HOME記事ガンダムRGガンダム Ver.2.0をブラッシュアップ! 最新キットを活かしつつ細部のディテールアップと塗装で解像度を高める!

RGガンダム Ver.2.0をブラッシュアップ! 最新キットを活かしつつ細部のディテールアップと塗装で解像度を高める!

2024.09.07

RX-78-2 ガンダム【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年10月号(8月23日発売)

最新にして最高峰キットの仕様をさらにブラッシュアップ!!

 2009年、お台場潮風公園に「実物大ガンダム立像」が建造され、その翌年に新たなガンプラブランド「RG(リアルグレード)」がスタート。同ブランドでは“モビルスーツが現実世界に存在したら”という視点を基に、1/144スケールで実験的な要素も含めたガンプラ技術の最先端を追求し、後のガンプラ進化に大きな影響を与えてきた。そのRGシリーズがスタートしてから2024年で15年、ガンダム45周年となる年に、シリーズ第1弾「RX-78-2 ガンダム」が完全リニューアルを遂げる。これまで積み重ねてきた技術をフィードバックし、今一度ガンダムの“リアル”を徹底追求。現時点における最高峰「RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」がここに顕現する。
 かいんによるキットレビュー作例では、本キットの仕様をできる限り活かしつつ、延長上として細部のディテールアップとメカモールドを強調するための塗装で仕上げている。

RX-78-2 ガンダムとは…

 地球連邦軍による「V作戦」によって開発された白兵戦用試作MS。本機は先に開発されたガンキャノンやガンタンクと異なり、兵装をオプション化することで人型MSの汎用性を最大限活かせるようになっている。劇中では、サイド7に運び込まれたところをジオン軍に攻撃されるが、偶然居合わせた少年アムロ・レイが搭乗し、初の実戦ながらザクIIを2機撃破する活躍を見せる。その後ガンダムはホワイトベースの艦載機となり、アムロとともに各地を転戦し、大きな戦果を挙げていく。

▲骨太でがっしりした安定感のあるフォルム。キットは白のツートーンカラー、外装の一部から覗くメカモールドによって高密度な造形になっている。作例は部分塗装やフィニッシュシートを使用してそれらメカモールドを際立たせつつ、各部丁寧に面出し・エッジ出しを行うことで、スケール感を錯覚させるほどに解像度を高めている
▲ランドセルのスラスターノズルはメタリックカラーで塗装してキラリと光るアクセントにしている。足首の左右スイング可動部は軸が露出しているので、エッチングパーツを貼ってメカニカル度を高めた
▲頭部バルカン砲の砲口はキットパーツを切り落とし、0.6mm径の真鍮パイプから削り出したリングパーツでディテールアップ
▲側頭部のダクトはフィンを削り込んで薄く見えるようにしている。写真は向かって左が加工後。それによって横の外装の厚みが気になり出したので、こちらは前方に向かって丸みを帯びるように削り込んだ
▲胸部ダクトはルーバーの奥側を削り込んで開口部が大きくなるようにした(写真左側が加工後)

CORE BLOCK>>>CORE FIGHTER

▲①コア・ブロックからコア・ファイターへの変形行程を解説 ②主翼を開き、収納されていた垂直尾翼を後部にスライドさせつつ起こす ③機首を180度回転させ、先端を伸長してコックピットを露出させることでコア・ファイター形態への変形完了

▲キャノピーが開閉。内部はコックピットシートが造形されている。ランディングギアを取り付けることで着陸状態を再現可能だ

▲本キットではコア・ブロック自体に可動機構を設けることで胴体の自然な可動を実現している
▲胴体の可動範囲を確保するためにコックピットハッチは上下に開く構造にアレンジされた
▲靴裏のバーニアは接続ピンが露出しているので、ピンをやや短くしてからメタルリングパーツを貼り付けた
▲靴裏のようにモールドが繊細な箇所はスミ入れ用シャープペンを使用。塗装によるスミ入れのようににじんだりしないので、部位によっては効率よく進めることができる
▲左が素組み、右が作例。バーニアのディテールアップとスミ入れの効果をご確認いただきたい

ⓒ創通・サンライズ

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かいん

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