ガールズプラモ“かわいく魅せる写真ワザ”アングルを変えて撮ってみよう!基本アングルのアオリとフカンに絞って、スマホでも簡単に実践できるテクニックを紹介
2024.10.02かわいく魅せる写真ワザ
アングルを変えて撮ってみよう!
ガールズプラモにとどまらず、プラモの撮影において「アングル(カメラの位置や角度のこと)」は作品の魅力を最大限に引き出すための重要な要素です。今回は基本アングルのアオリとフカンに絞って、スマホでも簡単に実践できるテクニックを紹介し、あなたの作品をより魅力的に見せるためのヒントをお届けします。
撮影/葛貴紀(井上写真スタジオ) 解説/大松耀久(ホビージャパン編集部)
3つの基本アングル!
アオリ
レンズをヒザぐらいの高さにかまえてアオリ(ローアングル)で撮影すると、写真の中でプラモデルが強調され、被写体を大きく見せることができます。力強さや威厳を感じさせる効果がありますよ
アイレベル
被写体と同じ高さでの撮影を「アイレベル」と言います。文字通り目線の高さですね。ガールズプラモを撮影するときは特に、アイレベルで撮影してあげると等身大の自然な印象を演出できます
フカン
アイレベルから少し上でレンズを構えてフカン(ハイアングル)で撮影すると、被写体が小さく見え、全体像を把握しやすくなります。また、このアングルでは、プラモが机の上に乗っているようなミニチュア感も演出できます
これだけは覚えて! スマホ撮影のコツ
カメラのレンズは通常、スマホの上部や中央付近にあります。このため、スマホを水平に構えると、自然とアイレベルでの撮影になります。
スマホを逆さまに持つ(レンズが下側になるように持つ)ことで、カメラの位置が低くなり、下から見上げるようなアングル(アオリ)が可能になります。簡単なことですが、これを覚えておくだけで撮影の幅がグッと広がりますよ。
スマホで実践!
アオリ
スマホを逆さに持ち、被写体の足元からアングルを付けました。力強いイメージの写真を手軽に撮影できました
アイレベル
スマホを被写体の目線くらいの高さに構えて撮影しました。一番表情がよく見えるカットになるので、フェイスパーツに手を加えた作品であれば1カットはアイレベルの写真をおさえておくといいですよ
フカン
プラモを少し上から撮影します。フカンで撮影すると、正面やアオリの時より地面の位置が少しわかりずらく、前傾しているようにも見えるため、安定して見えるようなポージングでの撮影がおすすめです
スマホの広角レンズで遊んでみよう!
近年のスマホに搭載されている広角レンズを使い、アングルを少し工夫することで、迫力あるショットや一部を極端に強調した(パースをつける)表現を手軽に楽しむことができます。今回はその一例を、注意点とともにご紹介します。
拡大率をコントロールしよう!
0.8倍
0.5倍の時は迫力が最優先でしたが、0.8倍で被写体から少し離れて撮影すると、パーツの形状もわかりつつ立体感も演出できます。
1.0倍
スマホのレンズは、実は少し広角のレンズが採用されています。そのため、寄って撮影すればそれなりにパースをつけて撮影することができます。被写体に合わせて拡大率を調整してみると映り方が一気に変わりますよ。
見せたいものを真ん中付近に
広角レンズは特性上、画面の中心が縮小され、外側にいくにつれ拡大されて映ります。そのため画面の端のほうに顔が配置されると、少し縦に伸びたような写真に見えてしまうことがあります。特にフカンで撮影する場合はバランスがおかしくならないように注意が必要です
ガールズプラモスタイル#03
2200円(税込)
\ 前回の記事はこちら【かわいく魅せる写真ワザ#02】/
Ⓒ KOTOBUKIYA