HOME記事キャラクターモデルコンセプトの異なる5ブランドが集結、タカラトミーの新レーベル「T-SPARK」始動!!

コンセプトの異なる5ブランドが集結、タカラトミーの新レーベル「T-SPARK」始動!!

2024.07.16

そんなに一気にいろいろ発表されたらびっくりしちゃうでしょ!ということで 、各ブランドの特色ねらいも聞いてみました


エクスクルーシブな合金ロボットトイ、アダマスマキナ

 豪華で大きくて重量感のある、いわゆる合金トイをタイトルごとに分かれる形ではなく統合しよう、というシリーズです。まず トランスフォーマーとゾイドから商品化しますが、これはどちらのタイトルも合金を多用した商品がほぼ存在しておらず、高級感のあるアイテムに対する需要があったからですね。
 第1弾のロディマスはフレイムトイズ版のデザインをベースにしていますが、これは今までのトランスフォーマーにないケレン味のある、尖ったデザインを目指したいという理由からのチョイスです。もちろん完全変形するということで、今までのタカラトミーの技術をしっかり投入したものになっています。5つのブランドの中ではもっとも高級なラインになる予定です。秋にはバーサークフューラーの予約も始まるので、ご期待ください!

▲第1弾はトランスフォーマーよりロディマス。この見た目で完全変形するというから驚きだ

“自由に動かせるゾイド”をハイペースかつ低価格に! リアライズモデル

 ランナーにパーツがついた、プラキット形式のシリーズです。現状ゾイドがラインナップされていますが、これは「アニメの名シーンを再現できるような、無動力で自由にポーズがつけられる、アクションフィギュア的なゾイドがほしい」という要望が多かったことを踏まえています。
 そういった商品にはコトブキヤさんのHMMがありますが、1/72でクオリティを担保しようと思うとどうしても高額になります。なので、リアライズモデルではスケールを1/100にしてサイズを小さくし、価格を抑えつつコレクション性も高い商品になるよう調整をかけています。
 アニメになって以降のゾイドをメインとしつつ、今まで製品化されていなかったゲームに出てくるゾイドなどにもスポットを当てていく予定です。ある程度ライトなラインの商品になる予定なので、ここからゾイドを好きになる人も増えてくれれば…という狙いもあるシリーズです。

▲ ブレードライガーのレーザブレードにエフェクトパーツがつき、劇中を再現して遊べるのだ

ガシガシ遊べる、大人のためのなんでもありなトイシリーズ、TOYRISE

 「大人がガシガシ遊べるホビーライン」というのが、トイライズの基本コンセプトです。子供の頃にガンガン遊んでいたロボットのおもちゃみたいに気を使わずに遊んだり変形させたりできて、でもデザインやディテールは現代的にアップデートされている、というシリーズですね。単に動かして遊ぶだけではなくて、基地遊びや合体、武装の付け替えなど、いろいろな手遊びの要素がたくさん詰まったシリーズになる予定です。
 5つのブランドの中でも、一番なんでもありなラインナップなのもトイライズです。ホビーショーで発表したアイテムも幅がありましたが、とにかくいろいろなロボットでいろいろな種類の遊びを楽しめるものになると思います。なので、価格帯的にも一番幅が広いブランドになる見込みです。第1弾のキングエクスカイザーはロボットトイが好きな人なら満足してもらえるものになっていると思うので、発売をお楽しみに!

▲ホビーショーでも頑丈そうな関節が目を惹いたキングエクスカイザー。見るからにガンガン遊べそうだ

コトブキヤとのコラボで送るキャラクターキット、メタモルバース

 HMMの関係でコトブキヤさんとは懇意にしておりまして、「T-SPARKでキャラクターのプラキットをやりたい」ということになった時に相談させていただいたんです。企画を詰めていくうちに「じゃあ一緒にやりましょうか」ということになり立ち上がったのがメタモルバースです。
 プラキット形式のシリーズで、まずはゾイドを擬人化したキャラクターのキットが発売されます。こちらはNidy -2D-さんのデザインによるものです。ゆくゆくはトランスフォーマーなど自社で抱えているIPを題材にした商品も順次発売予定ですし、デザイナーさんもさまざまな方にお願いしたいと考えています。特に女性キャラクターのみを題材にしようとは考えていなくて、男性キャラクターのキットを出す可能性もあります。ガールズプラモに留まらないシリーズになる予定なので、続報をお待ちください。

▲コトブキヤとのコラボで発売されるプラキット。他のタカラIPへの展開も期待大だ


いまだ謎だらけのPROJECT:M(仮称)は続報を待つべし!

 これ、一番多くを語れないシリーズなんですよね…(笑)。「PROJECT:M」というのも仮称でして、正式なシリーズ名ではありません。とにかく現時点で言えるのは「新川洋司さんとタッグを組んでデザインした、10cmほどの大きさの完成品アクションフィギュアシリーズで、オプションとして武器やビークルも出ます」というくらいでして…。商品仕様や価格帯についても、今は何も言えないんですよね…。すいません!
 現在出せる情報はホビーショーでの展示物と、YouTube上にアップしているティザー動画にすべて詰め込んであるので、そちらを見ながら想像を膨らませていただければと思います。あと、秋頃には続報を出す予定でして、そこでは正式なブランド名なども発表される予定になっています。まだ謎だらけだと思いますが、とりあえず今年の秋をお待ちください!

▲素体はよく動きそうで、デザインはめっちゃかっこいい……ということしかわからないPROJECT:M。続報を待て!

© TOMY / © TOMY © ShoPro / © TOMY © サンライズ

1 2
この記事が気に入ったらシェアしてください!

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2024年8月号

ご購入はこちら

40周年記念 ゾイド大図鑑

ご購入はこちら

ダイアクロンワールドガイド ロボットベース計画

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー