MMシリーズからフィギュア2種

　タミヤが手掛けた機関銃チームというと、かなり以前にリリースされたキットを彷彿させるが、今回登場するのは当然ながらまっさらの新キットで、MG34とMG42機銃がセレクトされている。MG42機銃はレンガに隠れて機銃を射撃する射手と弾薬運搬兵、MP40機関拳銃を射撃する兵士の3名となり、いっぽうMG34の場合は三脚機銃架（ラフェッテ34）に載せられ、銃手と装弾手の2名で構成される。5名のフィギュアは最新のキットだけに実に見事に再現され、表情や皴の表現など素晴らしい仕上がりで、肩章や袖章もデカールが用意されているのはありがたい。
　同時期発売のツェンダップKS600サイドカー付きオートバイは、ドライバーと同伴兵、それに行軍兵の3名からなり、道標もセットされている。KS600は特徴であるプレス製フレームとシャフトドライブが詳細に再現され、スポークは左右分割式とすることで実感を高め、デカールも用意されている。

---

楽プラ新作はパトカーと救急車！

　アオシマの楽プラシリーズに働く車が仲間入り。クラウン パトロールカーとハイメディック救急車がラインナップされる。もちろんどちらも完全新金型で、多色成型、接着剤不要のDNAは当然そのままに、赤色灯、回転灯などはクリアーレッドパーツで抜かりなく再現されている。選択式でローダウン仕様にも組める。初回生産特典として本部基地のディオラマペーパークラフトが付属。パトカー、救急車ファンは要注目のアイテムだ

---

1/144スケールのレオパルド2

　前作のM1A2で、1/144というミニスケールながら大スケールにひけをとらない高い再現性を披露したが、今回は掲載した写真からもわかるようにこれまた見事な仕上がりのレオパルト2A7＋をリリースする。ただし完全な新金型ではなく、同社が以前発売したA5／A6の足周りを流用しているが、装甲強化型の車体と砲塔は新金型が用意され、装填手席には車内操作式機銃のパーツもセットされた最新型A7＋を余すとこなくキット化している。全長8cmにも満たない手のひらサイズだが再現性は高く、機関室を始めとして各部のディテール再現は、文句なしにこのスケール最強だろう。価格を見ると高価に感じるかも知れないが、３両セットといえばそれも納得できるだろう。44口径の120mm滑腔砲を装備したM1A2と並べると、やはり55口径120mm砲の迫力を感じさせる。また登録番号のデカ― ルも、8車種分が用意されている。

---

新金型P-51Dの豪華セット

　P-51マスタングといえば、それこそ枚挙のいとまがないほど数多くのキットがさまざまなメーカーからリリースされているが、今回チェコの雄エデュアルドから1/72で新キットが登場する。無論完全新金型で、その価格にも驚かされるがロイヤルグレードと呼ぶ新シリーズで内容も凄い。コンボということで2個セットだが、尾翼前部のドーサルフィンの有無で差別化を図り、プロペラとキャノピーはそれぞれ3種が用意され、フラップは別パーツで排気管と車輪ハブ、コクピットはレジンパーツを奢っている。また爆弾と燃タン、バズーカランチャーがセットされ、さらにデカールはアメリカ軍12種、イギリス軍2種の14機種というゴージャスな内容で、これならばその価格も納得できるというものだ。