HOME記事スケールモデル造形村 SWSより、ドイツ空軍の切り札こと「フォッケウルフ Fw 190 A-4」を冬季迷彩仕様で仕上げる!

造形村 SWSより、ドイツ空軍の切り札こと「フォッケウルフ Fw 190 A-4」を冬季迷彩仕様で仕上げる!

2024.07.23

フォッケウルフ Fw 190 A-4“シェブロンダブルバー”【造形村 1/32】 月刊ホビージャパン2024年8月号(6月25日発売)

内部構造も再現されたスーパーキットを冬季迷彩仕様のカラーリングで彩る

 メッサーシュミット Bf 109と並ぶドイツ空軍主力機フォッケウルフ Fw 190。その派生であるA-4タイプは、1942年6月から1943年8月のおよそ1年余りで約975機が生産されている。なかでもバトル・オブ・ブリテンなど数々の戦闘で93機の撃墜を記録したジークフリート・シュネル大尉の乗機は有名で、今回のSWS最新キットではそのシュネル機をメインに据えた機体選択となっている。作例は艦船や鉄道などさまざまなスケールキットを手掛ける澤武慎一郎が担当。機体は冬季迷彩が印象的な、第54戦闘航空団のFw 190 A-4“シェブロンダブルバー”を選択。撮影用にベースも自作し、展示に華を添えている。

▲作例は組立説明書の巻末に掲載されている、“シェブロンダブルバー”(第54戦闘航空団、クラスノグヴァルデイスク/ロシア、1943年2月)を選択。説明書のカラーガイドより冬季迷彩は少し抑えめにしている。作例は作り込まれた内部構造を、完成後もできるべく楽しめるよう、各ハッチを一部開状態で製作。また、ケーブル・アンテナやコクピット内部の防弾鋼板サポート・ケーブルなどを伸ばしランナーで再現している
▲作例では展示用のベースを用意。ベースは100円ショップのコルクボードにプラ板を貼り、プラパテを塗って荒らしてコンクリート仕立てに。土の地面は紙粘土の上に鉄道模型用の砂を数種撒き、ターフなどで草地を表現。その上から重曹を撒いて雪景色に見立てている。ベースサイズは約30cm四方となっている
▲作例で再現した機体はジークフリート・シュネル仕様ではないが、キットにはレジン製のジークフリートの立ち姿フィギュアが付属するので、しっかり塗装して仕上げている

▲組み上げるとほとんど見えなくなるディテールまでしっかりと作り込たコクピット内部は、筆塗り仕上げ。シートベルトはファインモールドのものを活用した

▲1/32スケールの限界まで作り込まれたBMW 801 D-2エンジンは、説明書を参考に塗装、上部排気管などはブラウンでウォッシングを施し焼けた表現を追加し、機体内部に組み込んでいる。VDM式回転プロペラはユニットごと取り外しが可能

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澤武慎一郎(サワタケシンイチロウ)

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