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『DX 超合金魂 メカゴジラ 1974』が登場!ディテールの追求とライト&サウンドで劇中シーンを再現!

2024.05.31

超合金の魂【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2024年7月号(5月24日発売)

  続々と情報解禁されていく超合金50周年アイテム。DX超合金魂からは、『ゴジラ対メカゴジラ』に登場したメカゴジラを紹介。
(構成/池田元気、文/五十嵐浩司・池田元気[TARKUS])

●発売元/BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部


ライト&サウンドで劇中シーンを再現できるメカゴジラ 1974が登場!!

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 

 メカゴジラとは、映画『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年公開)で大宇宙ブラックホール第3惑星人の地球征服計画の切り札として作られたサイボーグ怪獣。劇中では、全身に搭載された多彩な武器でゴジラやキングシーサーを圧倒した。
 超合金とメカゴジラは、今年でともに50周年を迎えるということで、DX超合金魂初の特撮ロボットとして、メカゴジラの商品化が決定!! 頭部と胸には発光LED、首には音声IC用のスピーカーを内蔵。メカゴジラの初登場時のSE、咆哮や攻撃および命中時の音声だけでなく、印象的なBGM「M9(メカゴジラ現る)」が収録されている。音声・発光ギミックと一緒にBGMも流すことで、劇中のメカゴジラの活躍を余すことなく反芻できるのだ。さらに専用パーツを使うことで飛行形態に変化する。まさにメカゴジラ50thを飾るにふさわしいアイテムとなった。

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 ポピーより1978年に発売された超合金メカゴジラと並べ
▲ポピーより1978年に発売された超合金メカゴジラと並べてみた。全高27㎝のボリュームもさることながら、47年間の技術の集約が「DX超合金魂メカゴジラ1974」から感じられる

資料を基に調査と検証を行い、ディテールを徹底追求!!

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 台座にセットした状態

 台座にセットした状態。『ゴジラ対メカゴジラ』で沖縄県南城市玉泉洞奥の秘密ドックにて、出撃の時を待つメカゴジラを彷彿させる。今回、DX超合金魂メカゴジラの企画を進めるにあたり、スタッフは多くの資料や識者の知見をもとに、劇中のメカゴジラを再現したという。こだわりの造形ポイントを紹介していこう。

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 リアビュー
▲リアビューにも検証が行われており、リベットを再現するためにスライド成型を多用しているという。左側上から5番目の背ビレには電源スイッチが設けられている
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 横
▲中央、上から5番目の背ビレがクロスアタックビーム用スイッチになっている。背ビレを発動スイッチにすることで、外見的にスイッチが目立たないように設計されているのだ
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 顔アップ
▲︎頭部の両目、両耳、歯にはクリアーパーツを使用。歯がクリアーで造形されているのは、撮影時に使用された頭部のひとつが透明アクリル素材の歯だったことに由来する。口のミサイルの塗装にも注目したい
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 胸部
▲胸部。メカゴジラ1974の特徴でもある首の下のランプはクリアーパーツを使用している。腹部内部にはクロスアタックビーム用に発光するLEDを内蔵している
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 フィンガーミサイルを発射するハンドパーツ
▲フィンガーミサイルを発射するハンドパーツ。弾頭部分も丁寧に造形されている。上腕には赤く塗られたMGマークが確認できる
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 脚部
▲脚部。両ヒザのジャバラ状を再現するために、関節には複数の板状のパーツが挟み込まれており、ヒザの動きに連動して可動する
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 付属のディスプレイベース
▲付属のディスプレイベースは、メカゴジラが格納されていた玉泉洞秘密基地の設置台をイメージしたデザインになっている。メカゴジラの尻尾を支えるための補助台座も同梱される

頭部の角度を変更しながらスペースビームギミックが作動!!

