HOME記事工具・マテリアルアクリルガッシュ「絵の具」は“水性塗料”。隠蔽力の高さと表現方法の豊富さに注目!の「ターナーアクリルガッシュ」を種類とともに解説!

アクリルガッシュ「絵の具」は“水性塗料”。隠蔽力の高さと表現方法の豊富さに注目!の「ターナーアクリルガッシュ」を種類とともに解説!

2024.08.12

アクリルガッシュを使ってみよう 月刊ホビージャパン2024年9月号(7月25日発売)

隠蔽力の高さと表現方法の豊富さに注目! ターナーアクリルガッシュを使ってみよう

アクリルガッシュのメイン画像

 これまでの模型用の塗料とは違い、アクリルガッシュはいわゆる「絵の具」として、学校教材でも多く使われている、水で希釈可能なアクリル塗料です。画材ということで、色数が非常に豊富! 画材店ではもちろん、最近では模型店や大型量販店の模型コーナーでも入手することができます。この塗料の特徴としては、「速乾性」「色ムラが出にくい」「隠蔽力が高い」などが挙げられ、完成後の仕上がりでは「耐水性」「ツヤ消しの質感」が得られます。ここではアクリルガッシュの使用例から、模型に使いやすい種類をピックアップしてご紹介しましょう。


アクリルガッシュの基本的な使い方

アクリルガッシュの使い方の画像
▲ 絵の具そのものなので、チューブから取り出して使用する。攪拌する必要がないので、すぐに作業が始められる
アクリルガッシュの使い方の画像2
▲ 面を塗る場合、塗料と水の割合は1:1がスタンダード。筆でよく馴染ませて伸ばそう

通常色の隠蔽力は要注目!

アクリルガッシュの使用時の画像
▲黒いパーツに白を塗って隠蔽力を検証。塗料を弾かれないようにするためツヤ消しスプレーを吹いてから塗ると、白がはっきりと出てくる
アクリルガッシュの使用後の画像
▲ 2度塗りで白色がきれいに発色した。さまざまなキットで使えそうなトリコロールの原色などは持っておいて損はないだろう

表現の幅をさらに広げるU-35

U-35アクリリックスのメイン画像

 こちらのU-35アクリリックスはアクリルガッシュより透明度の高い塗料で、下地の色を透過した塗装に向いています。必要に応じて各種のメディウムを加えることで、マットや光沢などさまざまな表現が可能です。

U-35アクリリックスの塗装時の画像
▲ 筆塗りもできますが、透過性の高さを活かしてエアブラシでの塗装にも向いています。下地を生かした深みのある塗装やグラデーションをムラなく塗装できる
塗装時に使用するメディウムの例画像
▲ マットから光沢、さらに乾燥時間のコントロールに専用の添加物もラインナップ。各種メディウム、リターダーを少量混ぜて仕上がりの質感を変えてみましょう

表現&色数の豊富さは随一!

蛍光色のアクリルガッシュの画像

 アクリルガッシュには通常色の他にも金属色や、テクスチャーの入ったもの、パール仕上げになるもの、蛍光色までさまざま。おすすめとしてメカの発光部分で使いやすい蛍光色の仕上がりを見ていきます。

アクリルガッシュの蛍光色塗装時の画像
▲ 蛍光オレンジでライトを塗装するとすぐさま鮮やかなオレンジが発色。蛍光色なのに隠蔽力が高い点も注目
塗装したパーツのUVライト照射時の画像
▲ UVライトを当てると発光。ワンポイント塗装としてメカのスイッチなどの部分塗装で重宝できる

金属の質感ならアイアンペイント

アイアンペイントの画像

 アイアンペイントは名前の通り、鉄や金属の質感を表現できる水性塗料です。塗る素材を選ばず、プラ材や木、紙、塩化ビニルのほかマルチプライマーを使えばガラスにも塗装可能です。

アイアンペイントの塗装時の画像
▲ こちらはプラキットに塗装中の様子。銅製の仏像と見間違えるほどに金属らしい表面になっている。ドライブラシやスポンジに含ませてスタンプする要領で塗ると、プラ表面のモールドに自然と塗料が残り、リアルな色合いになる
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