【PR】あの「大丸松坂屋百貨店」も参戦!初心者でも楽しめる “3Dアバター”の世界をゼロから解説【VRChat】
2024.06.05あの「大丸松坂屋百貨店」がアバターを発売!? その真意に迫る
そんな盛り上がりを見せる3Dアバター文化には企業の参入も増え、近年では「大丸松坂屋百貨店」というビックネームも名を連ねています。 長年、現実空間のファッションを牽引してきた彼らが、バーチャル文化の中心とも言えるオリジナルアバターの制作・販売に挑んだのです。
冒頭の写真こそ、大丸松坂屋百貨店が発売した3Dアバターを着用し『VRChat』の中でリアルタイムに撮影したものでした。実際に体を使ってアバターを動かし、バーチャル空間で協力しながら美麗な写真撮影を行えるとなれば、ワクワクしてきませんか!?
大丸松坂屋百貨店が発売中の3Dアバターはこちらから購入できるぞ!
▶大丸・松坂屋アバター販売公式:https://dm-avatar.booth.pm/
大丸松坂屋百貨店が制作した3Dアバターは2024年4月の時点で全12体。段階的に発表されたオリジナルアバターの最後を飾ったのは『玲來(れいら)』、『零韻(れいん)』です。なんと、あの『Ado』のイメージディレクターを務めたORIHARA氏をイラストレーターに迎えており、そこから3Dモデルへと組み上げていったという意欲的なプロジェクトです。
なぜ、百貨店である大丸松坂屋百貨店がこうした挑戦へ踏み切ったのでしょうか?
Q.
3Dアバター市場に参入してきたのはどういった狙いからですか?
A.
私たちは「新世代のクリエイターエコノミーの構築」に挑戦しています。リアルかバーチャルかを問わず、クリエイターと一緒に丁寧な仕事をすることが、弊社らしさであると思っています。
実は、1953年に大丸はクリスチャン・ディオールと独占契約をしました。当時、海外デザイナーとの提携は日本初で、各地でファッションショーを開催しました。当時はまだ和装が多かった時代、ほとんどの日本人にとってクリスチャン・ディオールは「未知の存在」だったと思いますが、それに対して、大丸はクリスチャン・ディオールと一緒に日本でその価値を高め、展開していきました。日本で初めて海外デザイナーと提携し、ここから日本に海外デザイナーという存在や海外ブランドが広がっていったきっかけとなったのです。
そこから70年を経て、私たちはまた未知の可能性に挑戦するアバターのクリエイターたち、つまり3DCGモデラーや3DCGデザイナーなどと協業しています。あのときと同じように、今の日本人にアバターやそれを制作するクリエイターはまだほとんど知られていないなかで、クリエイターとの価値共創を通じて、生活者の暮らしを彩り豊かにすること、そして最先端のクリエイターと一緒に良いものをしっかり広めていくことは、非常に大丸・松坂屋らしいことです。私たちのDNAが、巡り巡って、今メタバース事業となっていると感じています。
Q.
「玲來」「零韻」について、デザイン上でこだわったポイント/苦労したポイントをお教えください。
A.
制作してきた12体は”正装”を共通コンセプトに制作し、中でも第3弾の玲來と零韻は、これまでの経験を活かした、言わば集大成のような作品になったと思います。
玲來のイラストはAdoのイメージディレクターを務めるORIHARA氏にお願いしました。ORIHARA氏の持つ妖しさや美しさ、儚さや仄暗さを、バーチャル上の”正装”で表現していただきました。クラシック、ロリータをコンセプトとする玲來は、全身をシックな黒い衣装で包み、インナーや細かなアクセサリー類にもアシンメトリーを強く効かせたこだわりのデザインです。きょうだい設定となる玲來と零韻には共通して衣装にチェーンがデザインされており、細かい設定までこだわりました。上着はジャケットとケープが組み合わさった複雑な構造をしていて、ケープと複数のチェーンが破綻しないように調整するのが制作で苦労したポイントです(破綻:アバターを動かしたときに腕が服を貫通してしまったり、服が不自然な動き方になってしまうこと)。
Q.
3Dアバター/ファッションは、ホビージャパンの読者(プラモデルやフィギュアが好きなユーザー)に刺さると思いますか?
A.
はい!
Q.
そのままでもクオリティが非常に高いものとなっていますが、あえてカスタムするなら、具体的にどういった箇所がオススメですか?
A.
大丸・松坂屋アバター販売公式ではアバターの衣装単体でも販売をしています。12体のアバターは6種類のボディサイズで作成されており、サイズに合った衣装をご購入いただくことで、簡単に着せ替えが可能になります。高品質の衣装を簡単に着せ替えができるだけではなく、テクスチャを改変することで色を変えてオリジナリティを楽しむことができます。
大丸・松坂屋アバター販売のメンバーには「龍青」の衣装を「瑚紅姫」に着せ変えて、イメージカラーに改変をして楽しんでいるメンバーもいます!(大丸・松坂屋アバター販売のスタッフアカウントはゴレンジャーを意識してつくっています笑)
『VRChat』はVR機器がなくても大丈夫! アバター文化へ飛び込もう!
アバター文化で盛り上がりを見せるバーチャル空間……『VRChat』! なんだか難しそうなイメージがあるかもしれませんが、一般的なゲームが動くPCさえあれば、VR機器がなくても遊べます。
もちろんPCディスプレイに表示される映像での参加とはなりますが、『VRChat』そのものは無料でSteamからインストールできますので、まずは気軽に始めてみましょう!
具体的な『VRChat』のはじめかたや、3Dアバターの準備方法、個性を出すための知識などは、VR文化の専門Webメディア『バーチャルライフマガジン』が解説していますので、ぜひご覧ください!
©大丸・松坂屋アバター販売公式
Trasque(トラスク)
Webライター。VR文化・イベントの取材を通し、当事者の今を記録している。PCゲームレビューやゲーム会社・イベントの取材実績あり。