HOME記事ガールズプラモKADOKAWA・ガールズプラモ「カドプラ」担当者の狙いと野望とは? 第1弾「このすば」めぐみん、第2弾「レールガン」御坂美琴の開発秘話も!

KADOKAWA・ガールズプラモ「カドプラ」担当者の狙いと野望とは? 第1弾「このすば」めぐみん、第2弾「レールガン」御坂美琴の開発秘話も!

2024.06.30

ガールズプラモスタイル #03(6月28日発売)

第2弾「御坂美琴」

御坂美琴のアクションポーズ画像 その1
水着姿の御坂美琴の画像
御坂美琴のアクションポーズ画像 その2
御坂美琴のアクションポーズ画像 その3
御坂美琴のオプションパーツ画像
御坂美琴のエフェクトパーツ画像

KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES 「とある科学の超電磁砲T」 御坂美琴

●発売元/KADOKAWA●8250円、9900円(DXver.)●2025年1月予定●プラキット

 カドプラ第2弾として発表され、現在受注中なのが 『とある科学の超電磁砲T 』「御坂美琴」。完全シ ールレスで、常盤台中学の制服ver.の通常版、追 加で水着ver.も付属するDX ver.、オリジナルニッパーが付属するバージョンおよびその組み合わせもある。

I:「御坂美琴」は2000年代からの大人気キャラなので、もちろん、展開候補には挙がっていました。第2弾として選んだのは、アクションポーズやエフェクトなどが非常に特徴的ですし、そういったディスプレイ的なところをより見ていただきたいなということからです。こんなに動くよ、こんなポーズも取れるというところをご覧いただこうと。

 「御坂美琴」がとるアクションポーズということで印象深いもののひとつが、脚を高く上げてのハイキック。

I:はい、もちろんそのポーズが取れるようにさせていただいています。スカートがけっこうはためいた状態なんですけど、ちょうどハイキックの脚が上がるところだけ少し大ぶりにはためかせて、そこに脚を上げてフィットさせることでハイキックポーズができるようにしたんです。プリーツの数が少ないデザインのスカートなので、ペタッとなりがちなんですが、うまくなびいているような感じにしています。

 大ぶりにはためいているとはいっても、パッと見た目で不自然に感じる部分はない。アクション用の専用スカートを別パーツとして付けるという手段もあるが、あえてそれは選ばなかったのだ。

I:個人的な好みの部分もあるんですが、パーツがいっぱい入っているけど、そのなかの1個しか使わないであとは保管するというのもちょっともったいないなという気がして。であれば、入ってるもの1個でしっかりそういうポーズができたほうがうれしいのかなというところでやらせていただきました。


電撃エフェクト

 「御坂美琴」といえば忘れてはならないのが超電磁砲(レールガン)。電撃エフェクトパーツは必須となる。

I:エフェクトパーツは非常にこだわった部分ですね。固定フィギュアでもエフェクトが付いたものはありますが、派手で大きなエフェクトがついたものはあまりないような印象だったので、自分が企画するなら大きなエフェクトパーツがマストで欲しいとなったんです。

 固定フィギュアにはない、プラモだからこそ必要な要素も。エフェクトパーツを特定の位置に配置して特定の役割を持たせるだけではなく、ポーズにあわせて組み替えて、自由に配置できるとより楽しめるのだ。超電磁砲(レールガン)に纏わせて使う電撃エフェクトパーツも、地面から立ち上がるような稲妻イメージとしても組み替え可能。

I:アクションポーズがしっかり取れるということもポイントのひとつなので、超電磁砲(レールガン)だけではなく、格闘してる他のポーズにも合わせられるように、プラスチックモデル的なおもしろさも工夫しています。

このプラモ的なおもしろさは、初めてガールズプラモを触る人だけではなく、既存のプラモファンにも感じてほしいという。

I:カスタマイズだったり組み替えだったりは、プラスチックモデル本来の楽しい部分、おもしろい部分なんですが、このエフェクトパーツやハイキックポーズのためのスカートパーツなどのギミックはちょっと玄人好みというか、そういった人たちに理解してもらいやすいものになっていると思います。

 この電撃エフェクトパーツは、自由に組み合わせて遊べる可能性も持っているのだ。そういう意気込みだからこそ、製品としての仕上がりにも並々ならぬこだわりで取り組んでいる。

I:他だと安全基準上難しいかもしれないくらい(笑)、バチバチに尖ったものになっています。表現にもすごくこだわっていて、実はリテイクも相当時間がかかっていて。それに、エフェクトを最初からCAD設計でやるとメカメカしいというか自然現象のような感じが出ないので、原型をいったん作ってそれをCADに置き換えて使っています。

エフェクトパーツとして使い勝手もいいですし、いろんな表現に使えますから、ぜひいろいろ使ってみてください。

©2024 暁なつめ・三嶋0 96 くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会 ©2018 鎌池和馬/冬川基/KADOKAWA/PROJECT-RAILGUN T

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