ゾイドHMM「ガイサック」が完全新規キットで登場! 小澤京介がアニメ劇中カラーとウェザリングで仕上げる!
2024.08.22カラーチェンジとウェザリングで楽しむHMM新規キット
コトブキヤが発売するゾイドハイエンドマスターモデルから新アイテム「RZ-002 ガイサック」の作例が到着! 2023年のケーニッヒウルフ以来となる新規造形で、ノーマルタイプと重装甲タイプも再現できる仕様だ。
キットは1999年発売のカラーを基にしているが、作例ではアレンジとしてTVアニメに登場したブルーグリーンの色合いにて製作。映像やパッケージ写真から、砂漠地帯で使われていたことを感じさせる表面の摩耗を、ほどよい具合で再現している。
コトブキヤのHMMガイサックを製作しました。成型色はサンドカラーですが、今回の作例では、アニメ仕様のガイサックカラーのイメージでウェザリングも加えて仕上げています。
■組み立て
頭部の後ろ側の合わせ目部分がパーツの段差もあって消しにくいため、ディテールアップパーツを取り付けています。同様に尻尾の根元の太い部分も合わせ目が消しにくいので、ここは段落ちにしています。
■塗装
下地はサーフェイサーエヴォ ブラックを使用。TVアニメでのメタリックブルーらしいイメージから、基本カラーリングは、青竹色7+ライトブルー3の割合で塗装。今回はウェザリングするので、ワントーン明るめにしました。その他、関節はブルーグレー、武装は明るめのグレーで塗装。仕上げにツヤ消しクリアーでトップコートして基本塗装は完了です。塗装の注意点として、Iランナーの関節パーツは塗膜が厚くなると組み上げた際にパーツを破損する可能性が高くなるので、塗膜のコントロールが必要です。
■ウェザリング
全体をほぼタミヤエナメルでウェザリングしていますが、関節パーツは組み立ての際のテンションと可動によりヒビ割れが起こるので、水性のウェザリングカラーを使用するのがオススメです。スミ入れにはタミヤエナメルのダークアイアンにレッドブラウン少量混ぜて使用。凹凸が目立つパーツには、グラファイト鉛筆の粉を擦り付けて汚し兼陰影付けしました。
ここまでウェザリングをするとコックピットのハッチがきれいでは浮いてしまうので、800番の紙ヤスリで少し研いでホコリ系のウェザリングカラーでフィルタリングしています。
コトブキヤ 1/72スケール プラスチックキット“ハイエンドマスターモデル”
RZ-002 ガイサック
製作・文/小澤京介
ハイエンドマスターモデル RZ-002 ガイサック
●発売元/コトブキヤ●5940円、発売中●1/72、約15cm●プラキット
\この記事が気に入った方はこちらもチェック!!/
紫色のレドラー
HMM「レドラー ガイロス帝国仕様」をアニメCGのようなキレイな仕上がりに
もうひとつの音速空戦ゾイド ガイロス帝国仕様の紫色のレドラーをお届けしよう。こちらはTVアニメ世代ではお馴染みのカラーで、ゼネバス仕様に続いて[…]
帝国飛行ゾイド
ファン待望のHMMゾイド新作、「レドラー ゼネバス帝国仕様」をガッツリ汚し塗装で楽しむ
ファン待望の帝国飛行ゾイド みなさんお待ちかねのHMM新作レドラーの作例が到着! レドラーは「ゾイドバトルストーリー」やTVアニメにも登場した帝国側の[…]
©TOMY ZOIDS is a trademark of TOMY Company,Ltd. and used under license.
小澤京介(オザワキョウスケ)
AFVを中心に活躍する中堅モデラー。キャラクターキットも得意の汚しでかっこよく仕上げる。