「RG ガンダムVer.2.0」徹底的に深堀り! 武装の解釈、コアファイターの変形、インナーフレームなどを開発担当者のコメントとともに解説!
2024.08.05RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 開発記録Vol.3【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年9月号(7月25日発売)
RG RX-78-2 GUNDAM Ver.2.0 DEVELOPMENT RECORD
ガンダム45周年の新たな挑戦 RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 開発記録 Vol.3
ガンプラ30周年となる2010年に産声を上げ、1/144スケールのガンプラ最高峰ブランドとして確固たる地位を築いてきた「RG(リアルグレード)」。その最新アイテムである「RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」の魅力を徹底的に深掘りしていく「RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 開発記録」。発売直前となる第3回はテストショットサンプルを使用して本アイテムの根幹たるインナーフレームと武装周りを解説していく。今回もBANDAI SPIRITS開発担当者のコメント付きでご覧いただこう。
RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3850円、8月予定●1/144、約13cm●プラキット
PICK UP①:情報満載のインナーフレーム
ヘッドユニット
インナーフレーム比較
PICK UP②:コア・ファイター
PICK UP③:武装の新解釈
ハイパー・バズーカ
ビーム・ライフル
シールド
AパーツとCパーツをロック
フィールドモーターのカバー
決めたいポーズがジャストで決まる
COMMENT
(BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン開発担当)
Q:本体内部フレームはもちろんのこと武装の一部など、完成後にはほぼ見えなくなる部分まで、1/144スケールとは思えないほど細かく造形が施されています。ここまでこだわった理由はどのようなものでしょうか?
RGシリーズはその名が示す通りリアルなモビルスーツを目指して開発を行っています。実際に本物のモビルスーツが開発されるとすれば各所のフレームや装甲の裏など何かしら機械としての意味のある形状が入るものであると予想しています。今回のガンダム Ver.2.0も実際にRX-78がこの形で宇宙世紀に建造されるのであればきっとこのような細部の造形になるであろうことを想定し形状を作りこんでいます。
そのため例えばモーターの周りにはそれらを支える構造を、装甲の裏には強度をアップさせる梁をイメージした形状を施しています。またパーツをハメ合わせるピンやリブなどもそのまま残してしまうとリアルな形状を出しづらくなってしまうので、各所の形状と一体化させることによって違和感なく全体に溶け込ませています。
Q:胴体背面や腰部外装パーツなど細部にわたってロック機構が設けられています。これにはどのような理由があったのでしょうか?
ガンプラには組み立てる楽しみと組み立てた後に遊ぶ楽しみがあると考えています。今回のガンダム Ver.2.0は特に広い可動範囲を有しており、ガンダムを遊ぶ楽しみが特に価値のあるものになっています。遊びの価値を損なわせないためにただ動くのではなく気持ちよく遊べるものを目指しました。可動やガンダムの形状を損なうことなくパーツの外れづらい構造とすることに成功したと考えており、劇中のポージングやそれ以外のダイナミックな動きをストレスなく楽しめるものとなっています。
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