筆塗りチャレンジにもおすすめ!編集部イチオシのコスパ抜群な筆をレビュー!
2024.08.08
モデラーに聞いた 筆選びのポイント&「1000円以下で購入できる」編集部オススメの筆! 月刊ホビージャパン2024年9月号(7月25日発売)
前回の記事でプロモデラーがオススメしてくれた筆の中に、1000円以下でゲットできる筆がいくつかありました。筆塗りにチャレンジする人の心強い味方になってくれること請け合いのコスパ◎の筆たち。どんな塗りができるのか、実際にレビューします。
ここで
紹介している筆だけで
塗りました
▲こちらはHGUC ガンダムEz8の頭部を、これから紹介する筆と水性ホビーカラーを使用して塗ったもの。下地にはガイアノーツのメカサフ ヘヴィを塗っている
まさに「3本の矢」! 使い分けることでプラモの筆塗りが楽しくなる!
タミヤ モデリングブラシHF スタンダードセット
▲タミヤから発売されている定番の3本セット。平筆2本、極細の面相筆が1本を同梱
▲2本の平筆に共通するのが毛先が「細かなフォーク状」になっていること。平筆らしいかっちりとした筆跡というよりは、少々ランダムな筆跡になる。奥まったところなどをきっちりと塗り分けたい際にこの平筆で攻めるとはみ出してしまうこともあるので、セットされている極細面相筆を使おう
面相筆 極細
▲ナイロン筆らしい鋭く尖った形状が特徴。ガンダムのツインアイの隈取りの塗り分けなど、細部に触りやすい。しかしこれ1本で広い面を塗ろうとするのは大変なので、その時は平筆を活用しよう
平筆No.2で塗装
▲Ez8に「水性ガンダムカラー デミトレーナー(チュチュ専用機)イエロー」を平筆No.2で塗装。広い面を塗るのに最適。塗料を含むと、毛先がより大きくフォーク状にまとまる。これにより筆跡に細かなギザギザが生まれる
細かな上塗りは平筆No.0で塗装
▲先ほどのイエローの上から「グランプリホワイト」を塗ってEz8らしいアイボリーな白を目指す。下地を塗り潰さないように、面の中央にタッチを加えるように白を塗っていく。このようなシーンでは平筆No.0が活躍。ギザギザの筆跡をうまく重ね合わせて馴染ませていくとよい
面相筆 極細で細部を攻めろ
▲Ez8の隈取りのグレーや、ツインアイの赤、口の塗り分けのような細部塗装に効果的。細い毛先が、塗装やはみ出しの修正などに活躍してくれる
タミヤ モデリングブラシHF スタンダードセット
●発売元/タミヤ●946円、発売中
面相筆が欲しいと思ったらまずはこれ!
タミヤ モデリングブラシHGII 面相筆 細
▲タミヤが2023年に発売したPBT樹脂毛の筆。コシがあり穂先もまとまりがよく、価格もお手頃。さまざまな太さがあるがまずは「細」を1本持っておくことで、さまざまな塗りに対応できるだろう。細い先端を活かした細部塗装も得意で、筆の腹のほうを使えばある程度広い面も塗装できる
▲見た目以上に毛先が細いので、ツインアイのような細部塗装もこれ1本で塗装可能
タミヤ モデリングブラシHGII 面相筆 細
●発売元/タミヤ●660円、発売中
低価格でもハイクオリティな平筆!
上野文盛堂 HS102 ハイセーブル 平 2号
▲低価格でありながら、コシや筆の返りがよい快適な塗り心地を楽しめる平筆。毛先もよく揃っているので、平筆らしいかっちりとした筆跡を描ける
▲先ほどのタミヤ モデリングブラシHF スタンダードセットの平筆とは異なり、毛先がしっかりとフラットになっている。これによりパーツの角や奥まった箇所の塗り分けも可能。筆跡が整うので、広い面を塗る時や重ね塗りでタッチを加える際もよりきれいに仕上がる
▲揃った毛先により筆跡が安定。平筆の幅を活かした等間隔のタッチで塗り広げることが可能。写真のHGUCグフカスタムの塗装に使用しているのは「水性ガンダムカラー ソードストライクブルー」
上野文盛堂 HS102 ハイセーブル 平 2号
●発売元/上野文盛堂●462円、発売中
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