今後のラインナップ

　カドプラの今後のラインナップについては、5月の静岡ホビーショーでも発表。続々とKADOKAWAのキャラクターが登場予定となっている。

I：プラスチックモデル事業を始めるとなった時に、まずはやはり自社のキャラクターは当然やるべきものとして企画に上がってきましたし、すでに安定した人気があるキャラだけではなく、新しく出てきたキャラも積極的にプラスチックモデル化することで新しいお客様にも触れていただきたいと考えています。

僕らとしてもチャレンジしていきたいので、内外からご意見をいただきつつ企画担当がやってみたい、これおもしろそうと思ったものからセレクトしていくという感じになるのかなと思います。

　作品タイトル数の増加、同一作品内からの複数のキャラ、いずれも行うというラインナップが特徴的でもある。

I：ラインナップの発表では、その作品を推してくださ っている方からの反応はもちろん大きかったんですけ ど、やっぱり発表したことによって、他の作品のこのキャラクターも出してほしいというポジティブなご意見 もいただけたのはうれしかったですね。

『この素晴らしい世界に祝福を！3』と『無職転生Ⅱ ～異世界行った ら本気だす～』、『Re:ゼロから始める異世界生活』、 『デート・ア・ライブIV 』などでシリーズの横展開を発表していますが、これ以外のキャラクターに関して も、KADOKAWA作品以外のものも含めて幅広く展開していきます。

　さらに幅広いラインナップを目指したいという思いもあるという。

I：今は美少女シリーズのような形の展開ですが、カドプラはそこにだけこだわるつもりはなくて、男性キャラや人以外、たとえばロボットとか非人型をやったり、頭身もある程度デフォルメされたものとか幅広く出していくことで、キャラクターコンテンツの魅力を伝えていきたいですし、KADOKAWAだからできる幅広いラインナップを目指していきたいなと思っています。そこは縛りを設けず、ご意見を伺いながらやっていきたいですね。

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メーカーとしてのこだわり

　I氏はもともと以前もホビー会社で物作りに関わり続けてきた経歴があり、他のスタッフも同様に物作りの経験があるなかで、自分たちでプラキットを作りたいという思いを強くしてきた。だからこそのこだわりも。

I：新興メーカーということで本当に組めるのか、動くのか、プラプラしないのかと不安視されるところもあるんですが、納得していただけるレベルにはなったかと自負しています。

見た目が可愛いのももちろん大事なんですが、それと同じくらい大事にしているのがスナップフィットプラスチックモデルとしてのクオリティで、組んでプラプラになったりしたらもう二度と手にしてもらえないですし、買ってくれた人が次も買おうと思ってもらえるようなものにしたいと本当に思っています。テストショットが上がるたびに僕も組むし、生産担当も組むし、そのあたりはうるさく言っていますね。

　プラモメーカーとしては新興でも、フィギュアメーカーとしての経験という強みもある。

I：KADOKAWAとしてフィギュアを展開してきて、さまざまな作品のキャラをフィギュア化してきたので、顔の表現方法やオリジナルの衣装の展開などフィギュアで培ってきたノウハウも活かせます。また、これからさまざまなキャラを出すなかで、これはどうやってプラスチックモデル化するんだろうと思われている部分もあると思いますが、そこにはご期待いただいて、新しいメーカーだからこそ、いろいろなアプローチやアイデア、表現方法にもチャレンジしていきたいです。

　また、今後の新作予定を多数出しているのは覚悟のあらわれでもあるという。

I：今ラインナップ予定としてたくさんのキャラクターをお見せしているのは、本気でプラスチックモデルメーカーとしてやっていくという思いをお伝えしたいんです。

　夏の各種イベント等ではさらに新たなラインナップの発表も予定されている。実際に触れる体験会も検討中とのことなので、ぜひその機会をお見逃しなく！

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ファンへのメッセージ

　最後にファンへのメッセージをいただいた。

I：まだ商品をお届けしていないので、ファンになってくださるのはたぶんこれからだと思うのですが、ファンになってもいいと思えるようなものを作っていきたいと思っています。

「めぐみん」もプラスチックモデルとして楽しめてキャラクターとしても可愛いものになるようにしっかり作っているので、まずぜひ実際に商品を手に取って触っていただけるとうれしいです。実際に触れる機会を増やすことも今後考えていますので。

以降のラインナップも、ちゃんとそのキャラとして可愛いものをどんどん進めていますので、ご期待ください！

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