HOME記事スケールモデル"ハコスカ"を超お手軽仕上げ!模型用マーカーを使ってさらにかっこよく仕上げる!【カーモデルの“神レシピ”】

“ハコスカ”を超お手軽仕上げ!模型用マーカーを使ってさらにかっこよく仕上げる!【カーモデルの“神レシピ”】

2024.08.09

スケールモデルの“神レシピ”/KPGC10 スカイライン2000GT-R 1971 ホワイト【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2024年9月号(7月25日発売)

憧れの「ハコスカ」をワンデイモデリング!!

 スケールモデルやガンプラ、キャラクターモデルのキットをさまざまな便利テクニックで完成させていく本連載。今回は、青島文化教材社より発売となった注目のカーモデル「1/24 楽プラ スナップカーシリーズ KPGC10 スカイラインHT 2000GT-R 1971 ホワイト」をテーマに、キットの特性を活かした超お手軽仕上げにチャレンジします。憧れのハコスカを模型用マーカーを活用して、さらにかっこよく仕上げますよ!

POINT

1/本格的なシャシーのディテールをマーカーで塗り分けてみよう
2/メッキパーツをきれいにカットしよう
3/シールをきれいに貼ろう


全モデラーが車模型のかっこよさを堪能できる至高のエントリープラモデル

 1/32スケールで展開し大好評となった「ザ☆スナップキット」シリーズのコンセプトを、カーモデルのメインスケールである1/24でスタートさせたのが本シリーズ。大きくなってもニッパーやピンセットなど基本的な工具だけでパチパチと組んでいける組みやすさと、シールによる細部カラー表現により、多くの人がかっこいいカーモデルを手に入れることができます。ボディの色もシルバー、ホワイト、レッドがラインナップされていて、お好みのカラーを選択して組み立てられます。

塗らなくても美しい色と光沢

▲ボディパーツの美しさを見てください! 透けのない白ときれいな光沢が見事です

シールとデカールが付属

▲今回はテストショットの関係上シールのみとなりますが、さらに細部をよりリアルにしたい人向けに水転写デカールもセットされます。本記事ではシールを使って色分けしていきます

ハイディテールになったシャシー裏!

▲1/32スケールの「ザ☆スナップキット」ではつるんとした1枚の板だったシャシー。1/24スケールではメリハリのある彫刻が施されてさらにグレードアップ! とってもかっこいいので、ここをマーカーで塗り分けて遊んでみようと思います

細部の色分けを成型色で表現

▲リアフェンダーやフロントグリルなどのパーツが黒で成型されています

使用する主な工具とマテリアル

▲組み立てにはニッパー、デザインナイフがあればOK! シールは繊細なものが多いので、先の細いピンセットがあると良いです。シャシーの塗装や、メッキパーツのリタッチにミスターホビーマーカーを使用していきます
▲こちらの排気管などのディテールははじめてのプラモ塗装チャレンジにもピッタリです! ミスターホビーマーカーのシルバーと焼鉄色を使用します
▲さらにこだわりたいあなたに。ボディは最初からきれいですが、「水性プレミアムトップコート 光沢」を吹くだけでさらに高級感ある仕上がりになります。匂いもマイルドなので、ベランダなどでも吹き付け可能です

インテリアのシールは組み上げ前に貼ろう!

▲本キットは1/32スケールシリーズ同様、パタパタと折りたたんで内装を組み上げます
▲シールを貼ったら、綿棒でぎゅっと押し込み、ディテールに馴染ませます
▲シールを貼り終えたら、内装をパタパタと折りたたんで組み上げましょう

ミスターホビーマーカーで塗装にチャレンジ

▲排気管にシルバーを塗装。ミスターホビーマーカーには「ぼかしペン」というものもあり、はみ出してもそのペンで拭き取るようにすればきれいに修正できます。はみ出しを恐れずどんどん塗りましょう
▲次にチョイテク。シルバーを塗った上から、排気管が汚れそうな場所に焼鉄色を塗ります。パーツの角や奥まった部分に塗ってみました
▲シルバーと焼鉄色をなじませるために「ぼかしペン」で焼鉄色を塗った箇所をぼかします。これでよりリアルな雰囲気に仕上がります

メッキパーツのカットとリタッチ

▲メッキパーツの多くは切った跡が表に出ないアンダーゲートになっているので切り出しに要注意。まずはゲートを残し気味にカットし、2度切り目でパーツ側面のゲートをきれいに除去
▲内側に残っているゲートはデザインナイフで丁寧にカットします。指を切らないように気をつけましょう
▲小さなパーツによっては切断面が表に露出する部分があります。そういう場合はゲート跡をミスターホビーマーカーのシルバーで塗ってリタッチします

窓枠のシールは慎重に!

▲本キットで一番の難関が窓枠シールをきれいに貼ること。まずはよく手を洗い脂分を落としましょう。その後に精密ピンセットでシールの角を持つようにして、台紙から剥がします
▲位置決めは「角」。窓枠のディテールの角とシールの角をピッタリと合わせます
▲最後に指でしっかりとディテールに馴染ませましょう
▲成型色を活かし、シールを貼っただけでこの完成度!! 元々きれいなボディに光沢スプレーを吹くだけでここまでかっこよく仕上がります。細部のカラーリングもシールとは思えない美しさ

青島文化教材社 1/24スケール プラスチックキット “楽プラ スナップカー”

KPGC10 スカイラインHT 2000GT-R 1971 ホワイト

製作・文/けんたろう

“楽プラ スナップカー” KPGC10 スカイラインHT 2000GT-R 1971 ホワイト
●発売元/青島文化教材社●3740円、7月予定●1/24、約18cm●プラキット

この記事が気に入ったらシェアしてください!

けんたろう

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2024年9月号

ご購入はこちら

ホビージャパンエクストラ vol.16

ご購入はこちら

ノモ研特別編 極上カーモデルの作り方

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー