RX-78-2 ガンダム［リアルタイプカラー］

実は大きいキットほど塗っていて気持ちがいい

「1/48 メガサイズモデル ガンダム」、とにかく大きいです。ディテールもほどよく入っているのでほぼ素組みですが、アクセントで各部にウェーブ半円プラ棒の1mmでリブだけ追加しました。
　今回のメインである筆塗り塗装。大きいキットなので筆塗りも大変という印象かもしれませんが、実は大きいキットは筆を思い切って動かせるので結構塗っていて気持ちいいです。ただし、大きな塗装面を塗る際に気を付けたほうがよいことがあります。
　どうしても筆のストロークが長くなるので、筆目がよれがちです。よれてしまうとあまり仕上がりがかっこよくないので、ここはなるべくまっすぐ仕上げたいところです。なので、無理に面全体を長いストロークで塗るのではなく、まっすぐ筆を運べるストロークで塗っていきます。短いストロークでつなげていくイメージです。ストロークの継ぎ目は色の情報として活かす手もありますし、気になるようなら薄めの塗料でつなぎ目に上から色を重ねて目立たなくすることもできます。自分の塗装は、筆目を“表現”として活かす仕上げなので、とにかく筆目の方向性はまっすぐにするのが重要です。
　また細部の塗装ですが、頭部メインカメラはクリアーパーツではないので塗装で表現します。まず水性ホビーカラー「スーパーファインシルバー」を中心部に塗装。レンズの中心から外に行くにしたがって暗くなるイメージで面のフチは残っていても構いません。そこに水性ホビーカラー「クリアーレッド」を上塗りして完了です。ツインアイはクリアーイエローで成型されていますが、若干オレンジ味を足したかったので、同じく水性ホビーカラー「クリアーオレンジ」を薄く上塗りしました。
　仕上げとしてタミヤウェザリングマスターA「ライトサンド」を使用して足首周り中心に土汚れを追加。また同じライトサンドを使用してバーニア開口部、ライフル銃口に焼けの白化を表現、タミヤウェザリングマスターB「スス」を先端部に追加して煤汚れを再現しました。最後に関節部、追加リブ周りを中心にガイアエナメル「赤サビ」を薄く入れてフィニッシュです。

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