版バーゼの指定に準じて塗装、ゼルフィカールの武装もすべてバーゼに合わせました。 説明図のカラーガイドとホビージャパンMOOK「FAガール公式ファンブック」も参考にしました。
 素体部分はフィギュアの塗装テイストを盛り込み陰影をつけ、バニースーツとヒールはツヤあり。レイピアの刃にもツヤを入れてその他は半ツヤ仕上げ、顔は瞳部分にツヤを入れています。

バーゼラルド、SESSION GO!
 私にとっては久しぶりのメガミ&FAガール作例となりました。
 実は今回、腎臓結石の症状が出てしまい痛みに耐えながらの作業となりました。無事に完成できて今は安堵しております。お見舞いのメッセージをくださった皆さま、苦しい時に手を差し伸べていただいたTさま、本当にありがとうございました。

ガールズプラモスタイル03の表紙画像


ガールズプラモスタイル#03
2200円(税込)

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© KOTOBUKIYA ©Masaki Apsy ©Toriwo Toriyama

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吉村晃範(ヨシムラアキノリ)

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