──「真骨彫製法」シリーズ黎明期と今とで、何か変わったと感じることはございますでしょうか？

長汐　これは真骨彫製法に限った話ではないかもしれませんが…原型師の在り方が変わってきているなと感じるんですよね。原型師というとガレージキットブームの頃からのイメージでどうしても独立している雰囲気があって、実際、先程も言った通り「響鬼」のときは自分もひとりで黙々と作っていたという意識があったんです。ただ、最近は違ってきていて、工場が何ができるのか、コスト的な調整、企画の意図など、最終的に商品として出力されるものを一番良いものにするために関わっているみんなで作っているという感覚があって、それは良いことだなと思っています。

つじもん　そうですね。チームで話し合ってより良いものを作り上げていこうという意識はより高まってきていると感じます。

長汐　みんな仮面ライダーが大好きですからね。それはもう、間違いなく愛を込めてああでもない、こうでもないと揉みながら作り上げています。

──最後に、本アイテムの予約を検討中の方、到着を楽しみにしている方にメッセージをお願いいたします。

長汐　骨から作ることで人体のリアリティと自然な可動を生み出すというコンセプトは毎回もちろんのことなんですけれども、100体目にふさわしい商品を作ろうということを目指していましたので、ワイヤー入りのマフラーだったり、黄川田氏をスキャンしての頭部の付属、デジタル彩色での頭部の傷の再現など、本当に真骨彫製法が率先して作り出してきたアクションフィギュアの「価値」が凝縮されたアイテムになっていると思います。ぜひお手元で皆さん楽しんでいただきたいです。

──ありがとうございました。

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サイクロン1号も予約受付中！

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