雨ノ宮一紀が「信仰って何?」をテーマにSFチックに「神官」を製作! 荒廃した地球の設定にも注目
2024.08.19前回紹介した山崎りょう氏とともにスタチューブラン「ZRAME」を運営する雨ノ宮一紀氏が二度目の登場。はるか未来を舞台にした神々との交信は荒廃した地球と人類に果たしてどんな結果をもたらすのだろうか?
遠い遠い未来……神官の使命は滅んだ「神々」の記憶をサルベージすることだった……。荒廃が進み大気が飛んでしまった地球、再生の鍵は太古に滅んだ神々の記憶のサルベージだった。
神官達は生まれた時に神の膨大な記憶に対抗するためにバックアップ用のクローン脳と一緒に大人になる。記憶のサルベージを可能にするには脳に直接送信機を打ち込む必要があり、神官たちは頭部後ろのバックパックで受信するのだ。
彼ら(神官)は果たして荒廃しきった地球を再生させることは出来るのか
……つづく
「信仰って何?」をテーマにSFチックに、そして自分がかっこいいと思う要素(人工の神、パワードスーツ、荒廃した地球、とにかくクリアーパーツ)と「真具象道」-「Road of true figurative sculpture」イメージと想いを盛り込んでつくり上げました。
少しでも共感する要素を見つけていただけたら嬉しいです。
スクラッチビルド
神官
製作・文/雨ノ宮一紀
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前回作品
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雨ノ宮一紀(アメノミヤ カズキ)
武蔵野美術大学 造形学部 彫刻学科 卒業/彫刻家。具象彫刻を制作する中で、スタチューブランド「ZRAME」を彫刻家「山崎りょう」とともに立ち上げる。「神保町ヴンダーカンマー」「NAU21世紀美術連立展」「ワンダーフェスティバル」などで展示を行い現在に至る。
https://zrame.jimdofree.com/kazuki-works/