『NG 騎士ラムネ&40』よりキングスカッシャーが34年ぶりにキット化! 輝く塗装と後ハメ加工で猛烈にカッコ良く仕上げる!
2024.06.10キングスカッシャー 【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2024年7月号(5月24日発売)
シュパーン!最新設計で復活2体の守護騎士を熱血レビュー!
俺は今、猛烈に感動しているっ! ということで、平成初期のアニメ『NG 騎士ラムネ&40』(1990)の主役メカ、キングスカッシャーとクイーンサイダロンが34年ぶりにまさかまさかの再プラキット化。2体ともにサムライオン、ヤリパンサーにシームレスに変形する驚愕のギミックを備えつつ、フル可動でカッコイイポーズがとれる全身の関節設計はファン必見! 今回はリアルタイム視聴世代モデラーふたりを召喚。後ハメ加工やきれいな塗装で往年の名作を懐かしんでみたぞ。
キングスカッシャー
サムライオン
■選ばれし勇者ラムネスここに来たれり!
放映から34年の時を経て、シュパーン! キングスカッシャー復活! いやー懐かしい、当時大好きでした。今回は塗装に注力して製作しております。
組み立て自体は簡単な部類だと思いますが、サムライオンに変形することを考慮して調整しています。とくにライオンの頭が胴体に入っている部分を可動させると胴体部分に擦れる恐れがありますので、干渉する部位は丁寧に削り込んでパーツが当たらないように加工。とはいえ、あまりオーバーにクリアランス調整すると隙間が空きすぎて見映えに影響したりパーツがピタっと閉じなくなったりする可能性があるのでほどほどに留めています。
ヒザ関節などの可動が多い部分は塗装前に軸にマスキングテープを貼って養生しますが、それでも固い箇所があったら軸をデザインナイフでカンナがけして調整。変形メカは可動のスムーズさだけでなくポージングの際の保持力も必要になるので調整が難しいですが、ほどよい渋みの塩梅を探って軸調整をしておくと効果的です。
■俺は今、猛烈に塗装しているっ!
パーツ処理が終わったら塗装に入ります。コンセプトは過去いくつか玩具で発売されていた金ピカを目指しています。金色成型色の箇所はGX2番 ウイノーブラックを下地にガイアノーツ スターブライトゴールドを、黄色の成型色は同下地にタミヤラッカー チタンゴールドを塗装後に48番 クリアーイエローでいわゆるキャンディ塗装をしています。青成型色も同様にガイアカラー サーフェイサーエヴォ スカイブルーから80番 コバルトブルー、その上からGX216番 GXメタルダークブルーを塗り、最後にガイアカラー クリアーブルーで閉じます。
関節や装甲の塗り分けはGX218番 グラファイトブラックで、こちらも若干メタリック感が乗るような塗料をチョイスしています。銀色部はガイアカラー Ex-シルバーです。
全身メタリック塗装は必ず下地に光沢を敷かないといけないので手数がどうしても増えますが、そのぶん完成品のメタリック感が満足度が高い仕上がりになると思います。
ぜひ自分の1等賞をめざしてがんばって製作してみてください!(ハイ!)
MODEROID キングスカッシャー
●発売元/グッドスマイルカンパニー●5500 円、発売中●約12.5cm●プラキット
今回はここまで!
次回は、ファジー製作のクイーンサイダロン作例をご紹介します。お楽しみに!
\次回はコチラ/
公開は明日(2024年6月11日)の17時から!
漆黒の守護騎士
ⓒASHI PRODUCTIONS 1990
Rikka(リッカ)
ハイレベルな塗装技術でガールズプラモからキャラクターモデルまで美しく仕上げるオールラウンダー。