電飾ユニット搭載の究極のブラスターテッカマンブレードを作る!! 橘猫工業が送るプラキットをメタリック塗装でにっけが仕上げる【宇宙の騎士テッカマンブレード】
2024.08.12電飾発光、超シャープ 究極の「超戦士ブラスター」
アニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』(1992)に登場するブラスターテッカマンブレードが、中国のプラキットメーカー・橘猫工業(オレンジキャットインダストリー)の手で新たにプラキット化。橘猫工業が贈る『ブレード』関連キットもついに5体目。さらに円熟味を増した可動設計と危険なほどにシャープに成型されたパーツといった同社の長所はそのままに、今回はついにシリーズ初のLED電飾ユニットを搭載! これまで以上により迫力のあるディスプレイを可能とした、この夏大注目のキットなのだ。作例は光沢感のあるメタリック塗装を施すことで、ブラスターテッカマンブレード=Dボウイの命の煌めきを表現してみたぞ。
■永遠の孤独
今回はブラスターテッカマンブレードを製作しました! 劇中の初変身はとてもカタルシスがあり印象に残っています。今回のキットは電飾ギミックがあり、造形も非常にシャープになっているので、大きな改造はせずにギミックを生かしつつツヤツヤ仕上げにしました。
■製作
キットはLED回路を組み込み可能で、前腕部と肩のボルテッカ砲と目、額のクリスタルが発光します。
バイザーはアニメのツインアイの発光が印象的だったので再現してみました。マスキングテープを目の形に切り出し、バイザーに貼って黒サーフェイサーで塗装→ガイアカラー Ex-クリアーで保護。黒は遮光を兼ねているので濃いめの黒サフを吹いています。
テックランサーはランナーの状態で銀塗装でコーティングされており非常にキレイ。今回は合わせ目を消して塗装をするので、うすめ液を染み込ませたキムワイプで拭いて可能な限り落としてからヤスリで削り込み、さらにエッジをシャープ化しました。
■カラーレシピ
白=SM204番 スーパーステンレス2→ガイアカラー Ex-ホワイト→XC08番 ムーンストーンパール
赤=ガイアカラー アルティメットブラック→ガイアカラー プレミアムメタリックレッド深紅
金=アルティメットブラック→SM211番 スーパーレッドゴールド
銀=アルティメットブラック→SM205番 スーパーチタン2
フレーム=40番 ジャーマングレー→XC04番 アメジストパープル→ガイアカラー Ex-セミグロスクリアー プレミアム
緑=GX122番 クリアピーコックグリーン
本体白はもともとパーツ表面がツヤツヤなので2000番のスポンジヤスリで軽く撫でてから、下地にステンレスシルバー、その上からEx-ホワイト、最後にムーンストーンパールを吹いています。
赤いパーツは下地にアルティメットブラック→プレミアムメタリックレッドを2~3周吹いてからEx-クリアーを吹き、充分乾燥させたらタミヤ コンパウンド細目→仕上げ目→タミヤ モデリングワックスで磨きました。
■最後に
自分は橘猫工業のキットを今回はじめて組んだのですが、非常に組やすくてびっくりしました! 造形もシャープで非常にかっこよく、とってもモデラー泣かせなキットでした(苦笑)。
テッカマンブレードのシリーズはどこまで出るのか気になりますが、個人的には相棒のペガスを出してくれたらうれしいですね。相当のデカさになりそうですが…(笑)。
橘猫工業 ノンスケール プラスチックキット
ブラスターテッカマンブレード
製作・文/にっけ
ブラスターテッカマンブレード【初回限定版】
●発売元/橘猫工業、販売元/ウェーブ●8250円、8月予定●約22cm●プラキット
ⓒ創通・タツノコプロ
にっけ
ヴァリアブルファイターもモビルスーツも平等に愛する、ロボットアニメ全般が大好きなモデラー。