HOME記事キャラクターモデル『ウルトラマン80』HMA新プラキット「スカイハイヤー」をプロップ調に!パネルラインにシャドウが入った“80'sスタイル”で仕上げ

『ウルトラマン80』HMA新プラキット「スカイハイヤー」をプロップ調に!パネルラインにシャドウが入った“80’sスタイル”で仕上げ

2024.09.17

UGM多目的ジェット戦闘機 スカイハイヤー【HMA】 月刊ホビージャパン2024年10月号(8月23日発売)

『ウルトラマン80』新キットをプロップ調に仕上げる

スカイハイヤーのプラキットのメイン画像

 HMAはプラキットを手掛け始めてまだ間もないメーカーだが、いきなり絶好球(ダイナマイトボール)を投げてきた。それがこの『ウルトラマン80』(1980年)に登場したスカイハイヤーである。約13.8cmと小ぶりにまとめられたプラキットながら、当時のプロップ(撮影用ミニチュア)を彷彿させる的確なスタイルとモールド表現で『80』ファンにはたまらないアイテムとなっている。作例はウルトラメカ好きの不破優が担当。余興でちょっとした電飾を組み込みつつ、パネルラインにシャドウが入った“80’sスタイル”で仕上げている。


スカイハイヤーのプラキットのイメージ画像
▲ スカイハイヤーは、地球防衛軍極東エリアが配備するUGMの多目的戦闘機。原子力ジェットエンジンを搭載しており、近距離レーザー砲、核プラズマ砲、空対地ミサイルなどで武装する。キットは塗装の必要はあるがスタイリングは超良好。今後発売予定のシルバーガルと合わせてぜひコレクションしておきたい
スカイハイヤーのプラキットの全体画像1
スカイハイヤーのプラキットのアップ画像1
▲ 操縦席にはMG RX-78-2 ガンダムVer.2.0付属の人形を無理やり小型化して座らせた(キャノピーを接着すると中が覗けなくなってしまうが…)
スカイハイヤーのプラキットのアップ画像2
▲ 嬉しいオマケとして、21話でガモスへの垂直降下攻撃時に使用したミサイルが付属する。映像を参考にそれらしく仕上げた
スカイハイヤーのプラキットの全体画像2
スカイハイヤーのプラキットのアップ画像3
▲ 主翼付け根のリブの円形ディテールは少し大きく見えたので、削り取ってウェーブ O・ボルトの 1.5mm径に置き換えた
スカイハイヤーのプラキットの2機比較画像
▲ 素組みと並べて。シルエットはキットのまま。機首のピトー管を金属線に置き換えた程度だ。今回は昭和特撮調にパネルラインのキワにシャドウを濃いめに置いて仕上げている
スカイハイヤーのプラキットの全体画像3
▲ キットにスタンドは付属しないので、後輪収納スペースにドリルで3mm穴を開口し飛行状態でディスプレイできるよう小改造。お手軽に加工できるのでオススメだ
スカイハイヤーのプラキットのアップ画像4
スカイハイヤーのプラキットのアップ画像5

▲ ランディングギアは差し替えで展開状態を再現可能。前側2輪で後部1輪とかなりユニークなレイアウトなのが面白い

スカイハイヤーのプラキットのアップ画像6
スカイハイヤーのプラキットのアップ画像7
スカイハイヤーのプラキットの製作画像1
スカイハイヤーのプラキットの製作画像2

▲ メインノズル付け根に磁気スイッチ付LEDを組み込んで電飾改造。ノズル中央に3mm穴を開け、ウェーブ H・アイズとコトブキヤ 3mmブーストエフェクトを加工した透明コーンに置き換えて発光部を確保。内部スペースは充分余裕があるので電飾は容易


 1980年4月、世間では平日夕方帯で『ガンダム』の再放送が一大ブームとなり(ガンプラはこの年の7月発売なので最高潮はこれから)、サブカルチャーが徐々に世間に認められつつある時代に『ウルトラマン80』の放送が開始されました。『80』放送当時は昭和ウルトラマンシリーズの特撮技術が最高潮に達していた時代で、スカイハイヤーの発進シーンは歴代作品中でも出色の豪華さとカッコよさ。シルバーガル、エースフライヤーらとの共同で怪獣にレーザーをビシバシ浴びせていたのも印象深いです。

 放送当時は模型とポピニカが発売されていましたが、今年久しぶりに新作プラモが発売されました。キット内容はパーツ数も抑えられていてサイズも手の平サイズで好印象。今回はちょっと手を加えて製作していきます。
 機首はコクピットを後から取り付けることができてありがたいですね。パイロットは付属していないので今回はガンプラのパイロット人形を流用しました。そのままでは大きすぎるので削って小さくしつつ、UGM隊員服に寄せて削って調整。機首先端のピトー管はイモ付けなので長いほうは0.5mm真鍮線に置き換えました。キットにはスジ彫りが施されていますがちょっと溝幅が太めですかね。プロップを参考に少しスジ彫りを追加しました。

 今回は3つのノズルに電飾を仕込んでみました。最近流行りの磁気スイッチ付LEDを使用しました。ワンダーウェイ W-PARTS LEDモジュールの3連タイプを使い、ノズルは市販の透明パーツの組み合わせに置き換えて光を通すようにしました。今はモジュール化された電飾ユニットが市販されているので、はんだ付けせず気軽に組み込めるのがいいですね。

■塗装
 電飾したので機体内側は黒サフを吹いて光が漏れないようにしています。
シルバー=ガイアカラー Ex-シルバー
黒=GX2番 ウイノーブラック
キャノピー=ガイアカラー 蛍光ブルーグリーン
 パネルラインのスジ彫りに沿って101番 スモークグレーを細吹きしました。。
 付属のデカールは柔らかく貼りやすいです。別途モデルカステンのコーションデカールグレーを使用。スミ入れはタミヤエナメル塗料 ジャーマングレイ。仕上げはガイアカラー Ex-セミグロスクリアープレミアムを吹いて完成です。
 シルバーガルはもう少し発売に時間がかかりそうですが、その次はなんとリアべ号というアナウンスが。個人的にはバッカスⅢ世! と無責任にリクエスト。HMAさんよろしくお願いします。

HMA ノンスケール プラスチックキット

UGM多目的ジェット戦闘機 スカイハイヤー

製作・文/不破優

UGM多目的ジェット戦闘機 スカイハイヤー
●発売元/HMA●3850円、発売中●約13.8cm●プラキット

©円谷プロ

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