HOME記事ガールズプラモメガミデバイス「BUSTER DOLL パラディン」登場! 聖騎士メガミを塗装表現にこだわって仕上げる

メガミデバイス「BUSTER DOLL パラディン」登場! 聖騎士メガミを塗装表現にこだわって仕上げる

2024.07.10

BUSTER DOLL パラディン【コトブキヤ 1/1】●寝太郎23 月刊ホビージャパン2024年8月号(6月25日発売)

ガールズプラモのパラディンが武器を放つ画像
プラモデルの金のパーツの画像
ガールズプラモのひざ下の正面からの画像
ガールズプラモのふくらはぎ部分の画像

▲ 金のパーツはモールドに沿って濃淡2色で塗り分けてディテールアップ。裏にはメカ的なグレーも配した。鎧の白は銀のパールをコート、紫はコートなしでツヤあり、青はコートなしのツヤ消し、と部品単位で細かく表現を変えている

 ハイこんにちは寝太郎23です。今回は新生メガミデバイスのBUSTER DOLLシリーズより、重装甲がカッコいいパラディンです。その名に相応しい豪華で美しい作品になるよう、たっぷりと塗装に時間をかけて仕上げてみました。
 合わせ目が発生する箇所はナイフでエッジ部を削り、敢えて溝を広くします。そこに瞬間接着パテを流し込み、ヤスリがけを行うことでプラスチック用接着剤を使うよりも時短になります。ただし強度では劣り、組み付け時にテンションがかかる場所は割れる恐れがありますので、整形に使う素材は位置ごとに選ぶようにしましょう。ヒジ関節部は後ハメ加工をすると強度が著しく落ちて遊びにくくなりますので、そのまま挟み込みとしました。塗装時にグラデーションをかけて塗り残しがないようにします。
 塗装前にすべての可動軸と軸受けをマスキングします。地味で面倒な作業ですが、これを行うことで軸が塗膜でキツくなることがなく、設計段階で想定されている最適な関節の硬さを維持できます。ストレスなくポージングを楽しめるだけでなく、破損を防ぐことにも繋がるので重要です。マスキングにはテープだけでなく、ランナーやホームセンターなどで売っている燃料用のチューブを切って使用しています。
 髪や肌はグラデーション塗装をしていますが、実は複雑な工程は不要で単色で行うことができます。下地に白サフを使い、影になる箇所にベース色を塗った後、そのベース色にクリアーを50%ほど足したものをバーッと何も考えずに吹き付けます。すると勝手にグラデーションになってくれるのです。
 金色は2色をマスキングをして塗り分けることで、メリハリを付けています。作業時間はとんでもなく増えますが、満足度もグッと上がりますのでオススメですよ。

 以下塗装レシピです。

白=ホワイトFS17875+グレーFS16440(9:1)→ダイヤモンドシルバーでコート
赤=ローズブライトレッド+クールホワイト(9:1)
青=ブライトブルー+パープルバイオレット(9:1)
紫=ラベンダー
黒=プリズムブルーブラック
金=ヴィクトリーゴールド、スーパーリッチゴールド
肌=プラスチックフレッシュ→スムースパールコートでコート
髪=クールホワイト+キアライエロー(9:1)→トパーズゴールドでコート
茶=レザーブラウン

 それではまたね~!

ガールズプラモのパラディンの立ちの画像

メガミデバイス BUSTER DOLL パラディン

製作・文/寝太郎23

メガミデバイス BUSTER DOLL パラディン
●発売元/コトブキヤ●6930円、6月予定●1/1、約17.6cm●プラキット

© KOTOBUKIYA ©Masaki Apsy ©Toriwo Toriyama

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寝太郎23(ネタロウニーサン)

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