 ゴジラとキングシーサーに挟み撃ちにされたメカゴジラが、首を180度回転させてスペースビームを発射し、クロスアタックビームやフィンガーミサイルを乱射するシーンは屈指の名場面である。DX超合金魂は頭部内LEDと導光パーツの配置を工夫して、手動で首を回しながら発光を楽しめるようになっている。

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 頭部は360度の全方位回転が可能
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 頭部は360度の全方位回転両目は同様に発光・点滅

▲頭部は360度の全方位回転が可能。どの角度でも両目は同様に発光・点滅する

専用パーツで飛行形態へ変化

 メカゴジラの飛行形態は劇中ではミニチュア飛び人形を使用しているが、DX超合金魂では頭部と尻尾を専用パーツに差し替えることで飛行形態へ変化。尻尾がまっすぐになることで、全長約31cmのボリュームとなった。もちろん、飛行時の効果音も収録されている。

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 頭部と尻尾のパーツを交換した飛行形態
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 頭部と尻尾のパーツを交換した飛行形態リアビュー

▲頭部と尻尾のパーツを交換した飛行形態。関節可動を活かして、腕と足も水平に近い角度まで伸ばしている

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 飛行形態に差し替えられた頭部の専用パーツ
▲飛行形態に差し替えられた頭部の専用パーツ。劇中の飛び人形をモデルに造形が行われている。この形態でも両目は発光する
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 両目が発光しつつ、飛行時の効果音も同時に鳴らす
▲背ビレのスイッチを押すことで両目が発光しつつ、飛行時の効果音も同時に鳴らすことができる

対ゴジラ用サイボーグ怪獣・メカゴジラの武器一覧

 クロスアタックビーム 

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 胸部のハッチが開く
▲背ビレ中央、上から5番目の背ビレのスイッチを押すと胸部のハッチが開き、内部の発光LEDが現れる。同時にLEDが点灯し、クロスアタックビームの効果音が鳴り響く。さらにスイッチを離すと、着弾爆撃音が鳴るのだ
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 胸部のハッチが開きLEDが点灯
▲胸のハッチは劇中同様に開く。内部も映像同様の造形になっているのが確認できる

 スペースビーム 

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 両目発光赤
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 両目発光オレンジ
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 両目発光ピンク
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 両目発光緑

▲︎右側上から3番目の背ビレを押すと、サウンドとともに、両目がマルチカラーで発光し、虹色の光線スペースビームを再現。スイッチを離すと、着弾爆撃音が鳴る。発光パターンは、計10色ものカラーバリエーションが搭載されている

 ディフェンスネオバリヤー 

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 両目が青く明滅発光

▲右側上から4番目の背ビレを押すと、ディフェンスネオバリヤーの専用サウンドとともに両目が青く明滅発光する。頭部がどの方位に向いていても同様の演出を行える

 フィンガーミサイル 

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 フィンガーミサイル発射の構え前
DX超合金魂 メカゴジラ 1974 フィンガーミサイル発射の構え

▲︎両手にスプリングが内蔵されており、ワンタッチで手が90度横向きになってフィンガーミサイル発射の構えとなる。さらに左側上から3番目の背ビレを押せば、フィンガーミサイルの発射サウンドが鳴り響くのだ

DX超合金魂 メカゴジラ 1974

●39600円、12月予定●約27cm


超合金メカゴジラヒストリー

 1970年代後半、特撮キャラクターのリバイバルブームが起きるなか、ポピーより超合金としてメカゴジラが発売された。ダイキャスト玩具として先行していたZ合金ジンクロン版が1974版であるのに対し、ポピーは1975版となっていた。この後、2003年にハイターゲット向けの超合金メカゴジラ1974が商品化。2009年には全高約50cmの全自動遠隔操作ロボット怪獣メカゴジラ1974も限定販売されている。

DX超合金魂 メカゴジラ 1974 超合金メカゴジラ
▲超合金メカゴジラ。商品そのものは1975年版だが、パッケージの写真は1974版を使用していた。胸と腕からミサイルを撃ち、ハンドパーツも発射できる
プレミアム バンダイ

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